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noteヅカ部(更新停止)

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これまでに書いた宝塚関連記事です。2021/8/19〜更新停止
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宝塚の記事を書くことを、今日で終わりにします。

「noteヅカ部」部長のイトウカヌレです! そんな風に挨拶をしていた時期がありました。 私にとって宝塚は子供の頃から観続けている夢の世界であり、noteで自分のカラーを初めて見つけることができた喜びでもありました。 宝塚の記事を書いたことで編集部のおすすめに載り、「noteヅカ部」を作って。 フォローしてくださる方も増え、わいわいとコメントで盛り上がったことも。すごく嬉しかったです。 今日から、ずっとプロフィールに載せていた「宝塚」というワードをやめます。 そして

好きな相手へ感じてしまった、「それ、人としてどうなん」という気持ちの置き場はどこ。

一昨日からのモヤモヤが続いております、イトウカヌレでございます… 好きなスター(大好きな相手)に対して、「それ、人としてどうなん」という感情を抱くことほど、辛いことはない。 特に宝塚は夢の国として売り出していて、私たちは非日常にお金を出す。 自分の苦悩や葛藤を曲に変えて表現するようなアーティストとは、対極にいる表現者たち。それがタカラジェンヌ。 夢の国を演出するために、個人でのSNS発信などは一切禁止。年齢も非公開、本名も非公開。 秘密のベールに隠されているからこそ

わたしは心から、相手役に大切にされる娘役が見たい。

わたしは今、迷っている。 月組トップスター珠城りょうの大千秋楽について、モヤモヤした部分は全く触れずに大絶賛だけを書くのか、正直に書くのか。 映画館でのライブビューイングを観終わった瞬間から、ずっと考えている。 約5年という長きにわたってトップスターを務めた珠城りょう。 全てを劇場で観ることはできなかったけど、大劇場作品はほぼ全作品観てきた。 6月に大劇場で「桜嵐記」を観劇したときは号泣しすぎてしばらく立てず… 退団公演であそこまで号泣したのは観劇24年目にして初め

そんなこと、推しは絶対願ってないだろう案件が勃発するとき。

宝塚でもBTSでも、何かに、誰かに夢中になることが人生そのものを楽しくしてくれるって信じてる。 その世界に夢中になる、浸る、追いかける、萌える。それで充分なの。日々が潤うから。肌でもなんでも潤いが一番大事だから。 …と、元気な時は無条件に思ってるし、毎日推し達のことを考えることに忙しい。だけど、精神的にあんまり元気じゃない時はおかしな方向へ行ってしまうことがある。 彼らは、彼女らは、あんなに頑張っているのに、自分は何をしてるんだろう。 あんなに若くして結果を出している

続・珠城りょう、とても美しい人。

1月3日の月組公演をライブ配信で観劇して心底びっくりしました。「珠城りょう、さらに美しくなっているじゃないか」と。 前回のライブ配信でもトップ珠城りょうの美しさにたまげたのですが、 今回はさらにそれを上回る美しさで、いったい何が起きているの?とずっと考え続けています。 珠城りょうの魅力は、「わかりやすさ」だと思ってました。 恵まれた体格、低い声、スター性。そこに立っているだけで、あの人は男役でスターさんなんだなとわかる魅力。 正直、繊細な魅力や儚さで言えば、珠城体制

あけましておめでとうございます。新しい手帳に色々書き込んでいて気づいたんですがね。去年から愛用してる無印のカラーペンが、宝塚の組カラーやということに!!花(ピンク)月(黄色)星(青)宙(紫)。雪組だけ無いから早々に買ってきまあす!!(無意識に4色揃えてる自分が怖いわ)

宝塚も私たちも、トップスターへの道はひとつでは無い。

やる気がお散歩中、noteヅカ部イトウカヌレです。 中学生の頃にはもう、今と同じ状況が師走には起こっていた。 学校や仕事にはもちろん行くし頑張るのだけど、とにかくやる気とか気力がどっかに行ってしまう。師走から年明けしばらくたつまで、毎年なんだかしんどい。 新年に向けてわくわくするよりも、とにかく年内にやること終わらせて、あっという間に年が明けるという忙しなさ。 年が明けたら息つく暇もなく、「新たな一年の始まり!がんばりましょう!」って言われる無茶ぶり。 あーーも――

宝塚のライブ配信のありがたさを改めて考えてみる〜あらゆる状況の人へ観劇の機会を〜

舞台であれライブであれ、ステージというものは生で観るのが一番だと思う。 画面越しでは伝わらない空気感や息遣い、額に滲む汗など、その場にいないとわからない事ってたくさんある。 例えば、紅ゆずるさんのサヨナラ公演だった「エクレールブリアン」のボレロのシーン。一糸乱れぬフォーメンションとダンス。客席全体が息を呑んで観ていたあの空気感は、画面ごしで見ても味わえないもの。 そうと分かっていても、今の私にはライブ配信がとってもありがたいものなのだ。 ✳︎ 先日試聴した月組の大劇

同性の恋愛、男装の麗人、戦う女たち。たまらない!私のフェチ。

宝塚をこんなに好きなのは何故なのかを、改めて考える。 豪華さ キラキラ 夢夢しい。 エロスがある。 男役の表情、娘役との絡み、男役同士の絡み。 夢夢しいけれど、エロスを感じられるところ。これが一番好きなポイント。 宝塚以外でこれを感じようとすると、男同士…というか、同性同士の作品くらいでしか味わえない(あくまでも、私の場合です)。 同性同士の作品に感じるものと共通したものがあって、それが「何」なのかを追求し、言葉にしたことはなかった。 宝塚は女同士で全てを表現し

珠城りょう、とても美しいひと。

「リアルな男性に見える」恵まれた体躯や声質を持つスター。珠城りょう。実はとても美しい人。 (月組公演「ピガール狂想曲」のネタバレを含みます) ✳︎ わたしはこれまで「バッディ」が彼女の当たり役だと思っていた。けれど今回の男装の麗人「ジャックとジャンヌ」が1番魅力的に見えた。 彼女の中にある繊細な心や、女性らしさ。恵まれたスター性と体格で、これまで封印するしかなかった「隠された魅力」が溢れていた公演だと思う。 男性を演じることを追求する男役の中でも「中性的」と言われ、

さあ、息子がいながらどこまで宝塚のライブ配信を楽しめるのでしょうか⁉️このあと13時から、月組公演宝塚大劇場、千秋楽はじまります❤️

同じ少女時代を過ごしてきたスターたちが、どんどん宝塚から去っていく。

もうすぐ(2021年)だいもんが退団してしまう。 雪組トップスター、望海風斗さん。89期生。2021年に退団が決定している。 どんどん同世代のジェンヌさんたちが退団していく。少女だった頃に、同じ作品を見て育ってきた人たちが宝塚の舞台の上から去ってしまう。 ✳︎ 私が宝塚をずっと好きなのは、「少女の頃に観て感動したから」ではないかと気づいた。 12歳の少女が観た夢の世界。はじめて持った将来の夢、タカラジェンヌになること。 そして今舞台に立っているタカラジェンヌはみん

宝塚の独特な用語「SとAとB」を勝手に解説するだけなのに二千字も費やしました。

当たり前のように23年も宝塚を観続けていると全く違和感がなくなるのだが、宝塚用語って独特がすぎる。 ポピュラーなところなら、 トップスター(各組の男役の頂点) トップ娘役(各組の娘役の頂点) ロケット(ラインダンス) 銀橋(ぎんきょう。本舞台から迫り出す細い舞台。本舞台との間にはオーケストラが入っていらっしゃる) などなど。 初めて観たころはもちろん何も知らなくて、パンフレットを見ては首をかしげ、宝塚の公式雑誌を読んでもほとんどわからず(スター全員に愛称があって、普段

事件です。旦那さんがおもむろに「宝塚グラフ」のトップスター座談会を読み始めた瞬間がこちらになります。(何回も一緒に観に行ってるし、こっちゃん、せおっち、バッディ(たまきちのことをバッディと呼ぶ)と色んなジェンヌさんを知ってるのだが、自分から読むのは初めて見た!沼に堕ちて来いこい)