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「仕事じゃない!」と思えるくらい楽しむのが、私らしいはたらき方

 #私らしい という言葉が苦手な私ですが、周りから見るととても楽しそうで、「つるたらしく」働いているようです。

平日昼間から映画も見れるし、時間は自由に使えるけれど、徹夜することもあるし、会社員だった頃よりも仕事に関わる時間は圧倒的に増えています。

だけど、楽しそうに見えている……。それは、何故だろう? 自分と向き合うためにも苦手な私らしさと向き合い、「#私らしいはたらき方」を考えてみようと思います。

サラリーマン時代は私らしかった?

私にも、

「あぁ〜『スッキリ!』が始まったから出かけなきゃ……」

と、憂鬱な日々を過ごしていた頃がありました。ゴミ出しが間に合わなくて日に日にゴミ袋の山が大きくなっていく玄関を横目に、座れるか座れないかわからない電車に乗って、コンビニで栄養ドリンクを買ってから出社……って世界が、当たり前。もうそこからは抜け出さないだろうと思っていました。

その頃の「仕事」は、「もっと〇〇だったらいいのに」とか「どうして〇〇じゃダメなの?」と思い通りにならないことに、しょっちゅうイライラしていた気がします(思い通りになってもたびたび失敗したけど……笑)。

こんな状態でも、当時は「これが私らしいはたらき方」だと思って働いていました。

けれどフリーランスになった今、当時を振り返ってみれば、「私らしさ」を探しながら、私らしくなろうともがいていたようにも感じます。頑張っている私、奮闘している私、それが私らしいと思っていました。

楽しくなってきたのはいつから?

ちょっぴり寄り道しますが、ここでフリーランスになってからこれまでを振り返ってみたいと思います。

2018年からフリーランスとして働き始めましたが、最初の年は「お金大丈夫かな……」と不安で、保育園で事務員さんのバイトをしました。
夏だけの期間限定で、毎朝7時から園児たちが使うプールの掃除をするバイトです。少しずつプール掃除以外のお仕事や頼まれごとも増えて、秋になる頃には先生方や園児たちとも仲良くなってきました。これも楽しかったけれど、期間終了で退職。

2019年もちょろっとバイトを経験しています。けれど、本業とプライベートで忙しさがMAX! バイトも続けられなくなり、かなりいろんな無理をしまくった1年でした。

2020年になると、安定的に本業でお仕事をいただけるようになってきました。けれどコロナだし、仕事がなくなったらどうしよう……と、これまでと違った不安が出てきちゃって、どんな案件も「やります!」と引き受けてきた結果、むちゃくちゃ忙しくなってしまいました。

そして2021年、「お金大丈夫かな……」「仕事大丈夫かな……」の不安は薄れ、少しずつ「好き」な仕事もできるようになってきた今日この頃です。自分が楽しいと思える仕事が8割以上になってきて、続けてきた中で「苦手だ」と思っていた仕事も「楽しい」仕事に変わってきたようにも思います。

そう、ようやく #私らしいはたらき方 のスタート地点に、36歳、社会人生活13年、フリーランス3年かかって立つことができたのです。

時間かかったなぁー!!(笑)

もがきながら見つけた3つの大事なこと

まだまだ「私らしさ」はひよっこなのですが、13年という長い長い準備期間で気がついたことをお伝えしたいと思います。

今、頑張ってもがいている人の参考になれば嬉しいです。

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1.お金は大事
いくら「楽しい仕事ができればいいです!」と言い張っても、お金がなければ生活はできません。とにもかくにも、自分がひと月生活するために必要な金額を把握しておくことが大切です。

いつも「お金がない」と言っていた頃の私は、何にお金を使っているかもわかっていませんでした。例えば、ひと月暮らして行くために家賃・生活費・保険・年金や税金の支払いなどで最低20万円が必要なのに、稼ぎは10万円。それじゃ暮らしていけないのは一目瞭然ですよね! お金がないなら、バイトでもいいから自分でお金を生み出さなければいけません(もしくは貯金を崩すか)。

サラリーマンで働いていると毎月決まったお金が入ってくるから「ひと月生活するために必要な金額」にあまり意識がいきませんが、フリーランスになると毎月決まったお金は入ってきません(入ってくる人もいるけどね!)。

お金に鈍感なまま「仕事がうまくいかない」「お金がない」ってなるのは勿体なさすぎるから、なんの不安もなく仕事するためにも、お金の不安は取り除いておくのがおすすめ。知識は、一度身につけていくら使っても、無くなりませんから!

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2.自分のキャパを知る
最初のうちは「仕事を断るなんて!」と頑張ってしまうので、心・体・能力以上に働いてしまう危険があります。自分自身で「あ、今キャパオーバーしている……」と把握できればいいけれど、気がつかないうちに私自身もキャパオーバーで機能不全を起こしてしまったことが何度かありました。
こうなってしまっては、せっかく頑張った仕事も水の泡! 自分自身のキャパを知り、「そろそろ危ないな」という黄色信号を察知できるような装置を取り付けておきましょう。

黄色信号の察知装置は、とっても壊れやすいので定期的なメンテナンスが必要です。自分の黄色信号を察知しにくいなと自覚している人は、
定期イベントを開催する(家族と電話するとかでもOK、定期的なことが続かなくなったら危険信号)
客観的に自分を見てくれる第三者を見つける(マッサージ屋さんでもOK!)
とりあえずやるだけやる(かなりの賭けですw)
など、やってみるといいかも。

あとキャパシティは「これだけ」と固定されているわけではなくて、経験値が高まると広がってくるので、「やるだけやる」を繰り返していくうちに筋トレみたいに「あれ? 前よりキャパ増えてない?」なんてことにも。ただリスクが高いので、無茶しないようにっ!!

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3.好きなこと=楽しい仕事ではなくて、得意なこと=楽しい仕事
これは見つけるまで時間がかかりますが、好きなことが楽しいことではなくて、得意なことが楽しいことだと気づけると仕事の仕方が変わってきます。

例えば、珈琲が好きで、接客が得意なら、カフェオーナーに向いているけれど、いくら珈琲が好きでも人付き合いがストレスになるくらい苦手……となるとカフェオーナーになるのはちょっと難しいかもしれませんよね。経営のことは、勉強すれば身につけられるけれど、人付き合いが苦手となるとなかなか克服するのは大変……。

好きなこと=得意なこと=楽しい仕事

になれれば、最高で無敵だけど、世の中の大半が全てイコールにできている人は少ないと思います。だったら、誰よりも早く自分が得意なことを見つけてそれが楽しい仕事にできれば、よくない? と思うのです。得意な仕事が楽しくなってくれば、それがいつか好きになるかもしれないから!

恋愛でも「好きなタイプ」と「相性がいい相手」が違うように、仕事も相性がいい仕事を選ぶ方が傷つくリスクは減らせます。

あと、この「私らしいはたらきかた」に反論するわけではないけれど、自分らしさとか私らしさって、自分で決めるより周りが決めることのような気がしています。

周りからみて、楽しそう! と思われていればきっと本人も楽しいし、辛そう……と思われていればきっと本人も辛い。ようは、どんなはたらきかたをしていようと、自分が「楽しいぃ〜!」と思える仕事なら問題ないし、周りが決めた「らしさ」に囚われて「これは私らしくない」と自分で仕事の内容を変更するなんてのはちゃんちゃらおかしい。

好きになろう……と努力するのではなくて、得意なことを楽しんでやっているうちに、気がついたら好きな仕事になっていたというのが自然な流れではないでしょうか?

きっと「こんなの仕事じゃないよ〜!」と思えるくらい楽しくなってきた時に、私らしいなと自分でも思えるのだと思います。

サラリーマンも、フリーランスも、主婦も主夫も、全人類のはたらく人たちが、楽しく過ごせますように!

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