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プロに聞いた、お掃除の全て

 世界の皆さんこんにちは。いたずらピーナッツです。

 今回のコラムは、最近お部屋の原状回復に行き「清掃」で部屋の価値を向上させられることに気づいた私が、お掃除屋さんを経営する「半人前改め五人前76 @gininmae76」先輩にお聞きしたお掃除のノウハウを、自分の閲覧用という意味も含めてまとめたものです。五人前さんのはからいで公開させていただけることになりました。みなさんも、お家で、収益物件で、お掃除に取り入れてみてはいかがでしょう?


 まずは、「お掃除とは?」

 「汚れ」を、「薬品」と「物理的刺激(磨く・こする等)」で取り除いてあげる事、だそうです。深くないすか?当たり前といえば当たり前かもしれないんですが、この基本をしっかり踏まえたうえでお勉強していきましょう。

 そして「汚れ」は大きく分けて3つに分類されます。これ大事、超大事。これをしっかり理解しましょう。汚れが何汚れか把握できてないまま掃除しても、骨折り損のくたびれ儲けになってしまいます。最小の労力で、最大の効果を目指しましょう!

【汚れの種類は大きく分けて3つ!!】

1、酸性の汚れ(油、皮脂、石鹸カス等)←アルカリ性洗剤で対応

2、アルカリ性の汚れ(水垢、尿石、鏡のウロコ等)←酸性洗剤で対応

3、カビ汚れ←カビ用洗剤で対応

 この3つの汚れに対し、ふさわしい「薬品」「道具」で清掃します。これらが間違ってると汚れは取れません。そして上記3つが複合した汚れがあった場合は、1→2→3の順番で清掃するのが大切だそうです。例えばお風呂場には「皮脂・石鹸カス(酸性)」「水垢(アルカリ性)」「カビ」という3種類すべてが揃っている場合があるので、そんな時には順番を守って対応しませう!


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1、外壁、外装の汚れ

 まず外壁外装の汚れを強烈な高圧洗浄で削り取るのは悪手だそうです。理由は、外装を削りとって細かい凹凸が付くと、さらに汚れが付きやすくなるそうです。なのでデッキブラシやタイル目地用ブラシ等あまり固くないブラシでライドオンがおすすめだそう。

 あと、外壁外装は「水垢・コケ・カルキ(アルカリ性)」の汚れが多いそうです。酸性洗剤×中性洗剤でデッキブラシがベストでしょうか?汚れの原因を判断し、TPOに合わせてやっていきましょう!

外壁タイル目地の黒ずみ汚れには酸性洗剤がバツグン←別のお掃除屋さんのコラム、確認してみてください。

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2、内装の汚れ

 家の中の汚れは、水回り以外はほぼ「酸性の汚れ」でしょう。アルカリ性洗剤(希釈して使用でOK)と中性洗剤(食器洗い洗剤等)で対応しましょう。

安心安全なアルカリ性洗剤なら、重曹やセスキ炭酸ソーダ。百均でも売ってます。
超強烈でお買い求めやすいアルカリ性洗剤としては、業務用マジックリンなんていかがでしょう?私も昔は「どの洗剤が効くかな?」なんて色々買いそろえていたのですが、洗剤の種類自体が大切なんだそうです。

それでは、掃除する箇所によって掃除方法を列挙しますね。

壁紙:固く絞った雑巾で水拭き後、アルカリ性洗剤×クロス洗浄シート(フェルトみたいな生地)で壁をやさしく磨く(汚れが激しい箇所のみブラシ的なものでゴシゴシ)
最後に雑巾水ぶきでアルカリ性洗剤を取ってくださいね。
あと、冷蔵庫やテレビ裏のヤケなんかは取れないので、部分的に塗料で塗って処理することもあるそうです。

クッションフロア:アルカリ洗剤×ブラシや金属たわし(ボンスター等)でガシガシやる(傷目立たないので様子を見ながら大胆にやるそうです) 

ガラス窓:食器用洗剤を30倍希釈して水きりで仕上げ。しかし水切りはなかなか難易度が高く、最初は仕上がりがきれいにはいきません。心配な方はグラスター×マイクロファイバークロスor洗車用ガラスクリーナー等で仕上げれば安心です。

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3、水回りの汚れ

水回りはやっかいなイメージですが、五人前さんのお話しを聞いていると、結局は薬剤を付けて時には付け置きして、粛々と磨くだけですね。頑張っていきましょう!!

浴室清掃:アルカリ洗剤でふき取り(適正に希釈してネ)➾壁等の水垢部分は酸性洗剤×万能ふきん白スコッチ拭き⇒コスっても取れない目地、コーキングのカビの黒ずみはジェルのカビキラーのサランラップパック1~2時間、ブラシでタンタンと叩きコスってピカピカに。(ゴシゴシはダメです。汚れが奥に入って逆に取れなくなる。)

:酸性製剤塗ってしばらくサランラップパック➾ベストペット(研磨剤)をつけ万能ふきん白スコッチorアクアパッドで磨く。

金属の水栓:酸性洗剤塗ってしばらくサランラップパック➾研磨剤ベストペット×万能ふきん白スコッチで根気よくゴシゴシ
※金属に強い薬剤使うと、化学反応で取れない「ヤケ」ができる可能性があるので気を付けましょう。

便器:尿石はガンコなので、酸性洗剤サンポール×ノミのようなもので尿石の表面に傷つけといて、薬剤つけおき×2,000番台のヤスリor強めのスポンジ茶色スコッチでコスる。ガンコなので、取れるまでしつこくやりましょう。頑張りすぎると陶器の表面が傷つき目立つので、自然に見えるように便器の表面をヤスリで仕上げましょう。

キッチン:油汚れはアルカリ性洗剤×雑巾で。付け置き洗いも良いですね。ステンレスシンクの錆なんかは物理的に焦げ取り用のスポンジで。コゲ取り用のスポンジで強くコスると穴が開くことがあるし、塗装面を強いアルカリ性を使うと塗装面ごと剥がれたりします。強いアルカリ性洗剤での付け置きには気を付けて下さい。(特にレンジのフィルターには!)


あと掃除豆知識として、アルカリ性洗剤、酸性洗剤、カビ用洗剤共に原液に素手で触れると皮膚が危険な間に合う事があります。ニトリルの手袋がオススメです。そしてニトリル手袋の色は黒がいいのでは?(青は熱に耐性がないので止めといたほうがいい)
漂白剤で落ちる汚れって、原理的には擦って落ちるはず。
もし外部の清掃をお願いするなら、お掃除屋さんというよりはビルメンテナンスの会社がいいのでは?

等々でございます。プロのご意見はシャープで、とにかく汚れの原因の究明と、使う薬剤の選定と、あとは根気よく汚れと向き合うべし!ってな感じでした。いやぁ、お掃除って本当に楽しいですね。皆さんもチャレンジジョイ!

では股~

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