男は夢を見ていた。 何もない空間にぽつんとひとり。 このままじゃいけない。男は旅に出ることにした。 歩く。歩く。歩く。 海が見えてきた。 何も考えずに歩いていたけれど、この世界に海があったとは驚き。 男は泳いでみることにした。 せっせらせっせら泳いではみたけれど、自分には体力がないことを思い出した。男は波に飲まれてしまった。 目が覚めると、7人の神様が男を覗き込んでいた。どうやら陸地まで流されたらしい。神様たちは微笑みながら話し合っている。 ひとりの神様が男の頭に手