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【智頭のゼロイチ運動】ゼロイチ教室がスタートしました!|今日からはじめる、ゼロイチ教室

こんにちは!
クレコ・ラボの智頭研究所です。

今回は、地域のまちづくり団体・山形地区振興協議会と共催で開催したイベント「ゼロイチ教室」のイベントレポートです。

ゼロイチ教室は、2021年4月に出版された「ゼロイチ運動と「かやの理論」」という書籍を題材に、智頭町のまちづくり、地域を元気にする知恵を学ぼうという趣旨で開催することになったイベントです。

智頭町のまちづくりに昔から関わってきた、ゼロイチ運動の生き証人の山形地区振興協議会・会長の大呂さんを塾長に迎え、智頭町のこれまでの取り組みの秘訣を次へと繋いでいくきっかけを作っていければと思います。

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▲幅広い年代の方が参加したゼロイチ教室一回目

ここでは、
そのゼロイチ教室の栄えある第一回目のレポートをお届けいたします。

【ゼロイチ教室とは】
ゼロイチ教室は、2021年4月に出版された「ゼロイチ運動と「かやの理論」」という書籍を題材に、智頭町のまちづくり、地域を元気にする知恵を学んでいく場。

これまで智頭町のまちづくりに関わってこられた山形地区振興協議会の会長・大呂さんと一緒に、智頭町のまちづくりの秘訣を次へと繋いでいくきっかけを作っていきます。

わかとり国体を契機にはじまった外部との交流

まずは、智頭町のまちづくりが始まったきっかけから、話はスタート。

昭和60年の鳥取県で行われた国体「わかとり国体」が、智頭町が開かれた町へと変わっていく契機になったとのことです。

全国から集まる国体の選手を受け入れる中で、智頭町の「おせっかい」精神が育まれていきました。

例えば、、、

・全集落を民泊にして、選手を受け入れたり

・道路のポールに間伐材を使ったり

と、外からの刺激を受けたことが、地域の魅力・資源を考えるきっかけになったとのことです。そこから、「杉しかない町」だった智頭町が、住民一人ひとりの小さな行動から少しずつ変化していきます。


「まずは自分でやってみる」と「ギブ&ギブ」の精神で道を切り拓く

次に、智頭町のまちづくりでの重要な考え方について。

智頭町のまちづくりには、キーポイントとなる2つの考え方があります。

それが、
①まずは自分でやってみる
②ギブ&ギブ

です。


「まずは自分でやってみる」は、その名の通り、他力ではなく、自力でできることは、まずは自分の手を動かして汗をかいてやってみること。

最初から他人頼りでは、人はなかなか動いてくれません。

例えば、、、

何か思いついたら、
手を動かしてみる

地域の役に立つなと思ったら
自分で汗をかいてみる

そうやって、自発的に動くことで、隣の人を動かし、またその隣の人を動かし、最終的には町全体を動かす取り組みへとつながっていきました。


次に、「ギブ&ギブ」の精神。これは、相手が持っているものを取り込むのではなく、自分が持っているものはできる限り与えていくという発想です。

相手から何かリターンがあると思って、相手と接している気持ちは相手にも伝わってしまうもの。


なので、、、

鼻から相手からのリターンは気にせず、
全力で自分たちができることを与えていく。

相手の気持ちになって、
自分がしてほしいことを自分からギブしていく。


そうやって誠心誠意で相手と接することで、相手との信頼関係が生まれ、結果的に大きなリターンとなって地域に返ってきます。

まさに、今の智頭町が目指している「おせっかいまちづくり」の原点です。


この2つの精神を大切にしながら、
これまでまちづくりに関わってこられたとのことです。


「ゼロイチ運動」のもう一つの意味

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▲山形地区振興協議会・会長の大呂さんが熱く語ります

最後に、ゼロイチ運動について話してくれました。

ゼロイチ運動は、本格的には1997年から始まりました。

このネーミングには、無(ゼロ)から有 (イチ)への一歩を、住民自らが汗を流して踏み出すという意味合いが込められています。

実は、それ以外にも別の意味合いが隠されているとのことです。


それが、、、

その小さな行動を皆で認めていこう
あなたの一歩を認めましょう

という意味。


どうしてかというと、、、

1は0では割れないが、
0.00000001のような限りなく
0に近い小さな数でも
割ることはできます。

つまり、0.00000001みたいな小さな小さな一歩でも、1に近づく一歩目にはなるということ。まさに、千里の道も一歩からです。

・・・・・・・・

と、ここまでが今日のゼロイチ教室のレポートでした!

次回のゼロイチ教室をお楽しみに!

参加者の感想

ここでは、ゼロイチ教室に参加された参加者の声を紹介します。

ゼロイチ運動の真髄が少し理解できたような気がした。0.00000001の一歩を認めていく考え方なんだなと。また、「かやの理論」を考えることで、これからのまちづくりを考えるきっかけになった。
智頭の地域の活動が注目されている理由がわかった気がする。今の智頭町の取り組みがあるのは地域発のゼロイチ運動があるおかげなんだなと、しみじみと実感した。
他の地域と比べて、智頭町は自発的にまちのために動いている「人」がいると感じる。智頭の活動の源泉はどこにあるのか、とても興味深い。ギブアンドギブの精神で、まちを作ってきた人がいるから、今の智頭町があるのではないか、と思った。
日本は同調圧力が強い国。それを逆手に取って、「かやの理論」として捉えれ、前向きに地域に変化をつくってきたのかと、感じた。とても興味深かった。

最後に...

ゼロイチ教室。

今後とも継続して開催して
いけたらと考えています。

「お互いが先生であり、お互いが生徒である」

山形地区振興協議会の
大呂さんのことばです。

常に謙虚に学んでいく姿勢には感服です。

私達と一緒に学んでいきたい方、
ぜひお気軽にご参加ください。

【株式会社クレコ・ラボ 智頭研究所とは】
東京港区にあるWEB・動画制作事業を主とする株式会社クレコ・ラボのサテライトオフィス兼、木工製品の製造拠点です。

デジタルコンテンツ制作の他に、日本木材を活用した木工製品の企画・開発・製造を行っています。

「木のストロー」「木のマスクケース」「木の紙」といった日常で使う木製品を通じて、「森と人を繋ぐお手伝い」をしています。

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🏠鳥取県八頭郡智頭町郷原238 旧山形小学校2階
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