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読み切り・短編

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短編目録

短編がたまって来たので簡単に紹介するページ。 興味があったらぜひ読んでみてね。 面白かっ…

大橋ちよ
2年前
15

[読切] ブレイヴ [三日月/曲からストーリー]

ブレイヴ 夜空を切り取る稜線の向こう側から、下弦の月が登るころ、私は彼と出会った。  私…

大橋ちよ
7か月前
43

[読切:再投] 夜の扉 [1001のバイオリン/曲からストーリー]

夜の扉 西暦2300年ごろ。  人類は、透過度の高いアクリル製のドームの中に都市を築きかろう…

大橋ちよ
8か月前
45

[戯曲] ハーメルン

ある朝、目覚めると、母が一輪の花になっていた。 登場人物 山本 駆 …… さえない男、三十…

大橋ちよ
8か月前
26

[あとがき] ひまわり畑を歩く者  [しゅんしゅんぽん]

遅刻してしまいましたが、何とか旬杯の二次創作企画『しゅんしゅんぽん』の短編を書くことがで…

大橋ちよ
8か月前
39

[読切] ひまわり畑を歩く者 [遅刻ぽん]

ひまわりの約束 私はずっとひまわり畑を歩いていた。  ジリジリと照り付ける太陽が私の体力…

大橋ちよ
8か月前
49

夜の手 - 第一部 空蝉

 私には特別な利用者さんが二人いた。  ひとりはルイさんと言った。昔はやんちゃだったのかなと思わせるちょい悪ジジイ風…なんだけど認知症が進んでもう自分が誰なのかもよくわかっていない感じの人だった。  もうひとりはシマさんだ。こちらは元気なお婆さんだった。亡くなる直前まで意識もしっかりしていて、みんなのお母ちゃんみたいな人だった。  ルイさんが入居してから約一年後にシマさんがやってきた。  するとどうだろう。管理が大変だったルイさんが急に大人しくなって、シマさんの言うこ

螺旋の向こうへ

 野上祐子はきっちりとしたタイトなスーツに身をつつみ、A4サイズのバッグを肩から斜め掛けに…

大橋ちよ
10か月前
43

[読切] フローラルガーデンの妖精 [ライラックぽん:遅刻!!!]

 ケンイチは医学部を目指していた。  自分が医者になりたいのかはわからないが、父親が医者…

大橋ちよ
11か月前
28

[あとがき] そして少年は桃源郷へと至る:ぽんした作品紹介&制作の手の内全部見ます…

ライラックぽんで書いたお話『そして少年は桃源郷へと至る』のあとがき的なものをやりたいと思…

大橋ちよ
1年前
31

[読切] そして少年は桃源郷へと至る [ライラックぽん]

そして少年は桃源郷へと至る 良太は中学三年生になったその春に、裏山の一本桜の下でまー姉ち…

大橋ちよ
1年前
44

【ピリカ文庫】春の魔物

春休み。それは終わりと始まりが混在する期間。 春休みには “時の魔物” が住む。 静かな山…

大橋ちよ
1年前
57

[読切] 睡狼  [白熊ぽん]

 何をしてもやる気が出ない。  上司にみっちり叱られて何もかもが嫌になってしまった十二月…

大橋ちよ
1年前
49

[あなぴり] 四色の物語書きました

「あなたとぴりか」 ピリカさん、さわきゆりさん、紫乃さん、Marmaladeさんが創作した四つの色をテーマにしたお話の続きを書く…という企画に参加しました。 なんと全色滑り込みセーフで書けました。 それぞれちょっと接点あるように書いてみました。 どうかな~。 ▽元のお話はこちら どうぞよろしく~