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スプリンターズS 2024寸評・予想

 お久しぶりです。ちくわぶです
 秋のG1戦線が始まります。中央でお休みでもどこかで大レース。年末までそんな日々になりそうですね。
 さて、一発目は毎年悩ましい中山1200で行われるスプリンターズステークス。今年も大混戦が予想されるかなと思われますが、採点しつつ、自分の買い目を決めることができればなと思います。
 その上で、誰かのお役に立てれば嬉しいです。

採点ルール

 過去の戦績、レースぶりから一頭基準となる馬の点数を8点と定めて、そこから優劣を決められればと思います。10を超えることも稀にあるかもしれません。加えて、中山1200への適性を0〜1点で加点、騎手能力・適正で0〜1点加点します。
 その後、枠順が出てからTB含め展開を考えて、加点を-2〜2で行い、最終的な点数を出せていければと思います。(このルールで有馬までやっていきたい)

全頭考察

ナムラクレア 
 前走キーンランドカップ1番人気5着。1枠だったこともあり終始内を回っていたが、最後の直線で内らちにぶつかるアクシデントもあり、かつ外の方が伸びる馬場で伸びきれず。この一戦で評価を下げることはする必要がない。
 高松宮記念2着、昨年のスプリンターズ3着とスプリント戦線において実力安定感は他馬よりも高いものがある。中山適正はありと判断。
 鞍上が今回浜中の騎乗停止により横山武に。極端に控える形にならなければ向いてくるが、騎手リーディングなど考えると強化か。勝ち切れるかというと。
能力:8(基準) 適正:1 騎手:0.5  暫定合計9.5

ウイングレイテスト
 前走アイビスSD2着。「あのメンバーの中では」実力があることを見せつけた。函館SSはサトノレーヴには力負け。前受けできるのは今の中山には向きそうだが、それ以上にテンが早そうなのもウゴウゴ。今回G1は古馬になってから初。マイルになってからの中山が経験ないため未知数。騎手としても加点ではない。
能力:6 適正:0 騎手:0 暫定合計:6

ウインマーベル
 5月の京王杯SS以来の参戦。ぶっつけ。1400実績は非常に高いが、昨年今年と1200は全て馬券外。適正がもろに出ている。1200の早い流れだとどうしても後ろからの競馬になってしまい、得意な形にならない。力自体があるとは思うのだが・・・。松山の中山芝1200経験の乏しさ。
 とはいえ一昨年はこのコンビでスプリンターズ2着。調教がめちゃくちゃ良いとかそういうのがあれば?
能力:7 適正:0 騎手:0 暫定合計:7

エイシンスポッター
 キーンランドカップ2着。馬場の良いところを伸びてきた印象で素直に評価をあげるものでもないかなと。(あと騎手がモレイラだったのがデカすぎる)
 スプリントにおける上がり能力はメンバーでもかなり上の方でり、短期騎乗のシュタルケがいかにも穴を開けそうな雰囲気はある。能力実績では重賞も勝てていない馬なので頭というわけにはいかないが、3頭目まで考えるのなら紛れで飛んできることは考慮したい。
能力:4 適正:0 騎手:1 暫定合計:5

オオバンブルマイ
 前走キーンランドC3着。最後方から大外ぶん回しで届かずだったが、伸びは素晴らしいものがあった。海外とはいえG1馬(1500m)であることは一応加味必要か。スプリント戦初でどこまでというところであったが、差し展開になるとエイシンより鋭いことにはなりそう。だだ、より前が早くなるかつ、前TBになりそうなので追走も加味するとかなりしんどいか。
 ひっくり返すならグランアレグリア級って考えなきゃいけないのですが…。
能力:6.5 適正:0 騎手:0 暫定合計6.5

サトノレーヴ
 前走キーンランドC勝ち馬。終始荒れたところを走らされるも2着3着が外から飛んでくる中、先行して受け切った。0.3つけており素直に強い競馬ができていると思う。函館SSも同様に勝利しており、小回り大回り問わず粘り強さが魅力的。今回初G1だが、戦歴から考えるに相手関係で未知数な部分はあり、ナムラクレアよりは暫定的に低く見積もる。中山もリステッド勝ちしており、かつオーストラリア短距離実績のあるレーンが騎乗となるとかなり期待せざるを得ない一頭かと思われる。
能力:7 適正:1 騎手:1 暫定合計:9

ダノンスコーピオン
 前走セントウルステークス12着(上り33.1)。後方から外、外、直線も外に進路変更とかなり苦労している。かなり可哀想な場所ではあった。とはいえ追走に苦労している結果にも見えてくるため中京が前TBだったことを加味しても、トウシンマカオは飛んできてるよねって考えられるので評価しづらい。G1馬であり、復活してほしい気持ちはあるが。
能力:5 適正:0 騎手:0 暫定合計:5

トウシンマカオ
 前走セントウルS1着。後方追走からコーナーで外を回しながら徐々に位置を進出し直線では良い位置でスパートをかけることができた。典型的に外枠でポジションの選択権を持つことができれば強い馬で、逆に内枠だと一気にきびしくなる。
 枠次第ではあるが中山含み重賞タイトルは多く獲得しており、実績十分。
能力:7 適正:1 騎手:0 暫定合計:8

ビクダーザウィナー
 前走シャティンヴェース(香港G3)6着。映像ないので評価しづらい。今年の高松宮記念で3着、また香港のスプリントG1で優勝経験もある。テンの速さ(ロケットスタート)が印象的でハナを取り切って仕舞えば、しぶとい。
 加えて鞍上が最近の主戦である香港のリョンから、日本を知り尽くした巧者モレイラに。
 香港はスプリントからマイルが日本よりもレベルが高いとも言える環境であり、重などの特殊馬場でも、現状中山の超高速馬場でも対応してきそう。
能力:8.5 適性:0 騎手:1 暫定合計:9.5

ピューロマジック
 前走セントウルS13着。逃げて足が止まってしまった。それまで果敢に逃げて重賞も2連勝しており、意外すぎる結果となった。
 今回、横山典弘に鞍上が変わる。安田厩舎とはダノンデサイル等とのコンビで親密。厩舎コメントを見る限りだと今回逃げない手法で挑む可能性がありそう。(ビクダーザウィナーが居るし、ハナ争いとかしたらどっちも潰れる線もあるか)
 54.0キロは魅力だが、騎手傾向から厳密には加点ではない。持ちタイムは良いが、最後の急坂がこの馬にとっては疑問。
能力:7 適正:0 騎手:0 暫定合計:7

マッドクール
 前走、香港チェアマンズスプリント11着。前前走高松宮記念は重馬場の中インをかき分けて戴冠。G1馬となった。特殊馬場に恵まれた印象もあるが、昨年のスプリンターズSも2着で人気以上に能力上位と考えるべき。
 あまりにも外枠にならなければすっと鞍上の得意な先行インにつけられのでは。枠の並びが重要になる一頭。
 ここまで間隔開けたことはなく、ぶっつけ本番が良いか悪いかはわからないが。
能力:9 適正:1 騎手:1 暫定合計:11

ママコチャ
 前走セントウルS2着。高松宮以来だったが、大外枠から先行集団に取り付き、最後は差し切られたが序盤に足を使った結果であると考えられ、久々としては上々かと思う。今回鞍上が川田に戻ることもあり、昨年のスプリンターズS優勝馬である事を考えると当然に実績十分。斤量も56に戻って2連覇も十分考えられる一頭。
能力:10 適正:1 騎手:1 暫定合計:12

ムゲン
 日本初出場の香港馬。不明な点が多い。とはいえ、マッドクールが11着に沈んだチェマンズスプリントで3着、前走香港プレミアカップでは斤量52キロということもあるかと思うがカルフォルニアスパングルに先着するなど日本での人気以上にはかなり不気味な存在。
 どこまで日本競馬にアジャストするかというとこがあるが、現時点では対応可能と考える。
能力:7〜8 適正:0 騎手:0 暫定合計:7〜8

モズメイメイ
 前走セントウルS3着。枠を活かして内内で追走し粘り込み。恵まれた部分が大きいと考えられる。とはいえ近走実績をみると実力をつけてきていると思われるので枠に恵まれれば再現性はあるか。
能力:6 適正:0 騎手:0 暫定合計:6

モリノドリーム
 前走キーンランドカップ後方から追い込み4着。好走したのでは。北海道巧者の側面も。
 とはいえ相手関係が一気にきびしくなり、武器面でも他の馬の方が優れているとおもられるのでここでは厳しいか。
能力:4 適正:0 騎手:0 暫定合計:4

ルガル
 前走高松宮記念10着。それまでのG2〜オープン戦と掲示板を外さずシルクロードSで番手につけてそのまま突き抜けたので強く見えた。
 それゆえに、高松宮記念の結果は案外であったが、その後のルガルが勝ってきた相手関係の結果をみると…。ここで骨折休み明け一発で通用するかは。
能力:6 適正:0 騎手:0 暫定合計:6

レイべリング
 前走青函ステークス5着。
 素直にモリノドリームよりは力は下だと思う。
能力:3 適正:0 騎手:0 暫定合計:3

ヴェントヴォーチェ
 前走「去年の」高松宮杯8着。約一年半ぶりの参戦でいきなりここ。中山二勝の実績あり、ルメールとのコンビでも二戦二勝。持ちタイムも優れており、きちんと復活しているなら馬券から消してはいけない一頭になる。
能力:6 適正:1 騎手:1 暫定合計:8 

今回はここまで。現状としては
7点くらいまでは切れないかなと
枠でてから展開で点数加味して、
最終判断します。
後日追記します。

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