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おしゃべりも楽しみのうち 探鳥会レポート<N緑地公園編>2/3話 2024年9月

 先日、ニコ支部T分会の探鳥会に参加してきました。
 集合場所はN緑地公園です。

 探鳥会ご一行は芝生広場でセグロセキレイを見ました。

 芝生広場を通過する前に振り返ると、そこにいたのはハクセキレイでした。
 「さっきまでいたの、セグロセキレイだったよね?」

ハクセキレイ

 ここで周りにいた人たちとハクセキレイとセグロセキレイの見分け方談義になりました。

 「ハクセキレイのメスは背中の灰色が薄い」
 「ハクセキレイは夏に背中が黒くなる」

 これを、そうだったっけ?どっちだったっけ?と話していました。

 「いつも顔で見分けちゃうから、改めて聞かれるとわからないね」

 身近な鳥なのに、パッと答えが出なかったことを反省する探鳥会ご一行でした。

 ちなみにハクセキレイのオスは夏は黒っぽく、冬は灰色。
 ハクセキレイのメスは色が淡い灰色です。

 役員が足を止めてスコープを設置しました。

 さっそく覗かせてもらうと、木のいちばん上にたくさん鳥がいました。

 「あれってカワラヒワですか?」
 「そう、カワラヒワ」

 夏はなかなか鳥に会えないのに、ここは鳥がたくさんいていいなと感心しました。
 役員さんは続けて言いました。

 「そこのヒマワリの種を食べに来る」
 「ヒマワリ?」

 公園の花壇に咲き終わったヒマワリがたくさん立っていました。
 カワラヒワは続きを食べたいのか、木の上でソワソワしていました。

カワラヒワたち
カワラヒワのお目当て
ヒマワリ

 次々に集まってくるので数えてみたら、カワラヒワは13羽いました。
 まだ若鳥で「高校生くらいだね」と話しました。

 公園を歩いていると銀杏の木にギンナンの実がなっていました。

 「鳥ってギンナンを食べるの?」
 そう言った人がいたので探鳥会ご一行は足を止めました。

 鳥が食べる木を庭に増やそうとしている私は
 「鳥がギンナンを食べるって聞いたことがないです」

 ベテランさんが
 「ギンナンというのはアクがすごい」
 「渋いから、鳥は食べないかもしれないね」

 そういうことになりました。

ギンナン

 こういう何気ない疑問で話が盛り上がるのも探鳥会の醍醐味だと思いました。

 探鳥会ご一行は、見晴らしのいい草原のところで立ち止まり、しばらく鳥を見ました。

 葉の落ちた木にいたのはスズメでしたが
 「スズメも貴重な一羽」
 と言って、みんなで観察しました。

 スズメはあまり見られたくなかったのか、急に飛んで逃げました。

スズメ

 葉っぱが少しだけある木にはヒヨドリが止まっていました。

 探鳥会ご一行は、川に向かって、舗装されていない道を曲がりました。

ヒヨドリ

3につづく。


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