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川沿いに歩く 探鳥会レポート<N神社編>2/3話 2024年8月

 先日、ニコ支部T分会の探鳥会に参加してきました。
 集合場所はN神社の銀杏の下で、神社周辺を散策します。

 N神社は山の上にあります。
 探鳥会ご一行は坂道を下り、鳥居をくぐって御神域の外に出ました。

 御神域のすぐ前には田んぼが広がり、遠くに低い山が見えます。

 「あ、ダイサギ」
 「向こうにハシブトガラス」
 「あれはキジバト?」

 一度にいろんな人がいろんな方向を指しました。

まだ早朝なのに
くちばしを開けて暑そうなカラス

 探鳥会ご一行は道路を渡って田んぼの方へ向かいました。

 「そこにツバメ」
 「本当」

 そんなやりとりをしていたら
 「え、ツバメ、どこ?」
 そうに言われたら教えるしかありません。
 「そこの川の上空」

 歩いていると参加者のひとりが
 「そこに鳥がいませんか」
 と教えてくれました。

 T分会長は
 「鳴き声がモズだった」

 私が撮った写真でもモズに見えました。

モズ

 「こういう時、俺はいつも見られない」
 そうに言う参加者がいました。
 私の撮影した写真でよければと、カメラのモニターでモズを見てもらいました。

 上空を猛禽類が飛びました。
 「尾がバチ形をしていないね」

 近くにいた人とそう言いあって、ベテランのIさんに聞きました。

 「今の、なんですか」
 「トビかな」

 「トビ?尾がバチの形をしていなかったですよ?」
 「大きい・飛び方・色が茶色・・・だったらトビ」
 「なるほど!」
 さすがベテランだと思いました。

トビ

 探鳥会ご一行は川沿いに歩きはじめました。

 田んぼで立ち止まってセグロセキレイを見たりツバメを見たりしました。

 川はツル性の植物に覆われていました。
 たまに水面が見えると立ち止まって鳥がいないか観察しました。

 T分会長は
 「このあたりにカワセミがいないかねぇ」
 そう言うのですが見つかりませんでした。

たまに開けている川原

 川を覗き込んだときに、驚いたカルガモが4羽飛び立ったことがありました。

飛び立ったのとは別のカルガモ

 「今年はオオヨシキリがたくさん鳴いていたんだよ」
 「ヒナが見られても良さそうなのに」

 そんな話を聞きながら歩いていたら、ベテランのIさんが見つけました。
 「いたっ、オオヨシキリ!」

 オオヨシキリは逃げるように背の低い木の中へ。 さらに逃げるように木のてっぺんへ。
 分かりやすいです。

 しかし、にんげんにすぐ気がついて、パッと飛んで行ってしまいました。
 「あ、飛んじゃった」

 ここで橋を渡って、集合場所の神社の方へ歩きはじめました。

3につづく。


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