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全日本最速店長日記④

【2017年ツインリンクもてぎ100kmサイクルマラソンと自転車レースの暗黙のルール】

◆年明け恒例のレース

数年前まで正月三が日は箱根駅伝を見ながらのんびり家で過ごすことが普通でしたが、3年前からこの【ツインリンクもてぎ100kmサイクルマラソン】に出場し始め、4回目を迎え新春恒例のレースになりつつあります。2016年の同レースでは前に3人の逃げができ、集団頭の4位だったので今年こそは優勝を目指したいところです。

大集団でスプリントするレースも数少ないので、このレースは集団スプリントを制して優勝してみたい!なので今年も集団待機を決め込みます。練習不足と体重増加の不安もあり、あまり調子は良くないだろうと思っていました。

しかしレースが始まってみるとやけに調子が良い。多分睡眠時間をしっかりと取れたおかげだと思います。普段なかなか睡眠時間取れない方が多いと思いますが、狙っているレース前は意識的に睡眠に多めの時間を割り当てることをおすすめします。

◆序盤のローリングスタート

スタート20分前にスタート地点に並んだが既に前には300名ほどの人の山。端の方に陣取り約半周かけてローリングスタート中に一番前まで上がりました。序盤に落車が多いこのレースでは風の抵抗を受けてでも集団前方にいるのが得策です。今回も序盤は上手く乗り切れました。

エンデューロレース系によくあるローリングスタートですが、ゆっくり走っているのに何故か落車が多い。その理由は、
①ゆっくり走るゆえに様々な脚力・技術の人が同じ集団を形成して不安定になる。
②自分の技術(パーソナルエリア)以上に集団が密集する。(集団走行に慣れると集団の密集度は高くなります。)
③道幅一杯に選手が広がりコースが見渡せず、カーブで取るべきラインが見えない。通常アウト側ならカーブを大回りしてアウト側、逆にイン側であればイン側を走るのですが、真ん中辺りの人はコースが選手で埋め尽くされているので上手くトレースできずに、結果コーナー外側に人が詰まってしまい接触落車が起こってしまうのです。
これを回避するには、コースの試走の時に危険箇所、カーブの深さ、長さを把握しておくことや慌てず車間をとることが重要になります。

◆今年もまた逃げ集団発生

強風吹き荒れる中、レース中盤で少人数の逃げが発生しました。どんどん差が開いたので、どうやら強力なメンバーで構成されているようです。私も時々先頭交代に加わり大集団のペース維持に協力します。しかしラスト4周になっても逃げと大集団の差は約45秒。逃げのペースは落ちないので追いつくのは難しいのですが、ラスト3、4周はなるべく前方を牽き、ラスト2周で少しペースアップして行けそうな選手を前の追走を目論む。が、1人飛び出す形になり、断念しました。

逃げ集団からパラパラと遅れた人々が降ってきて、次々大集団は吸収する。私は先程の飛び出しのときに乱れた息を少し整えラストのスプリントへ、最終コーナーを抜けたら追い風なのでそこでの順位でほぼ決まります。理想の形でコーナーを抜け大集団トップでゴールしました。しかし前の逃げは3人が最後まで生き残り、結局私は今年もなんと4位入賞ということに!優勝はまた来年以降の楽しみということで。


◆自転車レースでの暗黙のルールを知る

私は自転車を初めて1年ほどはチームに所属せずに単独で走っていました。無謀にも最初から高いレベルのレースに挑んでいたのですが、右も左も分からず体力だけに頼った走りは、今考えてみると危ない動きをする要注意人物と見られていたかも知れません。当時は落車をしなかったのは幸いでしたが、大きな怪我をしたりさせたりする前にサイクルテクニックのセミナーを受けたり、チームに所属することをおすすめしますね。というのも自転車レースは暗黙のルールが存在するからです。例えば先頭交代の方法、タイミング斜行せずに列を乱さず走るコーナリングでの追い越し等、1人で走っていては分からないこと、文字だけではお伝えしきれないことがチームで学べます。これは決まりではないので、必ず守らなければいけないということはないのですが、レースやイベントを走る上でのエチケットになります。レースを安全に楽しむには、路上を走る時の交通ルール同様に知っておくことがあるのです。
私のお店「エイジサイクル」でもチーム「MIVRO」を結成して皆レース・イベントを楽しんでいます。チーム員も募集中です。各自のかかげる「挑戦」をモットーにしたチームです。いい意味で体育会系です。お待ちしております!

自由奔放に生きる私を、知っていただければ嬉しいです。 サポートいただいたお金は今後のチャレンジのネタ作りに活用させていただきたいと思います。 心強いサポートお待ちしております!