【私の教員休職記・英会話カフェ〜人との出会い〜】
昨日も英会話カフェに行った。
自宅から電車で30分。
普段はオンラインで英会話をしている。外国人の、主にはフィリピンの講師と約30分間話をするのだが、6ヶ月も経ってくると仲のいい講師の人と楽しく話ができるようになり、それはそれでとてもいい経験になっている。
しかし、やはり対面で人と話すことは、とても楽しいと感じた。
その日は、私を含めて二人の生徒と、先生。もう一人の方は個人で建築業をされていて、ヨットを2隻も持っている。私とは全く違った世界。こういう方と一緒にお話ができるということだけでも、ものすごく価値があると感じる。
先生はもともとイギリスにワーキングホリデーで仕事をしに行っていて、海外にも30カ国以上行ったことのある強者である。旅行がとても好きで、以前別の仕事をしていた時は、休みがあると僅かな時間を利用して旅行に行っていたそうだ。見た目はとても綺麗なお姉さんだが、アグレッシブな性格が素敵だった。
教師の世界にいると、つい話題は教育のことになってしまう。
それはそれで悪くないし、仕事をしている以上最も興味のあることに違いないのだが、一歩この世界を出ると、全く違った景色が広がっていることに気づいた。
休職してから本当に色々な人に会うことができた。だからといって休んでしまうことがよかったとはとても思えないが、人生の上で貴重な時間になっているのは、事実なのかもしれない。
このたくさんの出会いが自分をどこへ連れて行ってくれるのかはわからない。いや、「連れて行ってくれる」などと受け身なことを言っている限りは大したことはできないかもしれない。だが、自らの精神に影響を与えてくれた出逢いに感謝し、これからの人生の糧にしていこうと思う。結局人間は人間なしには生きられないのだ。
世の中にはいろんな生き方をしている人がいる。自分の身の回り、町の中だけでもこうなのだから、日本全国には、そして世界には本当に多様な人がいるのだろう。休職期間終了までまだいくらか時間がある。
焦らず、しかし貴重な時間を無駄にせず、最も大切な「出会い」に時間を遣いたい。