Meet up! Miyako -vol.4-event report
令和4年1月15日(土)宮古市内のシネマ・デ・アエルにてMeet up! Miyako -vol.4- を開催いたしました!今回はそのイベントレポートです。
1.「Meet up! Miyako」ってなに?
このイベントは宮古市地域おこし協力隊の吉浜隊員と笹原隊員が共同で開催しているイベントです。
2人の共通点は、『20代のUターン者である』ということ。
震災以降復興の最前線に立っていた今は30代以上の大人たちに比べて、20代のためのコミュニティは少ないと感じていました。
そこで、「岩手県内でローカルプレイヤーとして活動している人をゲストにお迎えし、トークセッションを開催したら面白いのではないか?」と考え、宮古発20代限定のトークセッションイベントを開催しました!
2. vol.1 のゲストスピーカーは?
第4回目の今回はゲストスピーカーとして、秋田県横手市を拠点に狩猟家 兼 絵画作家として活動されている永沢碧衣氏にお越しいただきました。
今回は永沢さんの絵画制作の背景も含めた、「創作とローカル」について詳しく迫っていきます。
3. ファシリテーターについて
今回はなんと言ってもトークセッションイベント。
ゲストスピーカーの方からお話を引き出していただくのは、宮古市内のNPO法人みやっこベースで理事長を務める早川輝さんです。
第4回目にして初の県外で活躍する方をお呼びした今回。ローカルのフロントランナーとして活躍し続けるお2人の共通体験や、地域に感じる可能性をお聞きしながら、宮古の20代のコミュニティ形成のヒントを探っていきます。
4.いよいよ始まるトークセッション!!
今回は初の県外からのゲストということで、永沢さんご自身の地元でもある秋田県横手市に関する簡単なご紹介から始まりました。
秋田県の中でも特に、マタギ文化と縁深い阿仁地域に通いながら絵画制作をされています。特に山の中での営みや、自然から得られた経験を絵画に落とし込むときの思考などをお話しいただきました。
大学在学中にフィールドワークを通じて、阿仁マタギと出会うことになった永沢さんは、自然と人との境界線やその関係性から成り立つ環境についての絵画を制作されています。
生活する場所、命と対峙する場所、絵を描く場所。
宮古に住む我々とは少し違った生活スタイルで、自分の地元を見つめている永沢さんの話に、みなさん夢中になってお話を聞いていました。
ローカルの価値は「還る場所がある」こと。
宮古で生まれた我々も、移住してきた方も、自分自身の愛する街を地元として、還ることができるということは、安心して生活できるための大事な柱の一つなのかもしれません。
制作した絵画を紹介していただきながら普段の山の中での生活についてお話を伺っていくと、より明瞭に山の姿が想像できる感覚になっていきました。
5.雄大な自然を感じたところでワークショップへ
自然の中で生活することによって得られる幸福感や、山へ狩猟に向かうときの感覚など、参加者からの質問は止みませんでした。
今回のワークショップでは、参加者から出た悩みや、疑問などを永沢さんにぶつけたり、日々のことについて質問したりしていきました。
『自分にとって「還る場所」が地元の横手』
そう永沢さんはおっしゃっていました。
『長生きしていろんなものを見たり体験したりして最後に眠りにつける場所。』として地元の価値は地域の魅力についてお話しいただきました。
6.Meet up! Miyako -vol.4- 終了!
盛り上がった第4回も無事に閉幕。
参加者のリピート率が高いこともあって、宮古の新しいコミュニティが発生する機運をものすごく感じています。
7.次回の開催は?
Meet up! Miyakoは今回で終わりではなく、2ヶ月に一度開催する予定のイベントです。次回の開催予定日は6月25日(土)。
コロナウイルスの猛威により前回は開催することができませんでしたが、今回は無事に開催することができそうです。
次回は、NPO法人底上げの理事長でもあり、東北芸術工科大学の専任講師でもある矢部寛明氏をゲストスピーカーにお迎えします。
宮古市内在住の20代の方はぜひお越しください。
執筆:笹原爽志
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