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想い人

私には一緒にいるパートナーとは別に、好きな相手がいる。
でもその人に対する好きには条件が無いんです。
一緒にいるパートナーは、居心地がいいとか私を大切にしてくれるとか頭が良いとか面白いとか、ありのままの自分でいられるとか好きと思う条件はいくらでも出てくる。

もう一人の好きな相手に対しては、条件として好きなものが思いつかないしむしろ嫌悪することや否定感や反発心みたいなものを感じることが多いんです。
本人にも、「この世で唯一嫌いな人」だと告げたこともあります。
でも好きなんです。自分でも意味が解らなくて、彼に恋い焦がれた数年間は本当に苦しみました。

何度かnoteにも書いているのですが、彼は私の闇の部分を丸写しで見せてくる鏡の存在なんです。彼に出会って、彼との間で私は何度も破壊と再生を繰り返して自分自身の闇と向き合ってきました。

そんな中で気づいたのが、彼は私に愛は無条件だということをおしえてくれる人なんだということ。

愛するのに条件がとことん無くても、毎日意識の片隅に彼は存在していて私の気持ちを揺さぶるんです。彼を嫌いだと思う、否定してしまう部分はすべて自分自身が持っているものでした。私が自分を愛せない理由にしていたものを彼が見せてくるのに、それでも彼を好きだと思うんです。

少しずつ、私自身の愛せない部分を赦して受け入れるにつれて彼に対して否定や嫌悪になっていたことへの心の反応も小さくなっていきました。

私が自分自身に対しても隠してる感情は、不思議と彼との間でしか表に出てこなかったんです。
そして見えづらい自分自身の行動に含まれる裏の気持ち(期待やコントロール)がとことん彼には通用しなくて跳ね返ってくるので、私が本当に自分がそれをしたくてやったわけではなく、状況や相手をコントロールしようとしてたことに気づかされるんです。

彼とは一時期恋人同士だった時期もあったけど、散々くっついたり離れたりを繰り返してたけど今は程いい距離間で関りを続けてます。

不思議と、私が自分で自分を大切に幸せにしていると彼からも愛情を感じるんです。そして彼になにかを求めると否定や混乱に巻き込まれるんです。
だから私は自分を幸せにする。私が私を好きでいられる人間関係や環境を自分に作っていく。

そう導いてくれた存在だと思っています。

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