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ChatGPTの活用

はじめに

みなさん、ChatGPTを知っていますか?

仕事や日常生活で活用できていますか?

ChatGPTはOpenAI社が提供するテキスト生成AIです。特に人との会話が得意になるようにチューニングされており、私たちの入力メッセージ(プロンプト)を投げると、回答が返ってきます。
※ChatGPTはMicrosoftのAzure経由でも利用可能

人間でもぱっと回答がわからないような問いに対しても、自然な返答をするChatGPTは仕事や日常の行動に変革を起こすだろうと期待されています。

ChatGPTにちょっと「○○について教えてください」と聞いて、その回答内容に「これはすごい!!」と感じた方も多いのではないでしょうか。これまでの技術とは違った形で新しい価値を提供してくれているのは間違いないでしょう。

しかし、実際ChatGPTを色々な場面で使ってみると、高度なことはできないなと感じると思います
(私の応用力が低いのかもしれません)

もしくはプロンプトのチューニングをしっかりやれば、応用先は広がるかもしれませんが、プロンプトの最適化は結局トライアンドエラーを何回もすることになるので時間がかかってしまいます。

私がプロンプトのチューニングにたくさんの時間をかけずとも、ChatGPTの活用メリットを感じる4つの方法を紹介します。

活用方法

① アイデアや事例をいっぱい出してもらう

新しい施策を考えるなど、定型の作業ではなく新しい考え・アイデアを作ってまとめるときにChatGPTをしばしば活用しています。

プロンプトのテンプレートは「○○についてアイデアを10個教えてください。」になります。
ポイントは、10個など普通の人間であればぱっと思いつけないような個数を指定することです。同じような処理でいくつものアウトプットを出すのはプログラムの得意とするところです。

ChatGPTはプロンプトに書かれていない文脈を把握する力はないので、一つ一つのアイデアはありきたりだったり、突拍子もないことも混じってしまうので、まずはたくさんのアイデアを出してもらいます。

その中からいくつか良いアイデアを選び出し、組み合わせることで、より良いアイデアにつなげることができます。また、逆にこういうことではないなといった形で消去法的にも考えをサポートしてくれます。

② 翻訳

翻訳もChatGPTの得意なことの一つです。

プロンプトは「○○を英訳してください」や「○○を日本語に訳してください」です。違和感のない形で答えが返ってきます。

また、翻訳された内容に対して、よくわからないところがあると、「○○とは何ですか?」と追加のやり取りができます。これはDeepLやGoogle翻訳など他の類似サービスにはないメリットですね。

③ 要約

こちらもChatGPTの十八番なのではないでしょうか。

Web記事のテキストだったり、議事録だったり、チャット履歴などをChatGPTに投げると、短くまとめてくれます。

こちらも追加のやり取りができることで、短時間で理解を深めることができます。

④ プログラミングでのサンプルコード作成

エンジニアでないと関係ないかもしれませんが、結構使えます。
作りたい最終系のコードを直接作ってもらうためには、プロンプトの調整が必要となりますが、部分的な処理のサンプルコードであれば、ChatGPTが持つ知識でも十分対応可能です。

プロンプトは「~をするサンプルコードをNode.jsで書いてください」といった形です。
※Node.jsの部分は使用する言語に応じて変更

処理が複雑になるときは、「## 指示」や「##条件」のセクションを分けることがあります。このあたりはプロンプトエンジニアリングのコツを参照しします。

終わりに

ChatGPTはまだ人間活動を完全を置き換えることは難しいと思われます。現在はユースケースを絞って、サポーターやアシスタントとして利用するのが良いと思います。

ネット上では、ChatGPTへの問い合わせを複数回組み合わせて自律的に情報の探索と思考を行うAgent系の検討・開発も盛り上がっています。

ChatGPTの活用方法は引き続き注目です。


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