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SC2a授業日誌#17

今日から『みんなの日本語』第15課

○漢字:「語・英」

「読」の左、漢数字の「五」、かたかなの「ロ」とパーツで書きやすい漢字。「五」の部分の三画目は突き出るが、しばらくすると引っ込んでしまう学生がいるのが気になる。「何」の三画目と四画目をつなげて書く学生も時々いる。こちらは省エネの意識が働いているのだと思う。


○て形の復習

あまり覚えていないような学生を中心に復習。「起きます」と「置きます」をうまい具合に間違えてくれたので、みんなで確認。


○「てもいいですか」

聴解タスクで表現として「何と言いますか」があったので、それを使って絵カードで確認。エアコンをつけたい場面の絵なのだが、まずは第14課で勉強した「つけてください」と学生が言ったので、「誰がするか」確認。

全てに当てはまるわけではないが「この人は暑いですから、エアコンをつけたいです」と言って、「OKですか」と許可を求めるようにして、「つけてもいいですか」と言ってもらう。

それから答え方を確認して、絵カード練習。


○「てはいけません」

こちらは学生が知っているであろう場所で、できるかできないかを聞いて、答えとして「いいえ、いけません/Vてはいけません」を確認。

例文は「ホアンキエム湖でバーベキューをしてもいいですか」というもの。さらに「釣りをしてもいいですか」「泳いでもいいですか」などと聞く。

絵カードで作り方を確認しながら質問もする。


○聴解タスク

問題2が難しかったようだ。「10時まで教室を出てはいけません」という指示に、絵は「10時15分」に教室を出ている絵。間違える学生が多かった。「辞書だけいいです」で、「だけ」を覚えていない学生もいるので、確認したほうがいい。


○ペア練習

「てもいいですか」で使えそうな動詞を貼って、3つぐらい例示する。この際の答え方は「はい(ええ)、いいですよ」か、「すみません、(理由)から」。

例としては

A:ロンさんはあしたひまですか。

B:はい、ひまです。

A:じゃ、あしたロンさんのうちへ遊びに行ってもいいですか。

B:ええ、いいですよ。

など、できるだけ会話っぽくする。

このクラスはベトナム人の先生が「いいえ、だめです」と教えていたので、それは使わないように訂正。私がよく使うこともあって、学生も使ったのかもしれないが、ストレートすぎてよくない。「~と思います」を勉強する課までまだ長い。クラスのレベルによっては表現として教えてもいいだろう。

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