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2019年の振り返りと2020年の抱負

どもども。青木です。

2019年もあっという間に…と考えながら出来事ごとに振り返ってみると色んなことがあったなというのを思い出しております。

去年の今頃はまだ会社を作ろうという段階ではなくプロトタイプを持っているだけでユーザーインタビューを繰り返していました。

まだ仙台を本社にする覚悟も、enspaceに入居することも、Polar Bear Pitchingに出ることも、β版をリリースすることも、初の実証実験に入ることも想像できていませんでした。

少しずつ少しずつメンバーが集まり、おぼろげだったTAISYの姿が作られてきました。

ずっと悩んでいた中、「仙台が伸び悩んでいる」と文句を言う側から、「我こそが旗を立てる」と決意したのは1月の新宿駅。ラーメン二郎に行こうといって死ぬほど遅れてきたトミーを待っているときでした。震災からの立ち直りに何も貢献してこなかった、その忘れ物を取りに行くことを決めました。


悩みに悩んで(to Bだから無難な名前が良いと言われながらも)funky jumpという名前をつけました。「You are funky(お前の体臭、くさいな。)」というスラングだった言葉を逆手に取って「そうさ、俺らは一人一人違うフレーバーを持っている」と誇りに変えてしまったアメリカの黒人文化をリスペクトし、一人一人違うジャンプの美しさと爽快感、私の一番好きなムーブを社名にしました。

Polar Bear Pitchingに向かう僕が描いたTAISYのUIはそれはもうひどいものでメンバーの手によって初めてモックという形になりました。

PBP本選のスピーチ原稿も友人に添削していただき、TAISY(たいしー)は英語で読むと「テイジー」だと教わりました。(それで最初の頃みんなにテイジーっていわれてた)

ドットジェイピーの同期として大学時代を過ごし、今弁護士になった戦友と、TAISYの契約書を作るのに何回も朝まで打ち合わせを繰り返す日々がありました。

β版のリリースパーティーには本当に多くの方に集まっていただきました。

実証実験を引き受けてくれたenspaceさん(インターンさせてください!って話もしましたね)を始めとして今目下なんとかTAISYを花開かせようとしてくださっている多くの関係者の方々。
ピッチの機会をたくさんくださる方々。
理由を作っては呼び出してメンタリング&ご飯をごちそういただく方々。
吹けば飛んでしまうようなfunky jumpをなんとか支えようと通常ではありえないご恩をいただいている方々。
コミュニティ談義にいつも付き合ってくれるコワーキングの方々。
私を住まわせてくれている仙台・東京の家主様。
そして今なお私に力を貸してくれているfunky jumpのメンバー。

本当に感謝の念が耐えません。noteに書けないことばっかりです。

初めてTAISYのお客様用アカウントが発行されたとき、僕は雪降る仙台の街を歩きながら号泣しておりました。理由はよくわからないし、これまでのしんどかったことが溢れてきたとかでもないのですが、とにかく嬉しかった。
ネイティブアメリカンの言葉に次のようなものがあります。
「あなたが生まれたとき、あなたは泣いていて周りの人達は笑っていたでしょう。
だから、いつかあなたが死ぬとき、あなたが笑っていて周りの人たちが泣いている。そんな人生を送りなさい。」
サービスもそういうものだと思うようになりました。
当たり前ですがリリースして終わりではない。
TAISYは売れればいいサービスではない。
TAISYは「1日に100人と話しても1人目を思い出せる」というコンセプトを通して人類が有史以来構築してきた友達ネットワークを大きく拡張することを目的としています。友達ネットワークが広がれば、今悩んでいることの解決策を持っていそうな誰かを探し当てあられます。独りで悩んだときに、命を断つ前に相談できるがちゃんと思い出せます。一人が思いついた素晴らしいアイディアを具現化できます。今目の前で電車に乗っている人が、たまたま同じサウナに入った人が、袖と袖が触れ合った人が、もし自分の繋がっている誰かと友達かもしれないと思えたら、人はもっと人に優しくなれるはずなんです。知らない人だからって思いやりを欠いた態度を取ってしまう人類のあり方を変えたい。だからそのとてもとても手前にある「会った人、話した人を忘れない」この部分に全力で取り組みます。TAISYを使っていただくことが僕達が思い描く世界に一歩ずつ近づいていることを意味しています。だから誰にとっても使いやすいものでなければならない。

いつかTAISYが終わりを迎えるとき、私が寿命で死んでしまうのが先だといいのですが、私の墓碑にはこう書いてもらうんです。
「世界中の立ち消えるはずだったアイディアを救い、世界中の孤独をなくし、世界中の人々を繋いだ男、ここに眠る。」ってね!
人が適切に繋がることで人類はもっと前に進めると信じております。

「明日社会が崩壊しても、皆で仲良く協力して暮らす人類史を創る。」それが私の成し遂げたいことであります。
一度核戦争でも地球温暖化でもあって人類社会が崩壊したとしてもいつか絵本を作れるくらいの文明が戻ったときに「むかしむかしTAISYというサービスがあったので皆が仲良く助け合って暮らしたんだとさ」って感じに語ってもらうことであります。マッドマックスみたいな世界にはさせません。

まだまだTAISYにもfunky jumpにも足りないところがたくさんあります。つまりは青木に足りないところがたくさんあります。

一年前はなんにも売るものがなかったです。
でも今はTAISYもあるし、コワーキング・企業内コミュニティ設計もあるし、なんなら営業代行だってあります。これも多くの方々から学び、相談をいただき育てていただいたものです。武器はきちんと持っている。

2020年は景気の減速があると予測されていますが、一昨日「海賊とよばれた男」を途中まで読んだので「だからどうした」くらいの気持ちでいこうと思います。踏み越えればいいだけの話しですからね!!

来年はとりあえず日本一人の繋がり方に、コミュニティに詳しいおじさんになろうと思います。日本中のコワーキングを巡ります。

「頭に思い浮かぶ選択肢が少ないからこそ迷わない。結果生まれる行動力が青木さんの強みです。」そう言ってくださったメンバーの言葉を信じて突っ走ります。

本当に皆さんのおかげでここまでやってこれております。
皆さんに感じていただいている可能性をカタチに。
そして関係各位を笑顔に。
TAISYを使っていただくことで結果を出すことに。
課題多き現代社会に友達ネットワークの恩恵をもたらしに。
もう「悩みつつ、もがきつつ、それでも前に進みつつ」は卒業。
あらゆるハードシングスをfunky jumpで乗り越える。

いやー、ほんと2019年あっという間だったな!!
2020年、funky jumpスタートだ!!

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絵:りんごさん デザイン:戸田さん

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