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Meet up! Miyako -vol.4-event report

令和4年1月15日(土)宮古市内のシネマ・デ・アエルにてMeet up! Miyako -vol.4- を開催いたしました!今回はそのイベントレポートです。

1.「Meet up! Miyako」ってなに?

このイベントは宮古市地域おこし協力隊の吉浜隊員と笹原隊員が共同で開催しているイベントです。

2人の共通点は、『20代のUターン者である』ということ。

震災以降復興の最前線に立っていた今は30代以上の大人たちに比べて、20代のためのコミュニティは少ないと感じていました。

そこで、「岩手県内でローカルプレイヤーとして活動している人をゲストにお迎えし、トークセッションを開催したら面白いのではないか?」と考え、宮古発20代限定のトークセッションイベントを開催しました!

2. vol.1 のゲストスピーカーは?

第4回目の今回はゲストスピーカーとして、秋田県横手市を拠点に狩猟家 兼 絵画作家として活動されている永沢碧衣氏にお越しいただきました。

永沢碧衣

永沢碧衣  狩猟家 絵画作家
1994年、秋田県横手市出身。
大学卒業後、「錦町ブンカイサン・風土はfoodから」
で食&ギャラリー&コワーキング&レジデンスビルの
立ち上げに関わったのち、地元の秋田に帰郷。
現在は狩猟免許を取得し、東北の山猟文化に関わりながら
作品制作を進めている。

今回は永沢さんの絵画制作の背景も含めた、「創作とローカル」について詳しく迫っていきます。

3. ファシリテーターについて

今回はなんと言ってもトークセッションイベント。
ゲストスピーカーの方からお話を引き出していただくのは、宮古市内のNPO法人みやっこベースで理事長を務める早川輝さんです。

早川輝

早川輝 
NPO法人みやっこベース理事長  (株)日々旅 取締役専務
1987年福岡県北九州市出身。震災直後にボランティアのため宮古市を訪れる。地元の高校生の力になりたいとNPO法人みやっこベースを設立。
宮古の街づくりや学生の社会参画に携わる。
妻と息子と2匹の猫と暮らしている。

第4回目にして初の県外で活躍する方をお呼びした今回。ローカルのフロントランナーとして活躍し続けるお2人の共通体験や、地域に感じる可能性をお聞きしながら、宮古の20代のコミュニティ形成のヒントを探っていきます。

4.いよいよ始まるトークセッション!!

今回は初の県外からのゲストということで、永沢さんご自身の地元でもある秋田県横手市に関する簡単なご紹介から始まりました。

秋田県の中でも特に、マタギ文化と縁深い阿仁地域に通いながら絵画制作をされています。特に山の中での営みや、自然から得られた経験を絵画に落とし込むときの思考などをお話しいただきました。

大学在学中にフィールドワークを通じて、阿仁マタギと出会うことになった永沢さんは、自然と人との境界線やその関係性から成り立つ環境についての絵画を制作されています。

永沢さんの自己紹介

生活する場所、命と対峙する場所、絵を描く場所。
宮古に住む我々とは少し違った生活スタイルで、自分の地元を見つめている永沢さんの話に、みなさん夢中になってお話を聞いていました。

ローカルの価値は「還る場所がある」こと。
宮古で生まれた我々も、移住してきた方も、自分自身の愛する街を地元として、還ることができるということは、安心して生活できるための大事な柱の一つなのかもしれません。

制作した絵画を紹介していただきながら普段の山の中での生活についてお話を伺っていくと、より明瞭に山の姿が想像できる感覚になっていきました。

参加者の両サイドにも永沢さんの制作された絵画が展示されています。

5.雄大な自然を感じたところでワークショップへ

自然の中で生活することによって得られる幸福感や、山へ狩猟に向かうときの感覚など、参加者からの質問は止みませんでした。

今回のワークショップでは、参加者から出た悩みや、疑問などを永沢さんにぶつけたり、日々のことについて質問したりしていきました。

『自分にとって「還る場所」が地元の横手』
そう永沢さんはおっしゃっていました。
『長生きしていろんなものを見たり体験したりして最後に眠りにつける場所。』として地元の価値は地域の魅力についてお話しいただきました。

6.Meet up! Miyako -vol.4- 終了!

最後はみんなで記念写真を撮りました。

盛り上がった第4回も無事に閉幕。
参加者のリピート率が高いこともあって、宮古の新しいコミュニティが発生する機運をものすごく感じています。

会場内では、岩手県内で狩猟された熊汁も振る舞われました。


7.次回の開催は?

Meet up! Miyakoは今回で終わりではなく、2ヶ月に一度開催する予定のイベントです。次回の開催予定日は6月25日(土)
コロナウイルスの猛威により前回は開催することができませんでしたが、今回は無事に開催することができそうです。

次回は、NPO法人底上げの理事長でもあり、東北芸術工科大学の専任講師でもある矢部寛明氏をゲストスピーカーにお迎えします。

宮古市内在住の20代の方はぜひお越しください。

本イベントでは、感染症対策を徹底し、2メートル以上の距離をとっている、もしくは写真撮影を無言で行う場合のみマスクを外しております。イベント会場におきましては、Co2濃度の計測や換気を徹底して行い、来場者、ゲストスピーカーともに、入場前の検温と手指消毒を行なっております。

執筆:笹原爽志

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