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【幕間】「誰かのための詩人」とは

「誰かのために詩を書くんならさ
客観的に考えて考えて書かなきゃ」

昨日言われた言葉だ
本を出した人に言われた言葉
誰だったか忘れたが
著名な詩人はそうであるらしい

今の私は自分のために書いている
だからいいのだがと添えて

その時は腑に落ちた
その後悲しくなった
もう自分らしい詩は書けないのではないか

さらにその後憤りに変わった
誰かのために書くんであっても
このスタイルを変える必要はないのではないか

頭の中だけで考えて、書く
書いたものを再構築し直したりはしない
それが私の今のスタイル

きっと誰かのために書こうと思っても
それは変えない
なぜか、
削って継ぎ足した計算され尽くした詩
それは心を動かさない気がするからだ

そんなに私たちの心、一筋縄じゃいかない
キレイゴトじゃ動かない
私の、今の、この拙い詩だから
動かせる心がある
そう信じてる

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