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【11月に読んだ本】自分も一回死んだ気持ちになった・・

2021年11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1641ページ
ナイス数:74ナイス


■傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考
老人の年齢になっても人の顔色を見てしまう自分が嫌で耳読。図太い、というよりも自分を持って生きるということか。自分らしく生きていて、それが嫌われるなら仕方ない。でも、反省もしよう。本書からは最後の結論である【地位も名誉も何もないふつうの生活者としてどう生きるか】が最も大切だという部分が心に残った。最も偉大な人は市井の何の野心もない人だと常々思っていた。なろうと思って慣れるものではない。長い心の積み重ねが人をつくるから。禅僧の修業も会社員と同じで慣れが必要なんだと感じた。副案も大切。
読了日:11月30日 著者:枡野 俊明


■ダントツになりたいなら、「たったひとつの
ノルウェー発のコーチング本。内容はコーチングそのもの。意識に残ったのは著者が交通事故に遭い、命は助かったものの一年以上痛みに耐えたエピソード。人生は辛いものという前提に立ち、でも、諦めないと道は開けるのだとわかる。この本を耳読しようと思ったのは監修が山口真由さんだから。あのダントツさを本書が支えた。自分を傷つけないために敢えて卑下した言葉を言い、人から言われるのを回避しようとしていたとは正に私のしていること。テストの際には、受験生の中で一番勉強したのは私だと思うと心が落ち着くと。一万時間の法則そのもの!
読了日:11月26日 著者:エリック・ベルトランド・ラーセン


■僕の死に方 エンディングダイアリー500日 (小学館文庫)
金子さんと一緒に一回死んだ気がするくらい、深く気持ちに入ってきた。金子さんはまだまだ活躍できる年齢で死の告知。神様に急ブレーキをひかれたという表現がまさにそのまま。しかし、病の中で自分に合ったお医者様を探し、理想の葬儀、死に場所を探して奮闘する姿に、生き様と同じ懸命さを感じた。死に様は生き様と同じということがよくわかった。金子さんのご両親は4人のお子さんを育てて、金子さん以外は子ども時代に亡くされ、唯一生き延びた金子さんですら41歳で先立たせてしまわれ、いったいどんな人生でいらっしゃるのか。厳しい。
読了日:11月12日 著者:金子 哲雄


■全国もなかぼん
読みたかった本に図書館で出会ってラッキー。最中ってありふれた和菓子だが、最中大好きって人にあまり会わない。私もあんみつ、とか、餅菓子のほうが好きだなあ。でも、最中は不思議とどこにでもある。そして、こんなになんでもありなんだ、と驚いた。集めた著者もすごい。お店の人のなかで、本になんか載せたくない、と怒る人もいたと言うが、どうしてかな?いい記念になるのに。作り手にはそれなりの価値基準があるのかな。
読了日:11月10日 著者:オガワカオリ


■ド・ローラ節子の和ごころのおもてなし (とんぼの本)
パラパラっとめくって、あまりのセンスの良さに手に取ってしまった。節子さんのことは全く存じ上げなかったが、お着物姿が素敵すぎる。アジアの布を帯にしたり、部屋のアイテムとして使ったり、とにかく常人ではない。やはりハイソサエティな場で生きると審美眼も磨かれるのですね。女性が立つと男性も立ってくださる西欧のマナーなど、今は廃れてしまいかけのようだが、いいなと思った。
読了日:11月10日 著者:節子 クロソフスカ・ド・ローラ


■お江戸東京 極上スイーツ散歩
ちょっと古い本だから、コロナで老舗和菓子屋さん大丈夫かなーと心配だ。でも、江戸や明治から人々に愛されてるって凄いことだな。同じ味を継続して作るのは大変だろうけれど、本当にロマンがある。全部食べに行きたいよん!
読了日:11月08日 著者:岸 朝子,逢坂 剛


■ジグソー法ってなに?―みんなが協同する授業
日本の教育現場では知識構成型ジグソー法が行われているが、その原点が本書であり、アメリカの多国籍クラスでの競争主義や排他的雰囲気を軽減させる意図があったことが良くわかった。リーダーの育成に教師は非常に手間をかけるし、リーダーは非常にきつい役割である。これを日本の教室で行うのは文化的にも難しい。しかし、やはり生徒が本気で全員で学ぼうという気持ちにならなければ教育目標には到達できない。現に日本の義務教育の教室内では本書で描かれた人種差による自尊心の低下の問題も存在するだろう。となれば日本人生徒がまずリーダー
読了日:11月06日 著者:エリオット アロンソン,シェリー パトノー


■60分でわかる! AIビジネス最前線 (60分でわかる! IT知識)
今もスマホの音楽アプリがワタシの好みのラインナップをつくってくれるし、YouTubeも、Amazonも、好みのものを提示してくれる。それに慣れてきたから、AIが更に活用される未来にも馴染めてしまうかも。だとすると、サバイバル能力はゼロに近づきそう。玄関で傘が、今日は雨が降りそうだから持っていって、と語りかけてくるらしいから。さらっと耳ドクなので、頭に入ってないです、すみません。
読了日:11月03日 著者:AIビジネス研究会,福林 一平



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