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自己紹介〜映画とわたし

はじめまして。
2022年に年が明けたのをきっかけに、言語化のアウトプットの場所が欲しいという思いからnoteを始めてみました。まずは自分について、簡単に書いてみようと思います。

自分のこれまでの人生を語るのに何かひとつキーワードを絞るとすると
それは『映画』。映画から私の人生のいろんな事が始まった気がします。
映画がなければ、今の私は無かった。

映画との出会い

私の両親は2人とも日本生まれ・日本育ちの日本人ですが、よく地上波やレンタルビデオショップでVHS(あの頃はまだDVDさえなかった…)を借りて海外の映画を見ていました。自分が普段見ている風景とは違う風景や非日常を写しだす映像に興味を惹かれ、両親が映画を観ている時は私もよく一緒になって鑑賞。そのおかげで日本とは違う文化の世界がある事は、大分早いうちに認識していたと思います。
小さいうちは「夜9時には寝る事」と言われていたのですが、金曜ロードショーをどうしても見たくて、子供部屋にあった小さいテレビで、ばれないように隠れて音量を小さくしてドキドキしながら見ていたのは、今となっては良い思い出。

一番最初に観た映画として記憶に残っているのは、「ゴーストバスターズ」。ニューヨークが舞台なのですが、この映画を観て強く「ニューヨーク」に行きたいと思うように。とはいえ、実は今日まで私はまだニューヨークには行った事がありません。(今でもまだいつか行きたいと思ってます。)でも、これがきっかけで海外へ強い興味を持つ事に。

英語に浸かった学生時代

幼い頃、私はとてもシャイでした。でも、好奇心は旺盛。
小学生低学年のある時、父親の仕事で家族で接待に招待されました。その時の客人が外国の方々で、両親は英語での接待。あの頃の自分が知っていた英単語といえば、カタカナ英語での「ハロー」と「サンキュー」くらい。大人が何を話しているのか分からないけど、むしょうに何か自分も話してみたい気持ちになっていました。シャイなのに。

そんなそわそわを見ていたのか、先方の一人が私に何かをくれました。確かどこかからのお土産だったかな?その時に「ここだ!」と思い、知っているとっても数少ない英単語のひとつ、「サンキュー!」を得意気に披露。
それだけでその場の大人達に褒められたのが、とても嬉しかったのを覚えています。同時に「もっとたくさん英語で話してみたい!」と感じ、なぜかそこから「英語で話せたらいつか好きな映画俳優さんとも話せる!」という単純思考に転じ、英語への興味が芽生えました。

私の英語への興味を見た両親は、英会話スクールに通わせてくれました。英会話はずっと「楽しい」という感情を持っていたからなのか、我ながらに上達も早かったです。

小学生の時はそれ以外にも勉強自体が好きで、無駄に成績が良かったからか、祖母に「将来は東京大学を目指したら良いわよ〜」なんて言われたことがありました。でもその時「でも東京大学で何について勉強するの?」「そもそも大学って何について勉強するところなの?」という疑問が自分の中に湧き、調べてみることに。これをきっかけに、大学では本当にいろんな分野があり、その中から選んで学べるという事を知りました。「それなら自分の好きな映画を勉強したい」と思い、映画と言っても洋画が好きだった為、小学生高学年になる頃には「将来は海外で映画を勉強する」と決め、両親もそれを応援してくれました。

中学・高校時代は大学での海外留学を目標に、必死に勉強を頑張りました。高校は特に留学に向けた勉強に特化したところへ進学した為、英語教育はとても厳しく課題も多く、徹夜をする事もしばしば。でもその頃の友人もみんな同じモチベーションを持っていた為、みんなで徹夜さえも楽しみながら一緒に過ごした事を覚えています。高校時代の友人たちとは価値観が似ているところも多く、お互い遠慮せず話し合える仲の人が多いので、私にとっては一生ものの友人達。

海外での学生生活

念願叶い、海外の大学へ映画専攻で進学することに。実際に学部が始まるのは9月でしたが、それまで留学生を対象としたコースがあるとのことで、高校を3月に卒業とほぼ同時に留学先へ渡ることに。進学先の国では18歳からお酒が飲めた為、着いた初日に同じ寮にいたフランス人やスペイン人たちに寮のパーティに誘われ、早速お酒を体験することに(笑)お酒について全く知識がなかった自分は、最初からウイスキーやウォッカなんかの結構強いお酒も物怖じすることなく飲んでいました。あの頃は多分人生で一番お酒に強かった時期だと思います。(今はもうあの調子では飲めない…)

元々早く一人暮らしをしたいという気持ちが強かった為、新しい場所での生活で色々と問題に直面しても、ホームシックになる事は全くありませんでした。(逆に親にもっと連絡しなさいと言われるくらい連絡不精だった…)新しい友人たちと出会ったり、自然が多い場所だったのでアウトドアでのアクティビティをしたり。それまで料理もまともにしたことはなかった自分は、料理が少しずつできるようになったりする変化だったり、とにかく自分自身でこなせることが増える変化を楽しんでいました。

学部が始まってからは、ディスカッションなんかはやはり最初はついていくのが大変だなと感じることも多かったです。でもやっぱり「好きなことを勉強するって楽しい!」という感情が大きかったので、辛いというよりも楽しいという感情が常に勝っていました。個人的にEssay(小論文)の課題は、出されたお題に沿った内容で自分の好きな映画だったり海外ドラマについてマニアックに語れる機会であった為、大体いつも楽しみながら取り組んでいました。

映画を勉強したことで、ただ単純に映画を楽しむのではなく、「映像」というアートそのものに興味を持つことに。大学ではグループワークで実際に映像制作をしたりする授業もあり、その中で私は「映像編集」のプロセスが特に面白いと感じることに気づきました。

映画から映像、現在のわたし

大学を卒業後、日本へ帰国。その後就活し、大学時代に自分が一番興味を持った「映像編集」の仕事に就きました。仕事自体もとても面白かったし、同僚も面白い人が多く、普段では中々見れない映像の裏側なんかも見えたりして、本当に楽しんで仕事をしていました。ただ、日本ではまだ業界の働く環境が過酷なこともあり、個人的な時間も大切にしたかった自分は、転職して今は少し違った別の業界で働いています。ただ、少し違う業界とはいえ、今の仕事も英語が必須な仕事で、映画との出会いで英語に興味を持っていたからこそ出会えた職。映画は今でも大好きで、私の人生に必要不可欠。きっと、今後の人生にも影響を与え続けてくれる大切な存在だと思っています。



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