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卵物語 003 【グリル一平】

※このレビューは独断によるものです。ご了承ください。

7月某日。
所用があり、久しぶりに神戸・三宮に繰り出しました。
天気が悪く、ジメジメとした日が続く中、雨がまだ振っていない午前中にすべてのタスクを終えた私。

今にも泣き出しそうな空を見上げて自身に問いかけました。

ーー昼食を外で済ませるか、済ませないか。

そこは食い意地が張っている私。せっかく外に出たのだからおいしいものを食べて帰りたい! そして向かったのはある一軒の洋食屋さんでした。

それが、『グリル一平』。

新開地本店、元町店、元町東店、そして三宮店。兵庫県内に4店舗を構える洋食屋さん。私が今回お邪魔したのはJR三宮駅の東口から北へ200M程というアクセス抜群の三宮店。

時刻は12時を丁度回ったところ。11時半OPENのお店の前には既に列ができていました。だけど家に帰ったとてこれといってすることがあるわけではない。並ぶことには慣れている。目の前にはオムライス。選択肢は”並ぶ”の一択でした。

実はこちらのお店、数年前に一度訪れたことがあるのです。その時も確か天気が悪い……いや、確か台風か何かで並ばずして店に入れた記憶があります。しかしこの日並ぶこと30分。途中で降り始めた雨にも負けず、お腹に「もう少しだからね」と語りかけながらやっとこさ入店。私が通されたのはカウンター席でした。

予め、並んでいたときに注文を聞かれていたので席に着くと数分後、目の前にはこちらが現れました。

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薄い卵で丁寧に包まれたオムライス。卵の奥にご飯の粒が見えているのですが、写真から読み取れますでしょうか? 破れずに巻ける技術、すごいです!

薄い卵に綺麗に半分、デミグラスソースがかかったこちらの一品。
オムライス(中)サイズです。(お茶碗2配分のご飯とのこと。)

では実食。

まずはスプーンでデミグラスソースを。
舌の上で深みが広がります。ビーフ感がたっぷり。コクがあって濃い! 美味しい!
こちらの記事を書くにあたってさっとグリル一平さんのことを検索してみたのですが、デミグラスソースは淡路産の玉ねぎを使用し、4日間かけて作っているのだそう。深み、出るわけですね。更に4店舗で若干味が違うそうです。これは、他のお店にも是非行ってみたい。行く価値ありのソースです。

続いてメインのオムライス。
ケチャップライスのご飯は柔らかめでしっとり。そして……甘みがたっぷり! 具材はハムと玉ねぎ。超シンプルです。ハムを使ったケチャップライスには今まで出会ったことが無いかもしれません。

”ハム”と聞くともしかしたら安っぽいイメージを抱いてしまうかもしれませんがご安心ください。一切そんなことはありません。
ケチャップライスの優しい甘さがハムの独特の香りをなくしているからではないでしょうか。玉ねぎは目を凝らさないとわからないくらい小さく刻まれているのも甘みの秘訣なのかも。

次はデミグラスソースとオムライスを一緒に。
オムライスをひとすくいしてデミグラスソースを少しつけます。深みとコクがたっぷりのソース、甘く優しいケチャップライス、薄くて舌当たりの良い卵のバランスが絶妙! 最初はソースの美味しさ故、「もっとソースがほしい!」と思いましたがお皿に半量というのがそれぞれが引き立つバランスを保っているのかもしれません

お茶碗2配分なんて嘘のよう。ぺろりと食べてしまいました。
やはりオムライスは正義です。

グリル一平さん他のメニューも魅力的。
ビーフカツレツも食べたかったし、大きな海老を使ったエビフライも食べてみたい! ハヤシライスだって絶対美味しいんだろうな……。

一人だとどうしてもオムライス一択になってしまうオムライス好きの私ですが、いつか、別のメニューにもチャレンジしてみたい。そんな魅力あふれるお店でした。


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