横浜FCが勝つプレビュー　vs川崎フロンターレ

やりました！ついに最下位を脱出しましたね。もちろん、一時的に最下位を脱出したぐらいでは何も安心できません。しかし、結構しばらくの間「横浜FCがダントツ降格候補、一人旅」という雰囲気だったので、５月の２勝で最下位を脱出し、上の数チームとも肉薄してきたのは大変前向きな出来事です。ひと頃は（例の）掲示板なんかでも、「このまま残留争いすらせずに史上最速で降格？」なんて悲観論が飛び交ってましたからね。

次の下位チームとの対戦は６月３日のホーム鳥栖戦。ここでの勝利が重要なタスクになりますが、その前の川崎、セレッソとの上位２連戦で勝ち点一つでも取れれば結構良いのではないかとは思っています。

しかし、まだ川崎戦まで４日間もあります。今から「さすがに川崎相手は厳しいだろ。航基とユーリもいないし」とか謙虚になりすぎる必要はないです。
ここは「横浜FCが川崎に勝てる」前提でのプレビューを書いてみます。

川崎との相性

広島戦や札幌戦は、恐ろしいほどの精度でカウンターを食らって対処しきれませんでした。マリノス戦はブラジル人たちの決定力にやられた格好です。上位ではないですが、京都にはプレースキックでやられました。

しかし、川崎は組み立て攻めてくるバルサ系のチームなので、超低解像度で眺めるならば、それらチームとは違って強力なカウンターをぶっ込んでくるイメージはありません。
その組み立てのコンビネーションと精度のレベルが高すぎて振り回されるんじゃないかと思うかもしれないですが、このプレビューは「横浜FCが勝つプレビュー」です。そんなことは考える必要はありません。心配ご無用。うちとは相性いいです。

ボランチ

ユーリが出場停止です。和田さんは時々あるパスミスが気になるのですが、戦術能力、状況判断力はJ1上位レベルです。飄々とした和田さんも、さすがに神戸戦のパスミスを悔しく思い、二度と安易なパスミスはしない強い気持ちで臨みます。だから大丈夫です。（実際、柏戦は完璧でした。）
また、たまちゃんは3バックになってから先発を外れているので、（これはリアルな話ですが）期するところが強そうです。柏戦でも気持ちが前面に現れていました。なので、２ボランチは和田さんとたまちゃんで決定。この二人で中盤を固めるので、これは決定事項なのですが、川崎といえども自由にはパスを回せません。

DF

ディフェンダーは柏戦と同じ体制でいいでしょう。CBの３人は、３バックで守備範囲が限定されていれば、川崎のパスワーク相手にも、和田さん、たまちゃんと連携してきっちりスペースを空けずに守ると思います。
両ウイングバックは、これは真面目な話、近藤と林で、川崎相手にも十分やれると思います。この二人はプレーにクオリティーを感じさせます。

攻撃陣

航基の穴を埋めるのは、みんなも同じ意見でしょうが、サウロしかいないでしょう。得点能力もそうですし、ポストプレーに関しても、今のサウロなら航基の代わりを十分努めて、起点にもなると思います。
シャドーは好調の山下と、これまた起点を作れる翔さんの二人。

山下の走力は、かつての松尾と同じで、守備の上でも非常に効いています。柏では長駆のドリブルを二回ほどみせてくれました。これは攻撃でもあると同時に、押し込まれたラインを一気に押し上げ、味方を相手のプレッシャーから解放し、陣地を回復する効果があります。

長駆ドリブルの後は難しいのでしょうが、残念だったのは、切り返しなり、縦突破なりをもう一押しできればビッグチャンスになるのに！ということでした。
しかし、それは山下もそう思ったので、もう川崎戦に向けて改善中です。間違いないです。ブライトンの三笘のように、格上チームでも平気でチンチンにしてくれるでしょう。

そして、攻撃でさらに重要な役割を担うのが両ウイングバック。この二人は上でも書いたようにクオリティーがあります。この二人からより効果的なパスを引き出すには、ゴール前での連動した動きが欠かせません。柏戦では、せっかく航基が動いてスペースがぽっかり空いたのに、そこを連動で活用する選手がいませんでした。そういう選手がいれば、林選手がまたキラーパスをだすのは間違いないです。
また、近藤選手はサイドで相手DFに対して優位に立つことができるので、あとはクロスの質が上がればかなりの脅威です。
これらはきっと川崎戦に向けては改善、近藤、林の両ウイングバックの攻撃力に川崎DFは脅威を感じることでしょう。

GK、そして勝利

ブロはポジティブに書かなくても、素のままですごいですよね（笑）
頼んだ！

と、いうことで、横浜FCが1-0で勝利、16位に浮上です。やった！

おまけ

試合後には瀬古が挨拶に来てくれます（これは実際にそうでしょうが）。勝利で気を良くしたフリエサポは大歓迎することでしょう。