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ワーケーション関連

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大学院の修論でワーケーション研究を進めており、調べたりよもやまをまとめてみます。
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記事一覧

【レポートメモ】長野県千曲市ふろしきやワーケーションの取組み(参加者伊藤さんver)

この記事の第2弾。 千曲市のワーケーションに関してのレポート。今度は参加者であり社会学者として博士課程に所属されている伊藤さんのレポートを。 伊藤さんのレポート(自前メディアに掲載)※全文はフォーム登録後DLが必要。 Abstract印象に残ったところワーケーションに関する先行研究や各種調査数は未だ少なく、その多くが概念整理や実践者ではない非実践者への希望調査にとどまっている。 印象調査と分析はエクスペディア・ジャパンや日本旅行、山梨大学田中研究室などが実施。 ワー

【レポートメモ】長野県千曲市ふろしきやワーケーションの取組み(田村さんver)

いろいろと全般動向とかマクロ目に見ている一方で、局地的な取組みとしてケースにしたいなと考えていた千曲市のワーケーション事例。キープレイヤーの「ふろしきや」田村さんと参加者の社会学者の伊藤さん(次記事予定)という方のレポートを2本読んだのでざっとメモしておきたい。 田村さんのレポート(都市とガバナンス)直リンはこちら↓ https://www.toshi.or.jp/app-def/wp/wp-content/uploads/2021/10/reportg36_3_4.pd

【記事アーカイブと感想メモ】ワーケーション自治体協議会のこれまで

続いてもC-NETの記事から。同じく桐明氏がインタビューに答えている記事で、ワーケーションの自治体の連合である「ワーケーション自治体協議会」についての記事。 コメントメモスタート時は和歌山県と長野県が音頭とったというのはほかにも記載があったけど、和歌山県は総務省官僚が入っていることもあってか?よりリーダーシップ発揮している印象がある。 交付金を受けるにいたった働きかけは見事。ここにおいてこそ、自治体がリードする意義があったのではないだろうかと。 思った以上にWAJにぞく

【記事アーカイブと感想メモ】和歌山県とワーケーション

ワーケーションのシーネットの記事がなかなか読ませるので記録がてら。 和歌山県情報政策課長でワーケーション自治体協議会事務局なども務める桐明祐治氏に、和歌山のワーケーションの特徴や狙いについて聞いた、という記事。  和歌山県のワーケーションには3つの変遷があると桐明氏。 和歌山県の特徴は「オーダーメイド型」とした。企業ごとのニーズに答える必要性がモニターツアーでわかった結果ということ。 オーダーメイドのワーケーションの例。 コメントメモ自治体が音頭とって振り付けまで行動

【論文レビュー】日本型ワーケーションの効果と課題:田中,石山(2020)

いまのところ一番まとまっているワーケーション関連の論文としてこちらを精読してみむ。なお最後のコメント以外に、文中(※)の点は私見メモが入っている。もしくは末尾でのコメントを行っている。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jafit/27/0/27_113/_article/-char/ja Abstract目的先行研究のレビューと日本特有の状況を取り込んだうえでワーケーションの分類と再定義を行うとともに、ワーケーションに関するそれぞ

『ワーケーションの教科書』(長田英和著)のまとめからさらに搾るゾナ

効率的ではないが、底本を読み込むことで問題意識をハッキリさせたいと思い、この本を読み込んでみた。集中力が最近ないので「作業」によってみたかったこともある。Markdown記述も練習してみようと思ってやってみた。はてな記法のほうが楽なんだが、慣れだと思うし、汎用性がないのでMarkdown練習中。 長田氏は現在はAirbnbの執行役員だが、コンサルとか地方の市議会議員もやっていたという異色な方。研究者本がまだないので、一番まとまりがあったこの本をもとに見てみた。コンサルの人と

【研究】今日みつけたワーケーションリリース(2022-02-11)

四方山ながら、グーグルアラートで飛んでくるレベルでのワーケーション記事をリスト化していくことにする。不定期に。 だいたいPRTIMESのもの。ワーケーションで検索すると本日時点で2458件もある。百花繚乱です。ワーケーション。働くと休暇を融合するというのは、これまでの就業感覚からすると二律背反的にも感じる点はある。ゴルフって…とか個別アクティビティの意味は趣味嗜好という範疇しかなく意味づけもない感じ。