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アウトプットが関わる場での「信頼できる人」とは何かと、「信頼性アップ」のために何をするべきか

信頼できる人とはどのような人でしょうか。

頼りになる人、仕事ができる人、気遣いを忘れない人。いろいろなイメージがありますよね。頭の中に特定の方の顔が浮かんだ方も多いのではないかと思います。

一方で、そんな「できる人」でないと信頼性がないのかというと、そんなことはないよね、と思っています。

社会人になりたての人にだってお仕事面で信頼できる人は多くいらっしゃいますし、能力が高いからイコール信頼できる人、という分けでもなさそうです。

お疲れを言い訳にしてしまいましたが、先日仕事でなかなかなミスをしてしまいました。その時に頭の中にフラッシュバックでこの信頼性に関するお話が思い返されまして、タダでは起きないぞとまとめてみることにしました。

今日は、そんな信頼に関するお話です。

信頼性の定義

私たちが信頼できる人に何を求めているか、から考えてみましょう。

信頼性が問題となるときってどんな場合かなと考えてみると、少なくとも仕事のように、その人からのアウトプットに対して何らかの期待がある場合にはその信頼性が重要になってくるのです。

この期待が大きければ大きいほど、それに応えてくれる人には能力が求められるわけですが、そもそも期待が大きくなければそれに応えるのにそこまでの能力は必要なかったりもします。

なので、信頼できる人に求められる能力は、期待値次第ということになります。

では、期待という点から考えて、我々が信頼できる人に何を求めているのかというと、「設定した期待値をきっちりと満たしてくれる人」なわけですよね。

アウトプットの質にブレがなくて、あることをお願いしたら、多くの場合でそれを満たしてくれる人が信頼できる人なわけです。

それって、「予測できる人」なのではないでしょうか。自分が期待値を適切に設定できる人であり、かつ、そのひとからのアウトプットがその期待値をしっかりと満たしてくれると予測できる人、ということです。

つまり、「信頼性」とは「予測可能性」なのです。

信頼性のマネジメント

「信頼性」というばくっとした概念を、「予測可能性」と言い換えることができれば、信頼性をマネジメントすることもできるようになります。

つまり、期待値にあったアウトプットを出せば良いのですから、期待値をコントロールするか、アウトプットをコントロールするをすれば良いのです。

奇しくもミスをする直前のnoteで、期待値マネジメントに関することを書いていましたが、この期待値マネジメントはそのまま信頼性のマネジメントに繋がります。

信頼性のマネジメントは、過度に期待されることを避けることであり、期待されてしまったらそれを満たすように全力を尽くすことです。

そのため、信頼性のマネジメントにおいて、日頃のコミュニケーションはとても大切です。

相手がどういう人かよりクリアに分かっていればお互いに過剰な期待をすることはなくなってきますので、お互いの予測可能性が高まる=お互いの信頼性が高まる、ということです。

社会人になりたての方や、中途入社の方の不利な点はここにあります。まだ、自分がどういう人か分かってもらえていない段階では、期待値が能力に対して適切に設定されないことが多いのです。

対策は次のセクションで。ちなみに、期待値マネジメントのお話については、どうぞこちらもご覧頂けますと嬉しいです。

信頼できる人になる方法

ということで、予測可能性を上げることが、信頼できる人になることだ、というわけです。そして、この予測可能性を上げるためには一貫性が有効です。

例えば、全く予測できないことをする可能性がある人と、自分が思っている範囲の行動で収まる人では、後者の人に仕事をお願いしやすいものです。

また、このnoteでも同じで、トピックや投稿タイミング、質がバラバラな人よりも、それらがある程度の範囲で収まっている人の方がフォローしやすかったりします。

つまりは、相手に対してなるべく一貫したメッセージを渡すことによって、こちらの思っている通りの期待をしてもらう、ということが予測可能性を高める=信頼できる人になる、ということなのです。

一つ前のセクションの、社会人になりたての人や中途入社の人の例で言うと、入社前の履歴書や面接コミュニケーションで期待値設定は既に始まっているということを認識するのが大事だと思います。

入社時には既に、「サークルで部長をやっていた/プロジェクトリーダーをやってた=リーダーシップを取ることができる」という期待値が出来上がっています。

既に設定された期待値に対しては、それに応えなければ予測可能性が落ちてしまうので、言ってしまった以上はやらなければならないのです。

面接で明るい雰囲気を出したのならば職場でもそのように明るくすることが求められていますし、チームワーカーと思われていそうでしたらやはりそう振る舞うことが必要になります。

期待値の修正は、コミュニケーションを重ねて、少しずつ行っていく必要があります。がっかりを起こさないように、上手く予測の方向性を修正していくのです。

その意味でも、やっぱり第一印象は今後の期待値の基になるので大事なのでしょうね。

まとめ

ということで、信頼性とは予測可能性だよね、というお話でした。

私も仕事においては、ボスとのコミュニケーションはもちろん、初めての人と一緒に働く場合には、大分気を遣います。

最初のイメージというものは、後々の期待値に繋がりやすいものなので、あまり飛ばしすぎると毎回飛ばすことを期待されてしまうのです。

シメにこのお話で良いのか若干疑問ではありますが、北斗の拳の次回予告問題というものがあります。

次回予告の際に、声優の千葉さんがテンションを上げてナレーションしたらウケてしまい、次回でのテンションアップを視聴者からどんどん期待されてしまったというお話です。

一度テンションをわざと下げてみたところ、視聴者からの厳しいお叱りを受けて、最終回ではもはや脳しんとう状態で録音してたぐらいなそうな。

皆さまは、脳しんとうを起こさないように、上手く信頼できる人になって下さいませ。

ではでは。


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