うちでも『ママ先生』をやるには
ありがとうございます。元中学校教師のちーたろう先生です。
私の記事では、子育てに奮闘するお母さんやお父さんに向けて、今日からすぐに使える教育法や、大人にも通じる学習方法などをお伝えしていきます。
今回は【うちでも『ママ先生』をやるには】というテーマでお話します。
休校が続いて学校にいけず、暇をもて余している子どもはたくさんいます。
生活のリズムが崩れてしまったり、勉強習慣が途切れてしまった子どもも多いでしょう。
そんな中、ふとあるニュースを見て私は嬉しい気持ちになりました。
それは『ママ先生』が増えているということ。
子どもが学校に行けず授業を受けられないのなら、親が先生をやってやろうじゃないか!という風潮が広がっていますね。
【親の得意分野を生かせばいい】
「私にはママ先生なんて無理・・・」と思わないでください。たしかに、仕事の関係で時間の制約もありますし、勉強を教えるほど余裕はないという方もいるでしょう。
ただ、何も学校と同じようにする必要はないということです。自分の得意分野を授業にしたらいいですよね。
例えば、料理をよくするのなら、家庭科の調理実習ということで、子どもと一緒に料理をしてもいいですよね。
手芸が得意というのなら、子どもと一緒に裁縫をしてもいいかもしれません。
イラストを描くのが好きなら、美術の授業として、絵を描くことにトライしてもいいですね。
お父さんだって、模型や機械いじりが好きなら図画工作や技術の授業になります。
運動が好きなら体育と称して、子どもと一緒にサイクリングやジョギングをしてもいいですよね。
【規則正しい生活リズムをつくれる】
ママ先生のニュースを見て感心したのは『時間割を作成している』ということです。
1時間目は国語、2時間目は家庭科・・・というように、しっかりとスケジュールを組んでいるんです。
そうすることで、子どもに規則正しい生活リズムが生まれます。
それに、時間を区切ることで子どもの集中力を高めることができます。
中途半端に終わっても、時間で区切って終了すれば「もうちょっとやりたいのに!」とさらに興味を惹きつけられるかもしれません。ドラマの終わり方が気になるのと同じですね。
毎日のスケジュールを考えるのは難しいかもしれませんが、親が休みのときだけでも予定を立ててみてはどうでしょうか?
【授業のゴールを最初に】
ちょっとしたワンポイントですが、授業の最初に『ゴール』を伝えるようにするといいですね。つまり「この授業を受けると何ができるようになるのか」を伝えましょう。
調理実習なら「ハンバーグがつくれるようになる」とか、デッサンなら「うちのペットのデッサンが描けるようになる」というようにです。
ゴールを伝えるだけで、子どものモチベーションは上がります。これを伝えないのは、ゴールがわからないままマラソンを走っているのと同じですからね。
「これ、なんのためにやってるんだろう?」というのがわからないままというのは、子どもにとって不安なものです。
工作をするからといって材料を渡されたはいいものの、最終的な形がわからず、創作意欲がなくなってしまうように。
とくに、イメージしにくいものはお手本があるといいですよね。例えば、手芸をするにしても、実際の完成品があったほうがどんなものをつくったらいいのかわかりやすいですし。
【まとめ】
今回はうちでもママ先生のメリットと実践方法について話をしました。まとめると、
●自分の趣味を授業にすればなんでもできます。親の好きなことを授業にしてみましょう。
●時間割を作成することで、子どもに規則正しい生活リズムが身につきます。
●時間を区切ることでメリハリがつき集中できますし、中途半端に終わっても子どもの興味を惹きつけることができます。
●授業の最初にゴールを伝えることで、子どものモチベーションを高めましょう。
『ママ先生』という言葉を使ってはいますが『パパ先生』も流行るといいですよね。
家族みんなで何かに取り組むいい機会だと思います。今までじゃ考えられなかった家庭の在り方が見つかるチャンスかもしれませんね!
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