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ちょっとだけ怖いことをする

それが今年の目標だ。

昨年10月に2年かけて共著で書いた本が無事発行でき、肩の荷もおりたので、また新たに何にかはじめようかという気持ちになった。

発行後の作業が落ち着いた時には11月も後半に入っていて世間はアトベントカレンダー募集時期。一度も参加したことがないのでちょっとやってみたい気持ちが出てきたときに『Engineering Manager vol.2 Advent Calendar 2018』を見つけこれなら書けるかもしれない。そんな気持ちになって申し込んだのだけど、実は何度もキャンセルボタンを押そうとした。

怖くなったからだ。

書きなれてる人からしたらどうということのないことかもしれない。私はというと今まで色々書いてきた経験はあるものの、今回のようなアドベントカレンダーに参加したことはない。内容は大丈夫だろうか、何か言われたらどうしようとそもそも誰かの目に留まるとも限らないのにそんなことを考えてしまう。

でもそういうことは書き上げてから考えよう?ととりあえず書いてみた。書き上がる頃には怖さもだいぶ減っていた。公開した今考えると、もしかしたら本当に怖かったのは書き上げられるかどうかだったのかもしれない。

さて、次の怖いことだ。次は所属を明かして勉強会で話す。これも私にとっては馴染みのないことだ。LTはよくやっているけれど、社名が出るようなところにはスポンサーLT以外登壇しない。でも話せる材料はあるのだからやってみようという気になった。

怖いけど。

この「怖い」という感情は、考えてみると「未知の部分がある」「やったことのない新しいこと」と結びついていることが多く、「ちょっと怖い」は新しいことにチャレンジできる目印なのかもしれない。

すごく怖いことはなかなか体が動かないけど、ちょっとだけ怖いことは思い切って飛び込むことができる。落ちたら終わりの崖っぷちを渡るわけじゃない、浅い川の飛び石を渡るようなものだ。落ちたところで足元が濡れるだけ。

私という人間は保守的で平穏無事が大好きで、日々淡々と穏やかに過ごせたらそれで満足で、近しい人からは野心がないと言われる。そんな私でも新しいことを体験していかないと行き詰まるだろうな、そっちの方が嫌だなって思うからちょっとだけ頑張ろうかなとなる。現状維持でいいとしてもそれは何もしないと保てない。風船に新しい空気入れ続けていないとしぼんでいくのと近いのかな。

この「ちょっとだけ怖いことをする」は発表やブログばかりでなく、もっと些細なチャレンジもしている。昼食時入ったことのないお店に入ってみたのもその一つだ。ちいさな頑張りすぎて自分にしかわからないことだけど、自分だけがわかっていたらいいことだと思う。人と比べる必要はない。そういうことを積み重ねて2019年を過ごしていきたい。

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