死生観から考える自分の人生
自分は22歳の大学4回生、所謂就活生だ。
大変な時期に就活生になってしまったな、と自分でも思う。
学生時代に、18カ国の国に足を運び、色々な経験をしてきた。
18歳でボリビアに行き、お金がなくなり折り紙を売って帰国便の日に空港まで行ったり、ラオスで散髪をしたり、タイではちょっぴりえっちなお店にも行った。
かと思えば、スペインでトマティーナ祭りに参加し、ドイツでクリスマスマーケットにも行った。グランドキャニオンで凍えながらテント泊をし、ニューヨークで過去1番激しい年越しもした。
タイからカンボジアまで陸路で行ったり、アイスランドで温泉にも入った。
この辺はまたいつか気が向いたら書きたいと思う。
ここで自分の中で人生における3つの『軸』ができた。
それは、英語、旅、ゲストハウスだ。
英語を身につければ、海外旅行に行った時絶対楽しいだろう
という生半可な気持ちで外国語大学に入学した。
実際、アイルランドへ留学をし、英語を身につけ(たと信じたい)、色々な人と話し、価値観も広がった。
旅は自分の人生で欠かせないものとなった。
おもしろい街はなく、おもしろい人が集まるからこそ、おもしろい街になるのだろう。おもしろい人に会い続け、自分をアップデートして行くことで視野が広がるのかもしれない。
海外や、国内旅行に行った時は9割でゲストハウスに泊まっていた。
ただただ安く泊まれるという理由だけではない。
ゲストハウスはコミュニティなのだ。
世界中から人が集まり、少ない時間だが共に生活をする。
一緒に観光したり、料理を食べ、会話をする。
するとゲストハウスのスタッフとも嫌でも仲良くなれる。
タイでは一緒に働かないかと誘いも受けたことがあった。
自分の経験からこの3つの『軸』が出来上がった。
後1つ、この言葉にも高校3年生の時に出会った。
Twenty years from now you will be more disappointed by the things that you didn’t do than by the ones you did do.
(今から20年後、
あなたは自分がやったことよりもやらなかったことに失望するだろう。)
-Mark Twain
衝撃だった。
確かに自分はこれまでやりたいことをしていたのだろうか。
この言葉に出会い何かが吹っ切れたのは事実だ。
そして大学4年間で自分のしたいことをしてきた。
これからもするつもりだ。
そして大学3回生の時
スペインで出会ったトルコ人のおっさんに将来何をしたいか聞かれた。
まだ分からないと答えた。
自分のなかではゲストハウスを経営したかった。
だが、恥じらいやためらいを感じ、答えれなかった。
するとトルコ人のおっさんはこんな事を言ってくれた。
人間いつかは死ぬさ、その時に何を思う?
お前はもっとお金があれば、と思うか?
いやいや働いていた事を後悔しないのか?
あの子に告白すればよかったと思わないのか?
死ぬ時に1番後悔することは、したい事をやらなかったことだ。
-トルコ人のおっさん
2度目の衝撃だった。
マーク・トウェインと同じ事を言っていた。
確かにやりたいことをして生きていけたら幸せ者だ。
だが実際にやりたいことを見つけている人は何人いるだろう。
毎日毎日このままでいいのかと自問自答を繰り返し、
夜に踏みつぶされそうになっていた日もある。
生きていくにはお金が必要だ。
お金のために、したくない仕事で働くのか
お金はないが自分のしたいことをするのか
究極のジレンマに挟まれる。
悩む。ものすごく悩む。
会社に入るメリット、デメリットなどは考えたらわかる。
やっぱり、心のどこかで
ゲストハウスを経営したいと思っているのは事実だ。
大変な時期に就活生になってしまったな。
自分が死ぬ時に何を思うか考えようか。
そう言えば、スティーブ・ジョブズもこんな事を言っていた。
If today were the last day of my life,
would I want to do what I am about to do today?
(もし今日が人生最後の日だとしたら、
今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?)
-Steve Jobs
常にいつ死ぬか分からないと考えていると、
やりたいことが見つかるのだろうか。
英語、旅、ゲストハウスを中心に考えてみよう。
ギリシャに自分の船を買いにくと言っていた
トルコ人のおっさんは何をしているのだろうか。
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