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おうちで中華 - 白灼秋葵(広東式オクラの湯引き)

そろそろ今年の旬も終わりだが、駆け込み的にオクラを使ったお手軽中華料理をご紹介してきたい。白灼秋葵(広東式オクラの湯引き)だ。


白灼秋葵
báizhuó qiūkuí

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白灼秋葵(茹でオクラの広東式醤油だれ)

丸ごと茹でた熱々のオクラに、甘めのにんにく醤油だれをジャー!シャッキリホックリしたオクラに、にんにく風味が意外なほど合う。日本の食べ方とはまた違った、オクラの新たな魅力を発見してもらえることだろう。

油やにんにくの食欲増進効果にも注目してほしい。あれよあれよと箸が進み、山盛りに作っても、あっという間に胃袋に収まってしまうはずだ。オクラを茹でただけの料理なのに、ビールを呼ぶつまみにもなる。

オクラは中国では比較的新顔の野菜だが、最近は品書きで見かける頻度が増した。今のところ、他の食材と一緒に用いるより、単独で冷菜にしたり、今回のように茹でたりするだけの料理が多い。まだ「お客さん」扱いで、どうやって料理するのがいいのか模索されている段階なのかもしれない。

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そういった模索の成果として、この白灼秋葵は大当たりだと言っていいだろう。確実に中国のオクラファンを増やしているに違いない。

尚、今回紹介するのはにんにく醤油だれだが、白灼松柳菜(広東式おかひじきの湯引き)で紹介した生姜醤油だれでも美味しい。好みと気分で使い分けて欲しい。

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