マイナンバーカード

マイナンバーカードはかなり早くから持っているのでマイナンバーカードそのものに私は違和感も抵抗感もない。おそらく持っている人の多くは今までは私と同じ感じなのだろう。しかし、岸田政権の姿勢が今まで抵抗も違和感もなかった人たちに抵抗や違和感を持たせてしまっている。
多くのトラブルがマイナンバーカードを巡って起きている、私はこれらは導入初期としては起きてもやむを得ないものと思っているけど、総理とか大臣の起きてはいるけどいったん中止もしないでとにかく「デジタル化に向けてそのまま行く」という姿勢があまりに前面に出過ぎてかえって国民の反発を招いているような気がする。
いったん休止してあるいは中止して全面点検あるいは見直してそしてそこからまた進めるとかいうのならまだ国民の理解は得られるだろう。しかしとにかくトラブルがあっても止めずに点検だけで前に進めるということは国民にとっては怖い事である。大きなトラブルで大きな被害が出ない限り止めないというふうにも思われてじつに危ない。
マイナンバーカードと保険証のひもづけもそして今までの保険証の廃止も国民にとってどういう目に見える利益があるのかよくわからない。マイナ保険証を利用した人と従来の紙の保険証を利用した人の間でたとえば医療費の自己負担に差が出るとかいうのなら分かるけどただ医療機関とかで情報が共有されやすく治療に役立つとかだけでは分かりづらい。テレビに出ている大臣も国会で答弁している大臣も国民に上手く説明しようとする気がまるでない。おそらく自分たちもなにがいいのかよくわからないのではないかと思う。
とりあえずあらゆるものにひもづけしたとしてもそれを義務化するのはやめるべきだ。特に保険証とか銀行口座とか国民の敏感なものに義務化させようとするとますますマイナンバーカードそのものに対する不満とか不信が募るばかりである。

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