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母は人形作家

私の母は人形作家です。
独学で生み出した創作人形作家。

私が生まれた時はすでにお人形作家として、作品展にむけて人形を作ったり、時々ギャラリーに顔を出したりしていました。

子どもの頃は周りのお母さんが『看護婦さん』『学校の先生』というイメージの湧く職業のなか、自分の母親の職業『人形作家』って何……?と不思議に思ったものです。

毎日家にいるし、布やビーズを集めて、さらに創作意欲を沸かせるために美術館やアートイベント、コンサート、動物園、水族館、そして山や海によく連れて行ってくれました。
たまに突然の沖縄旅行、ニューヨーク旅、数日キャンプやこれまた突然のお引っ越し、自由学校への転校など、母の破天荒エピソードはたくさんあるのでいつか書こうかな

そんな母を私は「この人ずっと遊んでない?これが仕事?」と疑っていました(小声)

松本昌子人形展 -往古来今(おうこらいこん)-
特別企画『松本昌子×CHIKOトークショー』無事終了しました。

5月3日〜5日までの3日間、本当にたくさんの方にご来場いただきました(1000人近く来てくださったとのこと😳)

たくさんのお客様
蓮の葉をバックにお話

ありがとうございました。
せっかくお越しいただいたのに、ちゃんとご挨拶できなかった方もたくさんいて本当に申し訳なかったです。。


娘として、自分が生まれる前のことを母親にインタビューするなんて、変な感じ!
母がどんな子どもで、どのように人形作家になっていったのか。
アフリカに飛んだ時の話、帰りのチケットもパスポートもスられて、ケニアに2年住んだ話。
やっぱりおもしろい。

好きを追求し続けるということの難しさ(本人は楽しんでる)、好きを信じ抜くということで見えて来る自分の世界おもしろさを改めて学びました。

遊んどったわけじゃないんやな。
…いや、ちゃんと遊んでもいる。
大変さや苦しさではなく、純粋な楽しさの中で人を癒す、感動させる作品を生み出してきた。

無駄を省いて遊びがなくなっていく世の中で、このような遊び心がある作品に触れられるなんて、貴重やわー。



作品展は5月29日(日)までです。
展示、かなり素敵なのでぜひ遊びに来てください。
※月曜日、火曜日は休館日です。

会場:西田美術館
(富山県中新川郡上市町郷柿沢1番地)
☎︎0764-72-4352

https://www.nishida-museum.com

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