知波 / 本とうたた寝。

本とうたた寝。(https://twitter.com/hontoutatane)の遥…

知波 / 本とうたた寝。

本とうたた寝。(https://twitter.com/hontoutatane)の遥野知波です。長めの日記を書いています。

最近の記事

親が暗いんでね

初夏から残暑にかけて宇宙に行っていたため、日記の公開は無しです。秋も行ってしまうかもしれない。わかんない先のことは。 イベントに出ます。 「絶対忘れるな」という音楽ユニットの志賀ラミーさん(いい声で話し、いい曲をつくる方)が主催されるトークイベントです。 志賀さんにお声がけいただけたのがとてもうれしくて、ありがたくて、出させていただくはこびとなりました。 ゲストのお二人の素敵なアイドルさん、イベンターさん、前から存じ上げており、とても光栄に思います。 たぶんあの、せ

    • (検閲) / 2020年3月

      1日 教養が欲しい。教養を手に入れてなにがしたいかというと・・・・・・・・・・・・(検閲)。 2日 水の夢をよく見る。今日は、おおきな川の中でワニに追われた。 3日 ひと月ぶりの人に会う。話されなかった話のひとつもないように聞いて、聞かれなかった話のひとつもないように話した。そこにある話が、擦り切れるほど繰り返されていたとしても、一回一回、星の砂みたいに大切なことの混ざっているので、あまり聞き漏らしたくはないし、あまり聞き漏らさないでほしいと思う。 そういうわけでこの日は

      • きみが聞かなかった全部の話 / 2020年2月

        1日 小池真理子『一角獣』を読んだ。小池真理子さんは恋愛小説のひと、というイメージがつよくあり(ミステリやホラーなどでも著名なことをいま知った)、わたしは恋愛小説をそれほど好んで読まないので手に取ったことがなかった。ふだん行かない街の、たまたま寄った古書店で目についたから買っただけだった。 一節読んで、閉じて、胸に抱くほど好きだった。 思わぬところにじぶんのかたちをみつけると、わたしの世界はぜんぜんまだ狭かったんだなと気づく。これまで生きて来たことを肯定されたような気持にな

        • 「こんなにきれいに食べてもらって」 / 2020年1月

          1日 薄着で外に出て除夜の鐘をきいた。空気が澄んでいて星がよく見えた。あんなに覚えたはずの星の名まえを今ほとんど知らない。 2日 昔の友人たちと会った。ぬるま湯の上に張られた糸で綱渡りをしているような、不安定な安心感があった。集団の中にいるとき、その浮遊感がこわいから、その中の誰かただひとり、サムワンと、とても濃密なつながりを結んでおきたくなる。双子に生まれて、ほとんど自分みたいな存在といつも一緒にいられたらいいのにと思ったこともあった。 友人が夜通し踊っていてあんまり眠れ