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男前と言われて喜んでいた私が「甘えたい病」を発症した

「男前」と言って褒めて(?)もらえることが、割とよくある。

「男っぽい」と言われると、私はとても嬉しい。

「かわいい」とか「女性らしい」とか「賢い」とか言われるよりも嬉しい。「男前」と言われると、褒められたと思ってめっちゃ喜ぶ(笑)。


やっぱり社会に出てから「負けたくない!」と思ってバリバリ働いてきたから、女性であることを疎ましく感じることが多かった気がする。

女ってだけで高圧的にしてくるおじさまもいるし、セクハラされることもあるし、女性社員同士の面倒な関係作りとか、どう考えても男性より体力的に劣ることとか・・・総合すると、女って本当にめんどくさい(完全なる勘違いだったと今は分かる)。

「男の体で生まれて来たかった」って思ってた。体力もあって仕事に没頭できる集中力があって、あと低い声で冷静に話す男性はカッコいい。

私の場合は「かっこいい〜!付き合って〜!」と言うよりは、「あー私も低い声で冷静に話したいのになーちくしょー」という方面に憧れた(笑)。

どうやって女であるディスアドバンテージを埋めて、どうやって男と対等に働くか。

そんなことばっかり考えて来た8年間だった。


そんな私が、最近「甘えたい病」を発症したようだ。

はーーー、甘えたい。

低い声の男性に甘やかされてよしよしされたい。

具体的にはなんだろ?

とりあえず美味しいコーヒーを淹れて欲しい。それから外出先で「喉乾いた」って言ったら、「水買ってくるよ!」って言ってお水を買って欲しい。「これ好きでしょ?」と言ってアイスを買って来て欲しい。

・・・なんか飲食ばっかり思い浮かんでくるな(笑)。

こんなことくらいしか浮かんでこないけど、それでも頭の中にいるもう1人の自分が「きっも!」「うぜー!」「そのくらい自分でやれ!」と激しく憤慨している。

それに守って欲しいと思うけど、やっぱり頭の中の自分が「バカじゃねーの」ってプンプンしてる。

多分どっかでたくさん傷ついて諦めてきたのかもしれないなぁと、他人事のように思っている。

結論:今なら食べ物をくれる人がみんないい人に見えるかもしれない。


超理系で人の感情に鈍い彼氏は、突然ふにゃふにゃし始めた私をみて戸惑っているようだ。でももう前みたいには戻れないだろうから、諦めてもらうしかあるまいて(笑)。

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