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Vol3:今週印象に残ったマーケティング関連記事・ニュースをまとめておく

こんにちは、広告屋のエルモ(@elmo_marketing)です。

今週読んだネット記事から、印象に残ったマーケティングに関連するトピックを紹介していきます。

※このマガジンについて※
役に立つユニークなニュースや記事でも、動きが速いネット世界では、タイムライン上のフロー情報で終わり、なかなかストック化されていないのではないでしょうか?

こちらのマガジンでは、毎週目に私の目に留まったマーケティングニュースを、独断と偏見でひとつのマガジンにまとめご紹介します。
ファクトや定量データなど、マーケターとして引き出しの数が増えるような情報をできるだけ盛り込んでいきます。

ではでは、8月3週目、印象に残った記事を紹介していきます。

廃棄前提おじさん騒動で考える、巻き込み炎上の唯一の対処法

お盆前に「#廃棄前提おじさん」がtwitterで燃えに燃えたのは、きっとご存知な話。

古くから情報発信をされている徳力さんが、この廃棄前提おじさん騒動を踏まえて、炎上の対処法についてまとめられています。

「炎上を恐れる企業と炎上を恐れない個人の分断」の構造的な問題は、知っておいた方が良いかと。必読です。

「施策のフィルターを外せ」。神楽坂のbarで出会ったツイ廃おじさんから、古くて新しい、マーケティングに大切なことを教えてもらった話。

続いて、謎のツイッタラーJさんの記事。

以下の文章は、目から鱗の発見でした。

自分がファンなものってさ、10個もないよね。僕もそう、あなたもそう、お隣の方もきっとそう。人には可処分所得と可処分時間があるから、一度にたくさんのファンにはなれないんだよ。これから野球チームのファンになってくれって言われたって僕は無理だもん、そんな時間はない。

じゃあ、「ファンを増やします」って言ってる企業は、いったいどうやって限られた可処分時間・可処分所得に入り込もうとしてるんだろうね?

ファンマーケティング、UGCを生み出すマーケ施策が近頃のバズワードですが、そもそもファンもUGCもそう簡単には生まれるものではありません。

この前提に立った上で、「マーケティング施策を考え、相手に寄り添っていく必要がある」、そう思わされる記事でした。

個人的には、ファンマーケのコツは「まずは3秒だけ相手に役に立つ」だと思っています。内緒ですよ。

FacebookとP&Gでの経験から気づいた「データ分析の罠」

3番目の紹介になりましたが、今週一番うなった記事がこちら。

データと向き合うときは、つねに「見せかけの因果に騙されて、意思決定を誤っていないか?」と自問自答する必要があると再確認させられました。

記事について言及するのが憚れるくらいの良記事なので、自分で読んでくださいw 

解説はなし!

Nikeに学ぶOMO

続いて、D2CブランドとしてNikeを見たnote記事です。

Apple WatchにNikeモデルがあるくらいなので、なんとなく「NikeはDXが進んでいそう」とは思っていましたが、予想以上でした。

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OMO店舗とアプリによって顧客のLTV向上を図ろうとした際、顧客との繋がりにおいて、アプリなどのデジタル接点はテックタッチである一方、店舗などの人接点はハイタッチである必要があるのです。そしてそれは、高い体験価値や感情価値、信頼醸成を伴うものでなければなりません。

デジタルとオフラインの役割を明確に分け、Nikeアプリがオンとオフの接着剤になっている話は非常に面白かったです。

ここまでD2Cをうまく進めている大企業はほかにないのではないでしょうか?

Instagramの新機能「リール」を1週間試して合計180万回再生突破「TikTok」との違いを考察してみる

Instagramの新機能「リール」を一週間試した実際の体験談を文章に起こしてくれた記事。

リールの機能が追加されてから1週間だが、フォロワー数500名弱の運用アカウントで、トータルで180万回以上再生されている。リーチしたアカウント数では、この1週間で35万名を突破し、インプレッションでは48万回を超えた。

筆者の佐藤さんは、フォロワー数の70倍以上のアカウントにリーチできていることについて、一種のボーナス期間だと捉えているそう。

僕も同意でして、新しいサービスがローンチされた瞬間は、先行者利益で一気に影響力を獲得できるチャンスだと思っています。(ここはまた今度詳しくnoteに書きます。)

引き続き、tiktok vs Facebookの戦いも見逃せないようです。

ギャンブラーの誤謬(次こそは心理):行動経済学とデザイン27

たくさんのユーザーに使われているサービスは、「次こそは当たる気がする」という心理をハックし、ギャンブル要素を盛り込んでいるとお気づきでしょうか?

noteやtwitterなどのソーシャルメディアもそうです。

「次こそは有益な情報が手に入る」と思い、5分に一回スマホを手に取ってしまう、なんてことはありませんか。

このギャンブル性を伴った仕掛けは、日に何度も何度もアプリを開かせるために作られています。

そう考えてみると、1日一回読めば満足する新聞というのは、ユーザーのためを思った親切なメディアなんだなと思いますね。新聞には、SNSほど中毒性がないので、可処分時間を大量に奪われることはありませんから。


今日から使える教訓を書いておくと、、、

「自分が仕掛ける側ならギャンブラーの誤謬をうまく活用し、自分の生産性を高めるためにはギャンブラーの誤謬を回避する。」でしょうか。

ちょっとセコいようにも見えますが、知識は使いようです!

サイバーエージェント藤田社長のブログ:週110時間労働

こちらは、超古い記事。23年前のサイバーエージェント藤田さんのブログです。(笑) twitterで見つけました。

サイバーエージェントの創業期は、「平日は朝9時から夜中の2時まで働いて、土日は12時間ほど働く」というもの。なかなか常軌を逸しているように見えますが、小資本がゼロイチでビジネスを軌道に乗せるには、やっぱり時間を捧げるのもひとつの手なのかもしれません。

ちなみに、藤田社長のブログは週に2,3回ほど更新されていて、どれも面白いです。「サイバー〇〇」という会社名が多すぎて、他社の看板に乗っかって商談をスムーズに進めた話は笑えました。

藤田社長、コトバを紡ぐのがうまく、コミュニケーションが上手な方なんだろうなと感じました。いつか一度会ってみたいものです。

企画屋・マーケ屋事例収集方法

最後に、twitterで見つけた有益な情報を載せておきます。

Pinterestで広告賞のアイデアシートが無料で見放題だよ!というもの。

実際に調べてみたら、本当にいろいろなアイデアがたくさん見れました。

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Piterest:
URL→https://www.pinterest.jp/

是非一度覗いてみてください。

それでは、今週はこのあたりでおしまいです。

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@elmo_marketing

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