情報商材が本と比べて割高な理由を考えてみた
どうも、広告マーケターのえるも(@elmo_marketing)です。
情報商材や有料noteって、普通の書籍より明らかに割高ですよね。
本は、どんな内容でも1600円ほど。骨太な本(300-500P)でも3000円が天井です。
一方のnoteは、1000字からでも1000円、高いものは数万円します。
シンプルに「情弱にモノを売っているから」と言ったら、それはその通り(笑)。でもそれでは、この議論が終わってしまうので、もう少し解像度を上げて考えてみます。
そもそも価格は、本来買い手が決めるもの
マーケティングにおいて、最終価格は消費者が決めます。
売り手からすると、売れない商品は価格を落とすか、市場から撤退するの2択を迫られます。最初は売り手が価格を決めますが、最終的には買い手である消費者が価格を決めるのです。
というのがマーケット原理なのですが、情報商材は少し事情が違います。
売り手と買い手に情報の非対称性があれば、売り手が独断で決めたプライスでもそのまま市場で受け入れられちゃうんです。
「僕が知らないとっておきの情報が、この有料noteには書かれているんじゃないだろうか??」
このような、情報への期待感、渇望を生み出せれば、売り手有利なプライシングになります。情報という商材の特性上、スマホや家電と違い明確な機能があるわけでもないので、売り手が好きに価格を決める市場になっているんです。
本より情報商材(有料note)が割高になる理由
前段が長くなりましたね。ただ、ここまで話した「売り手有利な市場」が、有料noteが高くなりがちな本質的な理由なんです。
簡単にいうと、有料noteは拡張性がなく、この場でお金を稼ぎきらないといけないので、売り手の事情で価格が高騰しがちなんです。
どういう意味でしょうか。
具体的に理由をあげるとこの2つ。
①本と違って権威性がつかない。
②情報の賞味期限が短い。
まず①権威性が有料noteにはありません。
-僕はKADOKAWAから本を出しています。
-これまで、本業のノウハウを3回に分けて出版してきました
なんて言われたら、「え、この人スゴイ人じゃん!」と思っちゃいますよね。
著者からすると、出版は、書籍そのものでお金を回収するのではなく、自分の事業を拡張するためにあるんです。
だから、血眼になってまとめたノウハウ10万字が1600円と非常に安価な価格で売られてもNO問題。出版がきっかけになって、有名になったり、新しい仕事が入ってくればOKってスタンスなんです。
一方のnoteは、noteだけで世界が完結しています。有料noteを出しても、新しい仕事も入ってこない。だから、有料note単体で収入を維持するために、売り手は価格を上げざるを得ません。
次に、②情報の賞味期限が短い。これは、今回のコロナウイルスの不況で痛感しました。
これは僕の想像でしかありませんが、これまで出た有料noteは好景気でしか通用しないノウハウが多いのではないでしょうか。市場がイケイケドンドンのときに、たまたま通用した成功事例が高価格で売られていた、これが「これまでの有料note」なんです。
完全に売り手視点ですが、有料noteは情報の賞味期限が短いから、早めに売りさばかないといけない。しかも長くは売れないから、短期間に「高く」売る必要がある。
これが有料noteが割高になりがちな本質的な理由だと思います。
逆に書籍は、来月も来年も10年後も売れる。だから1600円と安価な価格設定なんです。
情報の仕入れ方は、けんすうさんのnoteがオススメ
じゃあ、無知な自分が情報をどのように仕入れていくのか。そのヒントは、けんすうさんのnoteにノウハウがうまくまとめられています。
(※けんすうさんのnoteより転載)
この図のように、①→⑤の順番で情報を仕入れていくのがオススメとのこと。僕もその通りだと思っていて、割高な情報商材にお金をだすのは、後の話でいいわけです。
無料で素晴らしい情報がたくさん出回っているネット時代だからこそ、情報の選び方を気を付けていきたいところです。
まとめ
今日は、有料noteが割高な理由を書いてきました。
情報商材はその特性上、売り手が価格を決めやすい構造にある。
その中で売り手の事情ですが、
①本と違って権威性がつかない。
②情報の賞味期限が短い。
この2つの理由から、本に比べて有料noteは割高になりやすいって話でした。
他にもいろいろな要素があるかもしれません。抜けて落ちている要素があれば、ぜひ教えてください!!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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