はんなり、茂出木色

マリオの3に出てくる、砂漠の太陽めちゃめちゃ怖くないですか?動きが不明瞭、顔がやばい、あつい、でかい。え?自己紹介してるつもりはさらさらないんですが。みんなのKOMACHI ANGELになりたかった女、CHOCOです。

いや、5月が毎年あほみたいに暑い。これをかいている現在も、絶賛暑い。ついこの間までこたつが仕舞えずにうじうじしていたのに、今のアタシはエアーコンディショナーのことで頭がいっぱい。フィルターの目地にはマジでほこりがいっぱい。アロワナ。ちがった。アラワナ。

そんなことをいいながらですね、ある晴れた5月の日に泣く子もびっくり熱中症、親子遠足に行ってきたわけなんです。これがまぁどえらい暑くてね。しかも親子で結構な量の運動をさせられる。
昨今は男も黙ってエルゴが主流。この日も例に漏れず、3割くらいのご家庭がパパと一緒に参加しておりました。

下の子のおもり要員、カメラ要員、荷物番。せっかくだから保育体験してきなよ的な感じで親子遊びの輪にも入ってくる。

「さぁ大人は、手をつないで大きな輪を作りましょう。子どもたちは小さいネズミさんです!輪の下をくぐって逃げ回ってください★先生が笛を鳴らしたら大人はがしゃーんと手を下ろしますよ。その時輪の内側にいる子はつかまっちゃったネズミさんです。誰が捕まらずに最後まで逃げられるかな~?」

え…初めましての挨拶もそぞろに手をつなぐの?さっきの準備運動で手がメタクソに湿ってるんですけど。しかも、横めっちゃパパなんですけど。

「なんかすみません。」CHOCOが汗かきじゃなかったら。榮倉奈々みたいな姿かたちをしてたなら。隣のパパが賀来賢人だったなら。おゆうぎそっちのけでこの野原を駆けていくのに。同行のカメラマンを完全にとらえて離さないのに。ここはひとまず必殺ドラえもん戦法だ。

※ドラえもん戦法とは、物に直接触れず3ミリ浮かすという戦法である。何を隠そうドラえもんは地面から少し浮いて歩いているのだ!

ちょこちょこと動き回る子どもたち。捕まるか捕まらないかのグレーなラインをつっぱしるスリル。中でもポンタ(仮名)の勢いはすごかった。輪と輪の間をものすごいジグザグ走行ですり抜ける。そして、大きな声で叫ぶのだ。

「ここ手えつないでないのは何でえええええ★!?」

大人の事情など子どもたちにはわからない。ポンタは悪と、一切の妥協を許さない。実際笛が鳴った後もこの抜け穴から小さいねずみさんは逃げ放題だった。

「す、すみません。」

しっかりと手を握られる35歳、主婦。旦那以外の男に体を許したことなど一度たりてなかったのに。

灼熱の広場。逃げ惑う子ねずみ。(緊張で)固く握られた手。

これが、カオス。

一通りのおゆうぎとレクリエーションを終え、帰宅。

鏡に映るすがたは、はんなり・ほんのり・茂出木色。

夏はまだ、はじまってすらいない。

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