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鳥合わせ合戦 探鳥会レポート<N神社編>3/3話 2024年8月

 先日、ニコ支部T分会の探鳥会に参加してきました。
 集合場所はN神社の銀杏の下で、神社周辺を散策します。

 探鳥会ご一行は、橋を渡って、集合場所の神社の方へ歩きはじめました。

 電線に止まっていた猛禽類が、さーっと飛んで見えなくなりました。
 「今のは?」
 「トビ」

 T分会長が
 「とび方がトビ!」
 そう言って、自分のダジャレに受けていました。

トビ

 アオサギがゆっくり飛んでいったのを
 「貴重な1羽」
 そう言って観察しました。

アオサギ

 この頃になると気温が高くなりはじめました。

 塩分補給ができるキャンディーなどが配られました。
 私も塩分タブレットを持ってきていたので配りました。

 木陰が涼しくてひと休みしていたら
 「もう少し先に行って、左に曲がってください」
 という声がかかりました。

 言われたとおり少し先に行くと、左に急な上り坂が出てきました。
 暑い中でしたが誰も不平を言わず歩きはじめました。

 途中、竹藪でウグイスが鳴いていました。

 ホー ホケキョ ケキョケキョケキョ

 ウグイスは旧暦のお盆頃まで鳴きます。
 この鳴き声を聞けるのも、あとわずかです。

 坂を上り終わると、神社のわりと近くに出ました。
 探鳥会ご一行は何も言わずにずんずん進み、神社の中に入りました。

 十九社があり、木陰の濃い涼しい場所です。
 先頭を歩いていた人たちはさっさと腰掛けて休憩しました。

 しばらく待っているうちに全員が揃いました。
 最後尾にいたT分会長は「鳥合わせを始めます」と言いました。

 鳥合わせとは探鳥会で見た鳥を確認し合う作業です。

 「トビ」
 「アオサギ」
 「ウグイス」

 最後に数えたら「19」という人と「18」という人が出ました。

 「じゃあ、もう一回、読み上げます」

 読み合わせをしたのに、数えるとやっぱり合いません。
 T分会長とベテランのIさん、お互いに譲らず、二人で鳥合わせ合戦をしていました。

 その間、参加者は御神域の森に鳥を見つけて、そちらを観察していました。

 鳥の数は少ない方の「18」で決着が付いたようです。

 決着が付いたふたりに参加者が「そこにエナガ」と教えました。

 すると、ベテランのIさんは
 「ほら、19になった!」
 と、勝ち誇りました。

エナガ

 さらにコゲラが出て観察した鳥は20羽になりました。
 いろいろ見られたので参加者は満足です。

 記録用紙のエナガとコゲラに丸を付けて解散となりました。

真ん中に
茶色と白のシマシマが
コゲラの背中

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