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第1回 「丹波の赤じゃが」誕生の物語

2012.10.12
伊藤一幸
植物資源学専攻 熱帯有用植物学講座 教授

概要
第1回A-Launchは、伊藤一幸教授をお招きし、「丹波の赤じゃが」誕生の裏側にある、地域と大学の連携ついてお話を伺いました。
赤じゃがの試食をした学生からは「おいしい」という声もあり、にぎやかな会となりました。

本日(2012年7月20日)から
A Launchという新たな取り組みをスタートしました。

第1回目は
伊藤一幸先生(応用植物学講座)をお迎えし
「丹波の赤じゃが」誕生の物語を紹介していただきました。

今回は
試食用に丹波の赤じゃがを5kgほど
生産者である「真南条上営農組合」の酒井勇さんにいただきました。

それらをつまみながら
約25名の教員や学生が伊藤先生のお話しに耳を傾けました。

今日のお話は
「品種」「商品名」「ブランド化」
の3つがキーワードだったように思います。

地域が生産する農作物をブランド化して流通の流れにのせるまでには
神戸大学の一つの研究室だけでなく
付属食資源教育センター、地域連携センター、
そして授業の実施を通して
農学部全体で関わってきたといえます。

生産支援に学生を現地に送り込み(農業農村フィールド演習
地域主体の販促活動として
赤じゃがレストランを開催(農業農村プロジェクト演習)し
最終的にはトーホーや北野ホテルのレストランといった
民間企業での販売までを
神戸大学農学部全体で支援したということです。

農学研究科になぜ地域連携センターがあるのか。

それはなんといっても
様々な関係機関のやりとりを円滑にすることです。

丹波の赤じゃがは
大学のさまざまな分野を地域連携センターがとりもってうみだした
最初の商品であるといえるでしょう。

伊藤先生から
「この丹波の赤じゃががもっと神戸で流通することを願っています」
という想いが参加者に伝えられました。

また
この事業に携わった中塚先生からも
「口コミが流通を生み出す時代。みなさんの身の回りで宣伝を」
という話がありました。

ビックウェーブをつくるのは、あなたの一言かもしれませんよ!

「自らの手で新たなブランド農作物を発掘し、市場へと出す」

こうした取り組みに興味のある方は
ぜひ、地域連携センターまで遊びにきて、一声かけてくださいね。


布施未恵子

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