デッサンの狂いの話
どうもこんにちは、こんばんは、千丸です。
暑くなったと思えば突然の雨に見舞われるような季節ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。
さて、今日は私、千丸が最も倦厭するデッサンの狂いについて、お話していこうと思います。
デッサンとは
そもそもデッサンとは。リンク先がWikipediaなのは少し申し訳ないのですが、何だかんだWikipediaが分かりやすいなぁと思います。
デッサンとオシャレに言っておりますが、要約すると素描、俗に言う「模写」のようなものです。美術技法の1つであり、銅像を物凄く写実的に描いたものが1番有名でしょうか、アレです。
デッサンにおいて重要なことは
・輪郭線を捉える
・質感を線や濃淡のみで表現する
の、2つ(これはあくまで千丸の主観ですが。)
これが現実にあるものと余りに大きく外れてしまうと、いわゆるデッサン狂いが起きるわけです。
デッサン狂いとその原因
じゃあデッサン狂いってなぜ起こるの?という話ですが、これの一番の理由は
描く物体への理解不足
です。これがなんとも怖い。
例えば人間を描こうとします。毎日毎日嫌でも見てますよね、だから余裕だなってことで描こうとする。と、なんとびっくり全く描けません!
……って言うこと、割と一般的にあると思います。そうでないと千丸は涙目になることでしょう。
でも、毎日見てるし観察と言っていいほど注視している事さえあるのに、何で描けないの?と不思議ではありますよね。
この答えは簡単。
「記憶」と「理解」は違う
ということです。普段見ているから人間の形を「記憶」はしている。だけれども、どのような骨格で出来ているのか、どこにどうやって筋肉がついているのか、関節はどこについていてどう曲がるのか。これらを「理解」している訳ではないのです。だから描けない。
例として画像を上げてみます。千丸のイメージが伝わるといいのですが……
もちろん記憶がしっかりしていればある程度絵は描けます。千丸としても、記憶を頼りにして描くことが多いのでその辺は侮れません。
ですが見て頂いて分かるように、
「理解」をすれば「応用」が可能
なのです。関節の位置や筋肉の相互関係からどのようなポーズになるか、描きたい事を表現するためにはどこをどう動かせばできるのか。そこの根拠がしっかりとして、狂いが格段に減るでしょう。
デッサン狂いを潰す練習
デッサンの狂いが何かとその原因については大丈夫でしょうか。
それがある程度解決したところで、最大の難関、
「じゃあどうすればしっかり描けるのか」
というところですね。実は千丸、これには実体験に基づいた練習法をしっかりと持っております。
その名も……
とにかく資料を見て理解する!
これに尽きますね。そして理解したら思うようにいかなくてもいいからとりあえず描く!「理解したら描く」の一連の流れを体に染み込ませてください。
これは私個人の見解ですが、絵が描けるようになる最大の近道は「理解を深めること」だと考えています。
デッサンが狂う主な原因は輪郭線がきちんと取れていない事にあります。ただ、見たことのない構図を描いているのですから輪郭線が取れないのはある程度仕方ありません。
だからこそ、人体やら風景やらの根本の「理解」をしっかりしてから挑むのです。自分の得た知識達は、未知の構図であろうと変わることはありませんからね。
最後になりますが、参考程度に私が実際にお世話になっている人体のデッサン書をご紹介させて頂きます。
こちらのデッサン集は一般の書店などでも取り扱いがあると思います。
千丸的オススメポイントは
・多種多様なポーズのデッサン
・言語的、視覚的に人体が理解出来る
・テーマごとに分かれているので欲しい情報が見つかる(一冊の情報量が多すぎず読み易い)
ことですね。もしデッサンの狂いに悩まされている方、人体の仕組みで違和感を抱いている方がいらっしゃいましたら、調べてみるだけで価値はあるかもしれません。
先に書籍を紹介しましたが、今はインターネット社会が浸透した便利な世、ポーズ集やデッサン集はお金を払わずともサイトで閲覧出来る世になりました。
本に抵抗のある方なんかは、サイトなども調べると自分に合ったものが見つかるかもしれません。
一応サイトの方もオススメをリンク付けしておきますね。
次回はデッサンから一歩進んでパースの話とかをしたい気分ですので、また近々更新するかと思います。
また、今回の記事は抜けも多いと思いますので質問等ございましたらTwitterでお聞きください!千丸の実力の及ぶ範囲で、個別にお答えさせていただきます。
それでは、また次回
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