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独身がうらやましかった私が、育児が楽しくなった理由。

先日ふと、去年書いた記事を読み返してみました。
読んでびっくり、私ってこんなこと考えてたんだなと思い、たった1年前なのに自分の心境の変化に驚きました。

これを書いた当時、私は正直なところ、育児が辛かったんです。

「子供がいると幸せ」という人が多いけれど、私には、独身の人のほうがずっとうらやましくて。

私だって、好きなことに思う存分時間を使いたい。好きなところで好きな友達と遊び、好きなだけ仕事をして、好きなものを食べながら好きなものを飲みたい。

感染症の真っ最中で外食や遠出ができなかったことも、理由のひとつだったかもしれません。とにかく家で子供と過ごす時間が辛くて、そんなふうに思う自分にも罪悪感を抱えていました。

しかし、ここ最近の私ときたら。
息子以上に、息子と過ごす週末を心待ちにしているんです(笑)

たとえば先日は、山梨県のリニアモーターカー見学センターへ行って。

明らかに私のほうがはしゃいでる。

電車好きな息子は、ミニリニアに乗ったり、リニアの模型をみたりして大喜び。でも私も負けじと、時速500kmのリニアを直近で見て、大興奮!こんな新幹線より速い未来の乗り物が、2027年には一般人でも乗れることを知って感激しました。
(東京から名古屋まで47分で行けるんですって!)

田植え体験をした日もそう。
誰よりも泥だらけになる息子を「ほらほら、汚れるよー」と、他の親御さんの手前では言いつつ、内心では「いいぞいいぞ、もっとやっちゃえ!」と思っていました(笑)

田植えより泥遊びに夢中!

こんなイベントばかりでなく、近場の公園でも、行ったことなかった場所に足をのばしてみたり。私自身がいろいろな体験を子供とすることが、前よりずっと楽しくなってきました。

育児を楽しめたキッカケは「書くこと」

それは、noteで書いたことが理由でした。
私はこれまで、育児で感じた葛藤や、自分の願望を、noteにエッセイとして書いてきました。格好つけることもなく、ただただ等身大の思いをつづりました。

書くことで、自分の気持ちを整理できました。
すると今後は私がどうしたいのか、向かいたい方向が浮き彫りになったのです。向かいたい方向とはこれ。

「子供との時間をもっと楽しみたい」

もちろん子供が少し大きくなったとか、外出しやすい状況になったことも、育児を楽しめるようになった要因としては大きいのですが。

「子供ともっと楽しみたい」という思いに私自身が気づき、それを意識したおかげで、その思いに沿った選択や工夫をするようになりました。そうして1年かけてゆっくりと、変化していったように思います。

「大人も楽しめること」をどんどん発見

ではどんな工夫をしたら、育児が苦手だと思っていた私でも、子供との時間を楽しめるようになったのか?

それはね、大人も楽しめる子供との遊びを見つけたことでした。

たとえば去年から我が家では、キャンプやグランピングにハマっています。それらの何が良いかといえば、子供を思う存分遊ばせられて、大人も同時に楽しめること

先日も、5歳の長男が赤ちゃんの頃から仲良くしてもらっているお友達家族とグランピングへ。息子たちはお友達と敷地内で、水鉄砲をしたり、虫をつかまえたりして思いっきり遊びました。

その間、大人たちは彼らを見ながら、憧れの「ビア缶チキン」をつくったりしてわいわい盛り上がりました。もちろんビールもプシュッ。開放的な自然の空気と相まって、おしゃべりにも花が咲きます。

走り回って、たくさん食べて、花火もして、子供たちは夜9時頃すぐにスヤスヤ・・
大人たちはそれから、焚き火を囲みながら、野外でのんびりした時間を過ごすことができました。このお友達のパパママも、息子がいなかったら出会えていない人たちでした。

私の「好き」が育児で広がった

冒頭で私は独身の人がうらやましくて、こんな風に思っていたと書きました。

私だって、好きなことに思う存分時間を使いたい。好きなところで好きな友達と遊び、好きなだけ仕事をして、好きなものを食べながら好きなものを飲みたい。

この「好きなこと」「好きなところ」は、子育てをするなかで、明らかに広がったように思うのです。グランピングも、リニアモーターカーの見学センターもそう。絶対、独身の頃の私だったら行ってない!

子供がいるからこそ、楽しめること・場所がたくさんあることに私は気づきました。

そして「好きな友達」も。
子育てをする中で出会った友達は、一緒にピクニックへ行ったり、地域の集会所でご飯を食べながらお酒を飲んだり。ときにキャンプへも行ったり。
こうした人たちに出会えて仲良くなれるのも、なんの偶然か、同じ場所で同じ年代の子育てを頑張る仲間だからです。

「好きなだけ仕事」は、夜じゃなくて朝にやればいいことにも気づきました。それに年齢のせいか、ちゃんと休まないと仕事ができない。子育ての時間を、気分転換にする時間術も身につけました。

そして何より、子供が楽しそうな顔を見ることが、私にとってのいちばん「好きなこと」になりつつあります。電車好きの息子は、電車に乗るだけで興奮してくれるので、乗りがいがあります(笑)お安い御用です!

「パンタグラフ」という言葉も息子から教わった

こんな感じで、私はnoteを書くことをキッカケに、前のめりで育児を楽しめるようになりました。

もちろん、独身の人がうらやましいという気持ちは、今も消えることはありません(笑)でも「隣の芝生が青い」というように、私には私なりの生活の楽しさがあって、それを積極的に見つけていこうと思うのです。

「書くと人生が変わる」というのはちょっと大げさかもしれない。
でも「書くと現実が変わる」なら、きっと嘘じゃない。

何か良い方向に変えたいとき、「書いてみる」のは思ったよりも効果がありそうです。

久しぶりのnote、思ったよりも時間がかかってしまいました。書きたいネタがまだまだ脳内にたくさん転がっています。ひとつひとつ書いていくので、これからもよかったら読みに来てくださいね。

それではまた〜

小森谷 友美
noteで書ききれない話はTwitterで

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