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美しいもの、愛でるもの アート、音楽、本

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小説大好き☘️毎週博物館か美術館に行く☘️コンサート・バレエも愛してる💖 美しいもの、楽しいもの、おもしろいもの、ドキドキするもの、もしよかったらご一緒に💖
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2021年6月の記事一覧

本を好きな人の街・神保町は私の好きな街

本を好きな人の街・神保町は私の好きな街

本を愛する人の街。

まず世界一の古書街といわれる神保町。

靖国通りとすずらん通りの片側に本屋さんが並んでいる。
日の光は本の大敵。南向きだと本が焼けてしまうので、北向きにだけずらりと並んでいる。

覗きながら歩くだけで、楽しい。

老舗の書店。入口の上にあるステンドグラスが美しい。

ヘッダーにした洋書雑誌屋さん。ちょっと古いおしゃれな洋書もいっぱい。

迷宮に引き入れられそうな店や階段。タイ

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誰かを選んだら世の中が変わるのだろうか?

誰かを選んだら世の中が変わるのだろうか?

選ぶって勇気のいる行為だ。

夕飯の買い物で何を買うか、も。
どの本を読むか、も。

もっと大きな選択もたくさんある。

進路や、仕事。

中でも人を選ぶということ。
結婚、とか。

でも実はもっと身近で、しょっちゅう人を選ぶ行為がある。
それが選挙。

息子に初めての投票用紙が来た。7月4日の都議選だ。

18歳になったということ。
親子で実感する。

18歳の誕生日に「18歳になってかわったこ

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読まれなかった1冊の本の旅~大原美術館と原田マハ

読まれなかった1冊の本の旅~大原美術館と原田マハ

「うおお・・・」
圧倒されたように、息子は感嘆した。

大原美術館の威容を見たときだ。

倉敷の美観地区の中に、突如として現れるギリシャ建築の本館。

最後の家族旅行は去年のお正月。
行き先は広島と倉敷だった。

この旅の大きな目的のひとつは、大原美術館だ。
夫は大学で美学を専攻した美術オタク。
私も専門知識はないが、高校のころからちらほらと美術展を見ている。
小さいころから美術館につき合わせたせ

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蠱惑的な日本の色の世界に、耽溺する

蠱惑的な日本の色の世界に、耽溺する

こわくてきなにほんのいろのせかいに、たんできする、です。
面倒なタイトルでごめんなさい。使ってみたかったんです。

蠱惑的って、妖しい美女(イケメンでもよし)が長い指を波のように揺らしながら、招いてくる、イメージです(私だけの)。

昔から日本の色を見るのが大好きなんです。

写真は着物の帯締めです。帯を最後にキュッと締めます。
冠組(かんむりぐみ)という種類の組みひもで、私はこればかり持っていま

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入籍するって新しい家に住むことだったんだね

入籍するって新しい家に住むことだったんだね

結婚って何だろうねって話して。

入籍したのは4月です。
結婚パーティーをしたのは5月です。
19年たちました(半端ですね)。

夫は未入籍結婚を一度していました。

結婚するときに話しました。

どうして結婚するんだろう?

籍を入れるってどういうことだろう?

名前はどちらにしよう。

考えて、私が自分の名前を変えて、入籍したいといったのです。

両親は離婚している。
自分の姓に愛着はない。

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どこまでも続く青に風が通って、夏を知る

どこまでも続く青に風が通って、夏を知る

5月の半ばから暑い日のある、今年。
梅雨には入らず、日の強い昼と涼やかな夕方。時おりの静かな雨。

涼しげな青に目が行く。

湖面のさざ波。

さんご礁の海の透明な、青。

そんな青を見ると風が、自分の中を通り抜けていく。

単衣の大島。私のお気に入りの、一枚。

単衣とは6月と9月に着る着物。裏地がついていないので涼しい。
(10月から4月まで着るのは、袷(あわせ))

大島は奄美大島でおられて

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