見出し画像

やってみる「初動力」とダメならやめる「撤退力」

Photo by Katerina Radvanska on Unsplash

やってみてダメならすぐやめる。初動力と撤退力が必要な時代になりました。

「いつこれをやろうか」と伺っているうちにチャンスを逃し、「いつまでこれをやっているのか」と迷っているうちに無為に時間を消費する。そうならないためにも

始めるときはサッと始めて終わるときはパタッと終わる。

何かをやろうと思ったらこの「サッパタ」を合言葉にしましょう。我ながら語呂が悪いですが。

私の最近の「サッパタ」は、weworkに日本上陸のタイミングで入って2ヶ月で抜けたり、新しい肩書きを作って1ヶ月で廃止したり、podcastも開始数ヶ月で更新を止めたり、slackをコミュニティに導入して1週間くらいでやめたり、サービスのランディングページだけ作ってローンチしなかったり。

そのようにして毎日なにから失敗と修正を繰り返してます。フリーランスは市場と近い位置にいる個人なので、ダイレクトなフィードバックを活かせばいくらでも検証サイクルを回せるなあと思います。

何事もやってみなければ分からない。そんなアタリマエのことを実践するために必要なのが「初動力」と「撤退力」です。

初動力はノリ、撤退力は計画

初動力はノリの良さだと思いますし、これについては昔から「やってみなはれ精神」として様々な人が素敵な言葉を残していますので、そちらを参照してください。しかし一方で、撤退力についてはあまり語られていない気がします。

重要なことは、始めるときに既に終わり方や撤退ルールを計画しておくことです。

終わり方を考えておくことが「撤退力」に繋がります。例えば私は有料会員のサロン「議論メシ」というのをやっていますが、3ヶ月で30人集まらなかったらやめようと思って始めました。辞めるときのお詫びまで事前に考えました。でも幸いその撤退ルールよりも人数は多く集まったため、今でも続けています。

また、撤退ルールに則って

必要なデータを分析できる準備はしておきましょう

。行動しながら常にデータを集めるか、データが集まる仕組みを作っておく。そうして得たデータを撤退ルールと見比べながら行動し、修正し続けるのです。

https://www.gironmeshi.net/

このように、何かを始めるときには終わり方も考えておく。明確な終わりがあれば、始める後押しにもなるでしょう。終わり方を考えることは始めることを簡単にしてくれます。そういう意味では撤退力は初動力の重要な要素なのかもしれません。

初動と撤退をセットで考える。

「ダメならやめればいい」という一見無責任にも思えるこの考え方は、実は無責任ではありません。最も無責任なのは、自分で何もしないことではないかなと思います。ダメだったとしてもそこに学びは残ります。そこで得た学びを次に活かすことだけが、不確実性の時代で生き抜くリテラシーではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます!サポートも嬉しいですが、ぜひ「スキ!」をつけたりシェアしたりしてほしいです!それが次の記事を書くチカラになります。