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探鳥会レポート<N湖畔編>1/3話 2022年6月 標高の高い場所へ(それなのに暑い!)

    先日、N湖畔で行われた探鳥会に参加してきました。
 今回の主催はゆる支部です。

 ゆる支部の探鳥会は日曜日に開催で、その下見を平日に行うのですが、下見も探鳥会と位置づけていて、希望者は参加することができます。

 駐車場入り口に「探鳥会」の看板を見つけました。
 慌てて車をバックさせて、その駐車場に入りました。
 すでにたくさんの車が集まっていました。

 私が受付に行くと役員の人が
 「いつもは10人いれば多い方なんだけどなぁ」
 こんなことをぼやいていました。
 そんなに多いのかと思いながら「探鳥会に参加したいです」と申し出ました。

 私の顔を見ると
 「出席率がいいですね」
 と、言ってもらえました。
 ゆる支部に入会して2箇月余り(探鳥会は3回目の参加)、どうやら顔を覚えてもらえたようです。

 N湖は標高1,600メートルの所にあります。
 ゴールデンウィーク頃に咲くはずのつつじがまだ咲いていたのでびっくりしました。

 気温は思ったよりも高く、暑いくらいです。
 今日は特別で、例年だと寒いくらいの日もあるとのことでした。

 駐車場から一段高いところに展望台があります。
 湖を見下ろすのにもいい場所ですが、湖を背にすると富士山が遠くに見えます。
 この日は遠くに富士山が見えました。

水温は12~13℃

 湖の見えるところまで進むと、水の色は思ったよりも濃い青をしていて、いかにも冷たそうでした。
 湖の周囲を緑の丘が囲んでいて、ツツジの鮮やかな赤い色が彩りを添えています。

遠くの赤い花がツツジです。

 カッコー、カッコー

 遠くでカッコウが鳴いているのが聞こえましたが、探しても姿を見つけることはできませんでした。
 今年、カッコウの鳴き声を聞いたのは初めてだと思います。

 朝が早いのでまだ売店は開いていません。
 メニューを見るとピザなどの軽食やコーヒー、手作りケーキ、ジェラートなどがあるみたいでした。
 こういうところで食べるの、好きです。

 集合時間になったので受付に戻りました。
 今回の参加者は17名です。

 責任者の方が
 「まだ顔の分からない人もいるから」
 そうに言うので、円陣になって自己紹介をしました。
 首都圏からの参加者、県を縦断するような遠くから来た人もいて、内心でビックリです。

 最初に湖を回るそうです。

 先に歩いていた人たちが足を止めていました。
 ホオアカが出たそうです。

 スコープを持った人が焦点を合わせてくれて、ホオアカの姿を見ることができました。

 カメラを出して焦点を合わせてみようと思ったら、手前に枯れススキのような草があって、まったく焦点が合いませんでした。
 おかしいと思ったら、設定がオートになっていました。
 オート(自動)なら鳥もとらえてくれればいいのに。

 飛び去るホオアカを見送って、さらに先に進むとダケカンバの林になりました。
 ダケカンバは葉っぱの層が薄くて、これは見やすくていいと思ったのですが、この林には鳥がほとんどいないそうです。
 よく見えすぎるので鳥の方が嫌がるのかもしれません。

標高が高い(1,600メートル)ので
白樺ではなくダケカンバだそうです。

 先頭から声があがりました。
 「Uターン!」
 「Uターンだって」
 伝言ゲームのように何人かが繰り返して、探鳥会御一行は元の道を引き返したのでした。

     今回は一応「下見」で、本番の探鳥会のルートを決めるためのものです。
 鳥のいそうな所をいくつか回っては引き返すようでした。

 「E山ならいるかも」
 そういう意見が出て、E山に向かうことにしました。

 ところが「まぁ、きれいなお花」なんてやっているうちに先鋒とはぐれました。

 途中で道は二つに分かれていました。
 E山へ直接行くルートと、B山を経由してE山に行くルートです。

 後で分かるのですが、先鋒隊は右の道へ。
 先鋒隊に電話して確認をしたはずなのに、追いかけた後方隊は左の道へ。
 当然、出会いません。

 先鋒隊はE山に行って引き返してきました。
 後方隊は「おかしいね」と言いながらB山に行って引き返してきました。

 結局、元の駐車場に戻ってきて合流し、どちらも「鳥はいなかった」ということになりました。

2につづく。

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