中国の入国管理局で「この国では、ハウスワイフは職業とみなします」と言われた話
駐在員家族として移り住んだ中国で最初にしなければならないことは、長期滞在の手続きを行うことだった。そこで、私も子どもを連れて入国管理局に出向いた。その時、これまでの既成概念を大きく変えるような出来事が起こった。
それは、長期滞在の手続きをとる窓口で起こった出来事。その出来事が初めて外から日本を見て「日本のここがおかしい」と気づくきっかけになったのだ。
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手続きに必要な書類をその場で書いているとき、職業欄のところでふと手が止まった。小学生の子どもは「学生」だが、自分の職