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今からNFTクリエイターとして活動?やめておけ…後編

どうも、こんにちは。

ユルく生きたいマツモトです。

初めて記事を書いてみたのですが…意外と多くの人に読んで頂いているようで、とても嬉しく思っています。

さて、前編では…

•既に参入するタイミングが遅く、無名のアーティストが作品を売る事は難しくなっている。

•何故クリエイターが疲弊するのか?

をメインに書いてきました。

後編では、

•これから活動を始める上で…

•NFTGivewayのメリット、デメリット。

•NFT活動を本気で応援してくれる人達の存在

•自分が活動をする上で嬉しかった事、煩わしかった事。

など、前編に引き続き、

クリエイターがSNSでは語りたがらない…更に突っ込んだ内容を、自らの活動経験をもとに、書いていきたいと思います。

1.これから活動を始める上で…

まずNFT市場では、売れるものが、その時々で大体決まっています。

なので…もし作品を売りたいのなら…

考えるべきは…

・何を売るか?

・どう売るか?

この2点に尽きます。

例えば、今ならギリギリで…アニメ絵のかわいい女の子のNFT(ただこれは…現状かなり飽和しているので、売るのであればそれなりの工夫が必要です。)

最近、特に騒がれているメタバースに関連するNFT…メタバース用の3Dアバターなどが売れやすい状況にあります。

少し前まで一枚絵が売れていたのは、Apple Watchのホーム画面に設定したり、Oncyberなどのメタバース上に絵を飾る事を人々が楽しんでいたからという背景があり、現在では、メタバース上を自身の3Dアバターを使用し仮想空間で遊ぶ事が流行っています。

もし、貴方が貴方の作品を売りたいと考えるなら、トレンドに合わせて動く事は重要だと思います。

しかし…前編でも書いたように、トレンドに合わせて疲弊するクリエイターがいることも事実なので、周りに合わせ過ぎず、自身のクリエイティブの本質を見失わないように、そしてその上で作品を売る為の工夫を行うことが大切だと、自分は思っています。

2.NFTGivewayのメリット、デメリット

活動にあたり、

手っ取り早くフォロワーを獲得できる方法として、SNSなどでNFTGiveway(自作品NFTの配布)を行っているクリエイターを多く見かける事と思います。

確かにこの手法はフォロワー数を稼いだり、自分の作品を多くの人達に見てもらえる可能性として、効果はあるのではないかと思います。

ただ、1で述べたように、NFT市場では、その時々で売れるものが大体決まっていますので、貴方の作品が売れる側なのか、はたまた未知なのかにより、NFTGivewayの効果が変わってきます。

大切なことは、NFTGivewayを行う目的がなんなのか?それをしっかりと見据えた上で行わなければ、疲弊する原因になり得ます。

それでは、実際に自分がNFTGivewayを行った際に感じたメリット、デメリットを紹介します。

【メリット】

•フォロワーの獲得がしやすい。

Giveway参加条件として自分のアカウントのフォローを条件に盛り込むと、大きな効果を生む可能性が有る。

•拡散されることにより、多くの人の目に触れる機会が増える。

Givewayを継続して行うことで、ファンの獲得に繋がったり、目に触れる機会が増える事で、興味を待ってもらえる可能性が増す。

•他のクリエイターや影響力のある人達や、ファンと繋がる事が出来る。

他のクリエイターとの交流や、影響力のある人から自作品に興味を待って貰えることが有り、尚且つファンの獲得や繋がりを持つ事が可能です。こういった繋がりは活動の励みや楽しみになります。

•作品が売れる。

例えば、Givewayでマルチミントの作品10点のうち1点を配布し、残り9点を販売します。そういった少しの工夫をすることにより、ツイートが拡散されていく過程で、作品が売れる事があります。ストレートにGivewayをするだけではなく、少しの工夫で結果に結びつける事が出来る事を覚えておきましょう。

•現時点で自作品が売れる物か、ポテンシャルを判定出来る。

作品が売れるということには、様々な要素が絡んでいますが、単純に言えば需要と供給が一致している必要があります。その判別をする事は意外と難しく、基本的には試行錯誤を繰り返す事が必要になりますが、Givewayにより、人の目に留まれば売れるのか?もしくはその他の工夫が必要なのか、作品のポテンシャルを測る事が出来ます。

【デメリット】

•エアドロ、Giveway参加用のアカウントのフォロワーばかり増える…

こういったアカウントの多くはフォロワーも少なく、影響力や拡散力もなく、お金を使うわけでもない無料で何かを欲しがる人達がほとんどで、こういった人達に作品を配布する意味があるのか…疑問に思うクリエイターも多く居ます。個人的には…フォロワーとして、枯れ木も山の賑わい程度に考えているというのが本音です。(既にある程度フォロワー数を獲得出来たので、現在はこういうアカウントを避けてGivewayをしています。)

•やりすぎる事で作品のブランドイメージが落ちる…

人は大量にタダで配布されている物に対して、貰える程度の物と認識してしまう事があります。そして大量配布を頻繁に行う事で、希少性を保つ事が難しくなる事があり、これは作品の価格設定やブランドコンセプトによってはマイナスに働くことも有るので、注意が必要です。

裏を返せば、Giveway特有の気安さや容易さみたいなものを利用する事で、プロジェクトに役立たせる事も出来るのではないでしょうか。

•NFTGivewayに疲弊してしまう…

Giveway企画のツイート、当選者発表、返信対応、実際に配布する…等、Givewayをするのも、けして楽ではありません。中には配布ばかりで、作品が一向に売れず…これは果たして意味があるのか…自分は何をしているのか…?と疲弊していくクリエイターもいることでしょう。しかしこれはあくまで作品を売る為の道の途中です。大切なのは、無理をせずマイペースを保ち、試行錯誤を繰り返し、継続することです。

3.NFT活動を本気で応援してくれる人達の存在

クリエイター活動を通して、頭が下がる程に応援をしてくれるファンとの出逢いがあります。

その人達、皆に共通しているのは、NFTが大好きで仕方ないという気持ち。

現に、その人達は素晴らしいコレクションを保有していたり、購入、積極的に二次流通が成立するように促してくれたり、自身でもクリエイターをサポートするDAO活動等を行なってくれています。

クリエイターに対してはもちろん、NFTという技術に対しても貢献をしている素晴らしい人達だと、個人的に思っています。

それでは、ここでNFT活動を本気で応援してくれる一部の人達を紹介します。

•仮想筋肉さん(@crypto_muscle_ )

自分がNFT活動を始めたばかりの頃に、一番最初に作品を購入してくれたのが、筋肉さんでした。

僕の作品を複数購入し、ギャラリーにて展示会を開いてくれたり、Giveway企画を催してファン獲得に協力してくれたり、イケハヤさんのDiscordにて、僕の作品を紹介をしてくれたり。面白いアイデアを出してくれたり。

挙げればキリがない程、助けてくれた存在です。

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筋肉さん自身もNFTプロジェクトをプロデュースしていたり、Soudan NFTというNFTクリエイターをサポートするDAOコミュニティのadminをされてたり、

NFTが好きで、色々な面白い事を通じてクリエイター同士を繋げたりしてくれている素敵な方です。

NFTクリエイターを始めたばかり、もしくは活動に行き詰まってしまった人は、筋肉さんに相談してみるといいかもしれませんね。

•dledneeさん(@Give_your_fire )

我らクリエイターの兄貴的な存在のドレッドさん。

ドレッドさんも初期の頃から、僕の作品を購入してくれ、二次流通をバンバン成立させてくれる頼もしい存在です。

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ドレッドさん的には、好きな作品を購入しているだけなのだと思いますが…ドレッドさんのコレクションギャラリーには、これから流行るであろう作品や既に注目を集めているクリエイターの作品が沢山飾ってあるところを見ると、審美眼が備わっている人なんだと思っています。

NFTの面白い所は、こういう影響力のあるコレクターさんのギャラリー展示や、知名度の高い人物の購入をきっかけに火が付く事もあるところですね。

dledさんは NFTGivewayにも積極的に参加しているので、貴方が主催するGivewayにdledさんが参加した時には、優先して配布するのも良いかもしれないですよ。

•はやっちさん(@HayattiQ)

はやっちさんは、僕の作品のGivewayに参加してもらった事があり、作品を保持してもらってます。(多分)

また、自分の知る限りだとSoudan NFTの発起人が、はやっちさんで、コミュニティ運営をしながら、最近ではクリエイターの海外展開へのサポートや、スペースでの情報発信などに力を入れています。

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もしDiscordへの参加や、スペースでの自作品紹介など、そういったことが苦手じゃないというクリエイターは、知って貰える機会に繋がると思いますので、これも経験と思って、試しに参加してみては如何でしょうか。

4.自分が活動をする上で嬉しかった事、煩わしかった事

ここまで色々と書いてきましたが…

活動をしていると、様々な事が起こります。

素敵な出逢いがあったり、飛び跳ねたいほどの嬉しい事があったり、その反面、煩わしい事や悩ましいほどの葛藤があったり…

ここでは、自分が個人的に感じた、嬉しかった事、煩わしかった事を包み隠さず紹介したいと思います。

【嬉しかった事】

•作品に対して反応をもらった事。

クリエイターにとって、作品に反応してもらうという事は、自分の感性を認めてもらえたことに等しいです。いいね、RTはもちろんメッセージを貰えた時は、クリエイターをやっていて良かったと感じます。ファンの支えは活動の大きな励みになりますね。

•作品が売れた事。

これはクリエイターにとって一番の幸せなのではないかと思います。前述した通り、作品が売れるという事は貴方の感性を好きな人が、それを認めてくれたという事です。ましてや自分の作品に、人が価値を見出し、お金を払ってくれたとすれば、これは光栄極まりない事です。

•他のクリエイターやファンの方と繋がれた事。

クリエイター活動は、独行の道だと自分は思います。ただ自身の内面と語らい、作品を作り上げていく…孤独な作業です。時には、心の余分が邪魔して、その作業を楽しめないこともあります。そんな時、支えとなるのはクリエイター仲間やファンの存在です。自分は自分に正直でありたいので、馴れ合いは好みませんが、自分が尊敬する数少ないクリエイターと繋がることが出来たり、お互いが刺激になったり、活動を支えてくれたり、インスピレーションを与えてくれるファンの人達との出逢いは、人生においても価値のあるものと言えます。

•マーケティング戦略を練る等、クリエイティブとは違う部分を踏まえて活動に挑めたこと。

自分の作品を売るには工夫や仕組み作りが欠かせません。これは好き嫌いがハッキリ別れると思います。そもそもマーケティングなんていうものは、クリエイターがやるべき事ではないと思うクリエイターも沢山いるでしょう。故にこれはクリエイターをとても疲弊させます。ただ…物を売るという視点で見れば、かなり良い経験と勉強になる事は間違いなく、クリエィティブ云々の枠を外して、単純に物を売るという目線で見て、行動をする事で、売れなかった物が簡単に売れてしまう…それを経験した時に、意外な盲点に気付くことになるからです。

【煩わしかった事】

•周りの動きに合わせようとし過ぎた…

前述した通り、この界隈のトレンドの移り変わりは早いです。そして一定数のクリエイターは、その動きに合わせて活動展開をしていきますが、これに合わせ過ぎるのは疲弊する大きな原因となります。自分で全てをやろうとするタイプの人ほど、色々とやる事ばかりが積み重なって、時間ばかりが過ぎていきます。

自分も周りに合わせて動かなければならないような気になり、焦りに駆られた事がありますが、今では余計な情報を全てシャットアウトし、地道に自分が作ったロードマップ通りに活動を進めています。

まずは自分のやれる事をやり、出来ないことや、自分が学ぶには時間が掛かり過ぎる作業は、誰か出来る人に依頼すれば良いと思っています。

大切な事は、考え過ぎて歩みが止まってしまわないようにする事だと思います。


•NFTに貢献したい、クリエイターを応援したい系アカウントからのアプローチ…

過去にNFTに貢献したいとbioに書いてあるアカウントから、作品の宣伝の役に立ちたいとアプローチが来たことがありました…

ただ…アカウントを探ってみると、NFTを買ったこともなく、Givewayに参加してるだけでギャラリーでの作品展示や情報発信をやっている気配もなく…

あぁ…これは単純にタダでNFTを手に入れるため…Givewayに当選したいが為に書いてあるだけなんだと気持ち悪さを感じました…

そもそもお金も時間も使わずに、アーティストやNFT業界に貢献も何もあったものではないと自分は思っています。


•自分の手元にないNFTをタダで欲しいと言われた事

これはシンプルに…他の保持者にオファー出せばいいのに…と思いました…

保有者同士でのトレードやオファーも含めてNFTというテクノロジーの面白さだと思っているので、

こういう意味不明な事は、あまりしない事をお勧めします。

さて、前編後編ともにかなり突っ込んだ内容を、正直に書いてきました。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

人が語りたがらない部分や、キレイゴトを抜きに書いているので、読んでるだけで、お腹いっぱいになってしまったのではないでしょうか…?

しかし…これはあくまで僕が見てきた現実です。

この現実は、貴方の活動とマッチしない可能性もありますし、大半のクリエイターと同じように、この気持ちや絶望を味わう可能性もあることでしょう…

長くなったのでこの辺で失礼したいと思います。

さぁ、最後に貴方の胸に手を当てて聞いてみましょう。

それでもあなたはNFTクリエイターになりたいと思いますか?

貴方の答えはーーー…


終わり




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