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夏山の風は冷たし 探鳥会レポート<N山編>1/3話 2024年7月

 先日、ニコ支部の探鳥会に参加してきました。
 集合場所はMスキー場で、散策したのはN山の中腹です。

 私が駐車場に着いたとき、顔見知りが誰もいませんでした。
 さんざん探した結果、私が停めたのとは正反対にある奥の駐車場にみんな集まっていました。

 集合時間前に着いたと思うのですが、受付が終わっていて、「参加します」と挙手して飛び込みました。

 ロープウェイに乗って標高2,000Mまであがります。

 ロープウェイ駅前で
 「あんなところにホオジロ!」
 スコープを設置してくれたのでホオジロを観察しました。

ホオジロ

 上空にはイワツバメが舞いました。
 「トビ!」という声も聞こえましたが、トビは分かりませんでした。

 トイレが大渋滞していて最後尾になった顔ぶれでロープウェイに乗り合わせました。

 カラーコーディネート抜群の彩美さんが最初に気付きました。
 「なんであんな所に?」
 登山道兼作業道を走っているのは真っ赤な車で地元消防署の名前が書かれていました。

 消防署の車を追い抜いて2,000Mに着きました。
 登山をする人はここから山頂を目指しますが、私たちは周辺を散策します。

コマクサ

 神社で手を合わせてから金網の外に出ました。

 あちこちで可愛い鳴き声が聞こえました。

 私のメモ帳、鳥に会えたときは名前を書き、声を聞いた場合は括弧を付けて名前を書きます。

 (ルリビ)
 (ルリビ)
 (ルリビ)

 これをブログには「姿は見えないけど、ルリビタキの声をいくつもききました」と書くわけです。

 という感じに、歩きながらブログに書く文章が頭に浮かんでいきます。

 いつもはスコープ隊で活躍するOさん、今日は珍しくカメラを持参していました。
 「スコープじゃなくてカメラだと体のバランスを取るのが難しい」

 同じくらいの重さだと思うのですが、本人曰く、違うらしい。

 Oさんは鳥を見つけるのがうまいので
 「そこにメボソがいる」
 「そっちにルリビが」
 次々に見つけ出していきました。

 私が気がつくときはたいてい鳥が飛び去るときのシルエットなのでした。

 シルエットでも見られたらメモ帳には括弧無しで名前を書きます。
 ルリビ、と。

 探鳥会ご一行は開けた場所に出ました。
 さえぎるものがないので眼下の風景が良く見渡せます。

 いろんな種類の飴が入っている袋を持ってすすめてくれた方がいて、一ついただきました。

 ふと見たら、スマートフォンのアンテナが立っていました。
 ここは電波が通じているようです。

 普段、探鳥会ではスマホを出さないのですが、思いついてモカさんにメッセージを送りました。

 「寒い、風が冷たい」

 探鳥会ご一行はさらに奥へと進みました。

2につづく。


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