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積ん読してる本

 Pixivのプロフィールでは、「作業環境」としてコンピュータやモニター、ソフトなどを設定できる。いわゆる文字書き的には、あまり書くことがない項目だなあと思うのだけれど、せっかくの機能なので使いたいところ……。そんなわけで私は「机の上にあるもの」の欄に「積ん読してる本」と書いています。実際はそこらじゅうに点々と置いてあるんだけどね……。

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というわけで今回は家じゅうから積ん読してる本を持ってきて整理しようと思う。これを書くことで本の消費が進めばいいんだけどな〜。
 Amazonのリンクを貼ると写真より綺麗なので気に入っています。


・怪盗クイーンからの予告状 怪盗クイーンエピソード0

 最近買った本。ハードカバーでとてもよい。
 言わずと知れた児童小説作家、はやみねかおる先生の作品の中でも特に好きなのが『怪盗クイーン』シリーズ。そんなシリーズの最新作にして、過去のアンソロジーなどの今では手に入りにくい番外編を収録したこの本は、書店で見たときから最高! と口に出てしまうほど最高だった。
 しかし、ハードカバーは読むハードルが高いのでなかなか読み始めようという気にならない。分厚いし……。まあ読み始めたらサクサク読めちゃうのがはやみね作品のすごいところであり、好きなところだ。

・女生徒

 『乙女の本棚』という、画集と小説を合わせた絵本のようなシリーズの作品。太宰治作、イラストは今井キラさん。
 太宰治の話を聞くたびに、気持ちが悪いくらい少女の心を理解しているなあと思っていたので購入してみた。「美しいまま死にたい」とか、そういうのが好きなので……。『女生徒』はほとんど太宰じゃなくて手紙を送ってきた女の子の作品だよ、と友達に聞いたけれど、調べたらマジっぽくて驚いた。太宰ェ……という気持ちになる。
 いくら絵本風とはいえ文字が多く、またハードカバーなのでなかなか読めない。もう少し暇ができたら1日かけて読みたい。

・篠崎くんのメンテ事情(4)

 首が取れやすいサラリーマンと魔法の世界が出会う漫画。作者は鰤尾みちるさん。絵柄がとても好き。
 Pixivコミックで連載されているため毎週楽しみにしているのだが、単行本は1巻しか持っていなかった。しかし、偶然書店で見つけた4巻の帯が最高だったために4巻だけ先に買ってしまった。最初に手に取ったときは、あれ? なんでこんなに真っ黒……と思ったが裏に返してみると! ウワー!! と思ったのでつい買ってしまった。連載版で読んでいるとはいえ、やっぱり順番に読みたいのでまだビニールも剥がさずに置いてある。

・映画ドラえもん のび太の月面探査記

 2019年のドラえもん映画の原作。作者は辻村深月さん! 好きです。特に『オーダーメイド殺人クラブ』が大好き。
 実はサイン本です(自慢)。発売記念にサイン会があると聞いて、すぐ予約をした本。さらさらとサインをする先生に、どのくらい話しかけていいものか、とちょっと躊躇しながら気になっていたことを尋ねたことをよく覚えている。
 これもやっぱり、ハードカバーで読めていない。だったら文庫本を買えなんて言われると、そういうことじゃないんだよおと思ってしまう。

・涼宮ハルヒの溜息

 超有名ライトノベル、『涼宮ハルヒ』シリーズ第2作目。イラスト表紙ではなく、角川文庫版ということで写真の表紙になり、解説がついている。
 涼宮ハルヒはヤングエースUPでコミカライズが全話無料だったときに知った。面白かったな〜と思っていたときにこの文庫化、そして『退屈』の解説がはやみね先生ということを知り、集めようと思った。のだが、ちょうど忙しい時期と被ってしまい、未だに『憂鬱』しか読めていない。文庫なので、持ち歩いて少しずつ読みたいと思う。

・誓約のフロントライン(5)(6)

 マガジンエッジで連載されていたSF漫画。もともと、SFとかロボットとかは苦手だったのだが、この作品は楽しめた。多分、ロボットなどの機械に意志があるからだと思う。グリッドマンも面白かったし。
 買ったはいいけれど読んでいないのは、SFだからこその設定の難しさからだ。少し時間をあけると内容を忘れてしまい十分に楽しめないため、やっぱり1から読み直したいなあと思ってしまう。そうは言ってもたった6巻なので、次の週末にでも読みたい。


 私は、本を捨てられない。以前テレビで「読んだ本はしばらくしたら捨てます。古本屋に売ると、それを別の人が買ったとしても作者にお金が入らないじゃないですか」と話す人を見た。それもわかる。確かに、好きな作家の売り上げが少しでも増えれば嬉しい。でも、私はどうしてもこの意見に賛成できなかった。だって、古本屋だって大事な商売だ。
 東京の神保町という街には古本屋がいっぱいあると聞く。私は古本に特別魅力は感じないけれど、例えばもう手に入らない絶版本を何軒も探し回った末に見つけたりしたら、その書店を拝みたくなるだろう。同じように、音楽はDLで購入する方がアーティストに入るお金は増える、と言われてもCDの短い帯をそっと剥がすときのワクワクが好きな人や、CDショップのポップを読んで新しい音楽を開拓するのが好きな人だっていると思う。グッズを買うよりゲームに課金した方が公式に入るお金は増える、と言われても手で持った重みを通して推しを感じる人や、ある会社のグッズは工夫されてるなぁとつい箱で買ってしまう人はいるんじゃないだろうか。

 作り手と買い手の間には、必ず何人もの人が仕事をしていて、私はその人たちにもお金を払っている。そういう気持ちの人が何人もいるから、いつまで経っても紙の本は廃れたりしないし、積ん読はなくならないんだと思う。ようやく最初のテーマに戻ってきた。まあ単純に「本を捨てる」ということだけでなく、「捨てる」ことが苦手なだけかもしれないけれど。


 そんなわけで、今回の日記は終わりです。来週にはこの山が低くなっていればいいな。

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