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愛さずにはいられない(それなりに)

仕事のなかで「愛さずにはいられない」ということばに出会った。なんとなくずっと、頭のはしから離れなかった。

「愛さずにはいられない」ものってなんだろう。好きなもの、好きなのが当たり前すぎて好きだというのを忘れているもの、好きで好きで仕方がないもの...

考え出すときりがないけど、「じぶん」もその一つなんじゃないかと思った。

「わたしはわたしを愛さずにはいられないのです!」というわけではなく。なんというか、自分くらい自分を応援してやらなくてどうするんだ、という思いを昔からもっていた。

それなりにコンプレックスを抱えていた思春期の頃、わたしは「この先も、こんな感じの性格と容姿でやっていくしかないのだから、腹をくくろう」というような決意をしたことを覚えている。文章にすると身も蓋もないな。

そら自分と違うタイプの人に憧れたりもしたのだけど、「この先も生きていくこのわたしを受け入れてやろう」みたいなことを小さく決意した。その日から今日まで、のん気に生きてきました。

わたしはずっと、自分が好きなものを好きでいることに寛容だった。自分が思い描いた夢を笑ったりすることは一度もなかった。わたしはわたししかいないのだから...愛してやらないでどうするんだ〜??と思う。

もしも生まれ変わっても また私に生まれたい この体とこの色で 生き抜いてきたのだから  ーポケットビスケッツ/Yellow Yellow Happy

今の若い子は知らないのかもしれない!ウリナリ!!世代は夢中になったあの曲。千秋ほどの強い意志があるわけではないんだけど、「こんな感じでやらせてもらったので、生まれ変わらなくても大丈夫で〜〜す」ってな具合。自分が誰かと比べてすばらしいとかでなく、一応、それとなく愛せているものですから。

うれちい