「速さ」こそが最強のコミュニケーション術
今日は、「速さ」こそが最大の誠意、親切心、コミュニケーション術だという話について。
昨日、こういうツイートをしました。
このツイートでは「人間力」と書いちゃいましたが、本質は「速さ」にあります。
ぶっちゃけ、ビジネススコミュニケーションを進めるうえで「速いこと」は、それだけで強い武器になります。
これは「対社外・対社内」どちらにおいても、です。
今日は、対人関係において、なぜ「速さ」が大事なのか。ポイントをまとめていきます。
最初の人が一番印象に残る
実にシンプルで、最初に話を持ち掛けた人は強く印象に残ります。
まわりが止まっている状況で、最初に行動を起こすのは非常に勇気がいる。だから、すぐに動く人は意外といません。
そんな状況の中で、アイデアや企画を持ち込まれると、上司・クライアントは嬉しいですよね。だから記憶に残りやすい。
もし仮に、後発組が企画を持ち寄っても、同じクオリティなら最初に話を持ち掛けた人に仕事がやってきます。質が同じなら、速いほうに信頼を寄せるわけです。
速さは相手に余裕を与える
僕は、コミュニケーションはプレゼントだと思っています。
「速さ」の素晴らしさは、速い分だけ相手に時間を与えることができること。
アイデアと一緒に大量の余白を与えることができれば、相手側にも試行錯誤する時間が生まれます。
アイデアを煮詰める時間、アイデアを修正する時間、間違いに気づいた後にやり直す時間、などなど。速いことで生まれた余白は、無限の選択肢を残してくれます。
逆に、締め切り寸前に受け取ったプレゼントは、相手側からすると手元にあるアイデアを選ぶ選択肢しかありません。
なので、締め切り直前に、上司に突然ボールを投げ返すのは悪手なんです。
速さは習熟度のリトマス紙
「速い」ことばかりに焦点を当てていると、仕事のクオリティが下がって、相手に迷惑をかけてしまうんじゃないか、と意見が飛んできそうです
むしろ僕は、「速さこそがクオリティの証」だと思っています。
プロ棋士の羽生善治さんは、直感についてこのように語っています。
直感は、本当に何もないところから湧き出てくるわけではない。考えて考えて、あれこれ模索した経験を前提として蓄積させておかねばならない。もがき、努力したすべての経験をいわば土壌として、そこからある瞬間、生み出されるものが直感なのだ
自然と湧き上がり、一瞬にして回路をつなげてしまうものを直感という。さらに、確信に結びつけることで、直感は初めて有効なものとなる。
速さとは結論を瞬時に出せること。結論をスピーディに出すためには、日々の思考の蓄積が不可欠。
「速い」とは、その人が日々考えていることの裏返しです。
日頃から思考を重ねているから、選択肢A、B、C、D、Eが目の前にあっても、「私はBをオススメする」と自信を持って言えるのだと思います。
【まとめ】凡人こそ「速さ」にこだわろう
ここまでの話をまとめると、
ー速いほうが相手の印象に残りやすく、
ー速いと相手に時間を与えることができ、
ー速いと能力があるように見られる
と速さは3つもメリットをもたらしてくれます。
人とのコミュニケーションは、いかに相手からの好意をハックできるか。その競争だと思っています。
速さがこれだけメリットあるなら、我々凡人は使わない手はありません。仕事のクオリティに自信がない人こそ、まずは「速さ」で相手に貢献できるようになりましょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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