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2021年7月の記事一覧
寄り道の理由
知らない街に行く楽しみの1つに、見たこともない構造物との出会いというのがある。正確には、本当に見たことがないものなんて、あまりないのだけれど。ただ、珍しいものに出会う喜びというのはある。だからぼくは、ついつい寄り道してしまう。
素晴らしい季節
夏になると青が深くなる。そして雲がずっしりとする。掴めそうな雲。いつから、あの雲が好きになったろう。青い空が好きになったろう。子どもの頃から好きだった気もするし、おとなになってからな気もする。とにかく、今はこの季節が大好きだ。
知らない風景
まだ上ったことがない塔は、東京のいろいろな場所からその姿が見える。まだ上ったことがないから、そこから見える風景も知らない。
そう、体験していないから、実際のことを知らない。外から眺めた、下から見上げた風景しか知らないことは意外と多い。
夏の店
夏にいきたい店はちょっとさびれていて、涼しげだ。
メニューはシンプルなものがいい。元気のいい女の子が注文をとりにくる。
ぼくがそう言うと、彼女が苦い顔をした。
「若い女の子は夏だけじゃないでしょ」
いやはや、夏の暑さでガードが甘くなったかも。
緊張感
アートのある空間には独特の緊張感がただよう。これは作品の持つ力が空間に漂っているのか、もしくは、鑑賞者がある種の緊張感を覚えるのか。実際、どちらだか確かめようがないけれど、気持ちの良い緊張感だ。アートを楽しむとき、その空間の緊張感も楽しんでいる。
違和感
屋内で観るアートもいいが、屋外で観るアートも好きだ。天候によって印象がかわる楽しさがある。
いつもある風景に忽然と現れたオブジェは異質感があり、世界をマインドフルネスに認識するきっかけにもなる。
自然の効用
都会にも緑はある。そして川もある。豊かとは言えないまでも、それなりに満足のいくボリュームの緑がある。これは恵まれたことなのだろう。厠自然があると心が安らぐ。これが人間の本来の生活なんだと思う。昔はそんなこと考えなかったけれど、歳を重ねたからか、いろいろなことを考えるようになった。自分の頭で考えるようになった。これもまた、自然の効用なのかもしれない
はっけん
身近な場所で、意外なものを見つけることがある。例えば、たまに行く公園で、巨大な橋ができているとか。それは、1つの例えであって、ぼくらはイマジネーションをもっと探して、見つけていく必要がある。そうすれば、様々な経験ができるし、様々なことを考えるようになる。
りかいしない
アートはわかりにくくてかまわない。
圧倒的なオリジナリティがあればいい。
ぼくらは理解したいんじゃなくて考えたいのだから。頭を使う。いろいろなイメージを頭の中でぐるぐる回す。それがアートの醍醐味だ。
バランス
神社に詣でる。
神社の空気は凛としている。
その中に佇んでいると心が整っていく。バランスが戻ってくる。
もちろんそれは、感覚を意識する必要がある。ただそこにいる感覚。
ぼくらはバランスを整える必要があり、そのためには今この瞬間に意識を向け続ける必要がある。