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グランスタ東京新オープン!恋のカリーに心を奪われてきました

さあ!いよいよオープンしましたね!
グランスタ東京。

上京して早8年くらい。
地元秋田との往来で、新幹線に乗る前には必ず1時間前には到着して東京駅探検をしたものです。

そうでなくとも東京駅、日本橋駅、銀座、有楽町、日比谷...この辺りにスイーツを求めては頻繁に来ていましたから、私にとっては新宿駅の次に慣れ親しんだ駅です。

だから、幼い頃家族でディズニーランドに行く時には親の背中を追っていくことしかできなかったこの大迷宮も、今やどこにどのお店があるかまでほぼ把握できる自信があります。

そんなわけで、この親しみある駅の大改革には、少なからず...というかハイパーわくわくして待ち望んでおりました。

毎日コロナウイルスの感染者が増加する中での東京駅というのは恐ろしくもあり悩みましたが…でもごめんなさい!
初日の雰囲気って、人生でその日1日きりしか味わえない。
「時間をおいて空いてからでいいんじゃない?」という声もたくさん頂きましたが、私はどうしてもその初日だからこその空気を体験したかった。
ここを躊躇して「また今度」にしたら、きっと死ぬ時の心残りが1つ増えてしまうなあ、という想いがあったので、会社帰りに寄ってきました。

本当はね、有給とって朝から行きたかったですよ。
せめてフレックスとかで調整して昼から行きたかった。
でも仕事が終わらなかった…もっと頑張ってくれよ過去の自分...あと結局仕事終わってないけど定時であがっちゃった、頑張れ明日の自分......!

なんて考えながらがガタンゴトン電車に揺られているうちに、あっという間に到着。
さて、迷わずに行けるか…な...、、、え?

知ってる東京駅じゃ、無い!!!
どこどこの空いているスペースにいくつかお店をオープンするよ!の域を超えてもう別世界です。
ハウルが魔法で東京駅の模様替えをしたレベルです。

はあぁ…ははあ......感心しながら、グルグルグル。5周目くらいで、ようやく位置関係が少し分かってきました。

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残念ながらもうほぼ売り切れ!みたいなお店もありましたが、とりあえず私にとっての期待の星「Made in ピエール・エルメ」や「CACAO HUNTERS Plus」には行けました。

まぁスイーツの方はきっと後日別途語ることになるでしょうから、今回はサラリと流しましょう。

スッ...

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ジェラート全種網羅した頃に、改めて書きましょう。
今は最高、とだけ。

さてさて、せっかくなので、1カ所くらいは飲食店でがっつり食べて帰りたいですね。
ボードをチェック...お!混雑状況とか見られるのか、未来~。

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「待ちなし」と「空きあり」って何が違うんだろう......初日なのにこんなに空いてて大丈夫なのかな、やっぱりコロナの影響は大きいんだろうな……それにしても、いっぱいあるな、選べぬ.........。

結果、せっかくなので、北口改札から出てみることにしました。

*****
新宿中村屋
「恋とスパイス」

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ほぅ。
「恋」×「スパイス」
なんか...うん、確かに共通するものもあるような気がするし、絶妙に分かりやすくて分かりにくい感じが結構好きです。

新宿中村屋といえば、中華まんとか月餅が有名でしょうか。
ただ私にとってはカレーのイメージが一番強い。
大学で上京して初めて家族と行った飲食店が新宿中村屋だったので、ちょっと思い出深いお店です。

Twitterフォローしてるので、グランスタにオープンすること自体は知っていました。
スマホをババ―っとスクロールしていっても思わず目を止めるような華やかな見た目ですからね、気になってはいたんです。

うん、いいかも。
思いを巡らしていたらカレーの口になってきました。

...おっと、カレーじゃなくて、「カリー」かな。
朝の国民的ドラマで聞いた気がする。

そんなこんなで入店。
どうやら、席に着く前にタッチパネルで注文&会計を済ませてしまうよう。

使い方がいまいち分からずあたふたしてしまいましたが、ちゃんと店員さんが親切に教えてくれるから大丈夫。

「恋のチキンカリー」
「恋の野菜カリー」
「恋の豆カリー」
「幸せのビーフカリー」
「幸せのカツカリー」

「恋」か「幸せ」か。
うん、普通に食べたい方で選ぶか……。

野菜カリーにしようと思いましたが、一番上に他よりも大きくチキンカレーが載っていて。更に追いうちのように「チキンカレーがおススメです」とか言ってくる。

初めて来るお店は、やっぱりお店のイチオシを食べたいじゃないですか!
チキンにします。鳥よ、私に美味しく食われてくれ。

そして「恋盛りトッピング」か「スタンダード」を選択。

そりゃあ、「恋盛りトッピング」にしますよ。多分きっとお店のウリのひとつなんでしょう?それは是非とも体験しないと。

店内はそんなに広くはなく、私がいる時には2人席×6とくっつけての4人席×2、くらいだったかな。
横長の店内は、ちょっと電車に乗ってるような気分。

赤と黒を基調とした店内の雰囲気はちょっと高級感があって、日本橋髙島屋のジョエル・ロブションを思い出しました。

赤は「燃えるような恋」とかを表現しているのかもしれません。

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水!

そう、水です。これにちょっと感動。
影が朝顔みたいに映って綺麗~...とかじゃなくて、その香りです。

カルダモンの香りの水!

えぇ…うっそだ~と半信半疑に口に含むと、「気がする」程度じゃなくて、結構強くしっかりカルダモンの香りが広がります。

でも嫌な癖は無くて、ゴクゴク飲めちゃう。
え、この水販売して欲しい、スパイス香る水とか初めて見たんですが、どこで買えるんですか?

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渡してくれるリーフレットがこれまた結構良いデザインです。

メニューの写真も綺麗だし、基本トッピングの構成表にもなってる。

加えて幾つか説明書きがあります。
まずお店の説明。

純インド式カリー「恋と革命の味」でおなじみ新宿中村屋プロデュースのカリー専門店「恋とスパイス」。
厳選されたスパイスや上質な食材が自慢の、心にも身体にもやさしい、スパイス薫るインド風カリー。
九十年以上に渡り培ってきたレストランの調理技術を凝縮させたコク深い欧風カリー。
歴史と想いがたっぷり詰まった二種類の至福カリーをぜひご堪能ください。

そしてロゴの説明。

【無憂樹(むゆうじゅ)】
マークはインドに縁のある無憂樹の花がモチーフ。
仏教三大聖樹のひとつで、釈迦が生まれた所にあった木。
幸福の木。乙女の恋心をかなえる木。

へぇ…なんか網々してて少し和風テイストだなあくらいに思ったけど、「幸福の木」か。めっちゃお店のコンセプトに合ってる!
こういうの知ると、ちょっと愛着出てきますね~。

QRコードで「恋と革命の味」誕生秘話の漫画も読めるようです。

そしてそして!なんとびっくり、スプーンの説明です。

恋とスパイス特製【幸せのカリースプーン】
口あたりのなめらかさ、すくいやすいカーブ、重量感など、カリーをおいしく食べられるようとことんこだわった新潟県燕市産「幸せのカリースプーン」を使用。

カレーを食べるのに特化されたスプーン...存在は知っていてちょっと気になっていたけれど、使える機会が巡ってくるとは。

...と、リーフレットを読み込んでいるうちに、きました!

「恋のチキンカリー」

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ご飯に突き刺さる満月みたいなやつが恋盛りトッピング。
パパド(豆粉せんべい)です。

んんーパリパリで美味しい!
癖になります。
でもこれ、勿体ないからって後々まで残しておくと、すぐに湿ってきちゃう。それはそれで美味しいですが、やっぱりパリパリのうちに食べちゃいたいです。

ごろっと入ったチキンやカリーソースはさすが中村屋プロデュース。

こういう見た目とコンセプトに注力したようなカレーは味が二の次みたいなものも多いですが、本格派で文句なしに美味しい。

そして様々入るトッピングが「え?これカレーに入る?」というやつらばかりで口に運ぶたびに驚きがあります。

「ほうれん草ソテー」「パクチー」などそれ自体の味の個性が強いものたちが、不思議とカリーソースによく絡みます。

「揚げたまご」にスプーンを差し込むと、あぁ!卵の黄身が!ブシャっと飛び出します!
なんだろう、背徳感と嬉しさが混ざったようなドキドキ感。
これもまた、味わいに変化をもたらしてくれます。

更に!最初に説明してくれるのですが、「ポル・サンボーラ」だったかな、ココナッツのふりかけ。
見た目には地味なのでね、ふんわりココナッツの香りがするくらいかな、と思ったんですが、これがまた強い!
もちもちな日本米と混ぜながら食べます。

ココナッツ好きだから、これも単品でも買いたいかも。ご飯だけじゃなくて、色々に会いそうです。

普段あまり味わえないような食材との出会い。
食材同士の出会いでどんどん変わっていく味わいの楽しさ。

最後まで幸せな気持ちと新鮮なトキメキをくれるカリーでした。

この素敵なコンセプトや華やかな見た目に誘われてやってきた若い女の子たちや、カレーを求めてふらっと立ち寄る男性1人客など、複数の客層に分かれている印象です。

恋する乙女は心が移り変わりやすいものなので。
そんなお客さんの心をどうやってぐいと繋ぎとめておくのか、今後の新しい出会いへの工夫にも期待です。

次は欧風カリーの方もいただきに行きたいなあ。

あ、そうそう。先着400名にプレゼント、ということで中村屋のインドカリーもいただきました。ありがとうございます!

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それにしても...土日は3食スイーツにしてしまって久しぶりのしっかりとした食事だったような気がします。
やっぱり、お米は美味しいですね。

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