笑われてなんぼ、のスクールカウンセラー
カウンセリングの関係が深まっていくと
笑いが増えてくる、の法則があります。
昨日も相談にきた子どもたち、みんな笑ってたなぁ。
私の必死さが笑えるそうです。
笑われてなんぼです、のカウンセラー。
からだ張ってます^^
そうなのです。不登校の子どもたちや、集団に入りづらい子たちに個別や親子で会っていると、情緒がかなり混乱している時期から、少しずつ落ち着きを取り戻し、顔に精気が戻ってくるようになります。
すると、
「じゃあ、何する?」
になってきて、からだを動かしたくなるようです。
視野が広がって、興味の範囲が広がってきます。
そして笑顔が増えてきて、声を出して笑うようになる。
うれしいですね!
からだの育ちは、遊びから。
座って、悩みを話すだけになると
身体が固まって
悩みのループが始まり・・・
そこから抜け出せなくなります。
だったら、外に行こう。
空を見よう。
手のひらを太陽にかざしてみよう。
そんなシンプルな
人間としての営みこそ
土台を作ってくれる気がします。
私のカウンセリングやセラピーは
ソマティック心理学や
発達支援の療育
アートセラピーやプレイセラピー
がベースになっているので
絵を描いたり
バレーボールやバドミントンから
忍者のような修行まで
いろんなことをします。
不登校の子どもたち
教室に入れない子たちに対して、
「学校に行くことにこだわらなくていい」
と言う人が増えています。
昭和の時代と違って
無理やり教室に引っ張っていくというようなことをする人は、ほとんどいません。たまーにいると、見つけた!と逆に希少な人物に出会った感覚になるほど化石状態。。
みんな優しくなってる。
でもでも・・・
「いいよ無理しないで」
「行きたくないなら行かなくてもいいよ」
本当にそれでいいの?
じゃあ、何するの?
そこをリードしていく大人が
圧倒的に足りていないような
気がしていて
子どもの顔色をうかがって
びくびくする大人が増えています。
繊細さは
不安や恐れがベースになっているものと
愛と信頼がベースになっているものでは大きく違います。
大人の感性を、愛と信頼ベースで発揮したいものです。
そうそう。
だからもっともっと
遊ぼう!
子どもに遊んでもらおう!
と思うのです。
聴きすぎない、カウンセリング
目が凍りついていたり
からだが凍りついている場合
「悩み相談」
「聴くカウンセリング」
だけではなく
聞きすぎないことや
深掘りしない方がよい場合があります。
では何をするか?というと・・・
神経系の様子を観察すると
わかってくる「つながり方」というものがあります。
カウンセラーは
悩み相談をする人
だけでなくて
自律神経を調整できる
職人だと
私は思っていて
「じゃあ、何する?」を一緒に考えたり
つながることができる
神経の状態にしていくことが
仕事だと思っています。
カウンセラーもセラピストも
悩みを聴くというつながり方だけではなく
他のつながり方を探索しましょう、と提案なのです。
「人とつながる」
そもそも、「つながる」って?
不登校の子どもたちと
アクティビティをしていると
棒立ちになって
力加減がむずかしかったり
股関節や足首がずっとひらいたままになっていたり脱力していると思えば、上半身はカチカチになっていたり
からだの連動性がうまく働いていない
下半身の充実と上半身の軽やかさの逆転現象が起こっているようなことが観察されることが多くあります。
だから私は
「つながる」というのは
自分のからだの連動性や調和、バランスから始まるのでは?と思っているのです。
自分のからだがつながってくると
人との関係性や距離感などが
頭で勉強するわけではないのに、わかってくる。
だから、いろんな遊びの技を磨いて
オーダーメイドであそびの空間を作っていくのは
子どもが小さいうちだけではなく
思春期以降にも必要だと思います。
アクティビティは幼児期や学童期だけではなくて
アートや動きを積極的に取り入れていきたいですね!
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一般社団法人この花舎
保護者向け子育てプログラムや子ども支援者研修・育成を行なっています。
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